『お笑いバトルステージ』
大阪、神戸の一部地域のケーブルテレビで放送している、『爆笑!!お笑いバトルステージ』の収録に行ってきました。
以下、出演順で簡単な感想です。
マンハッタン・マンハッタン 漫才『金の斧と銀の斧』
ぎんがてつどう 漫才『金の斧と銀の斧』
まさかのトップと二番手でネタ被りでしたが、比較された分だけ力量上位の後者の方が得しました。ぎんがてつどうはM-1三回戦にも残ったことがある実力者ですが、このメンバーに入ると格の違いが、全体と比べてもありました。コント時代にも突拍子のない設定でネタしていましたが、正統派漫才にシフトしても、飛躍したボケにそういったネタの経験が活かされている。もう少し上のステージでも戦える、今年の夏秋の過ごし方次第では、M-1準決勝の目もあり得る。
火の玉アタック コント『正義の味方・波平』
コントやりたいのは分かるけど、最後に少しだけやった。特撮あるあるとか、特撮伝わらないものまねを、徹底してやり込んでいった方が、良いんじゃないだろうか?
案じる人々 漫談『すべったボケの対処法』
意図的な芸風なんだけど、どうも適当にやってる感じに見えるのが損だ。師匠は張り芸一派なのに。
亜斗務 漫談『本名が亜斗務』
下條アトムもいれば、東京には芸人さんで、本名が星飛雄馬という人がいるからなあ。ただやっぱり芸がないうちは、元気よくというのは大切ですね。今回のレベルならかなり上位と思われる。
池田・乾 漫才『コンビニのレジ』
漫才の技量レベルは、このランクだとかなり高い。あとボケとツッコミは、やはりこのぐらいキャラのメリハリがあった方が見やすい。
キャンパスボーイ西浦 コント『右手と左手のデート』
奇抜な設定のようで、実はよくあるものかなあ? もう一山意外性がないのは厳しい。
ハイブリッド ショートコント『セル』
天丼やるのなら徹底しようよ。
殿方々 コント『スカイダイビング』
素朴な感じのやり取りは面白いけど、コント形式でやるのなら、もう少し演技力を見せて欲しい。
ゲスト:デジタルケイタ コント『未来人のギャグ』
ゲスト枠、正統派漫才だった、トクトミトコナミの徳富さんがピンになって、どうなるのかなと思っていたけど、こんなシュールな男受けのキャラが、早々に固まってくるとは思いませんでした。デジタル用語を駆使したギャグと、NSC11期生という自虐が巧く機能していました。
じゃすみん 漫才『ファミレスの店員』
ここも池田・乾と同じように、ボケとツッコミのキャラのメリハリは付けていたけど、なんか漫才のために無理矢理やってるキャラ、という感じが色濃く出ていたように思う。
黄金色大侍 コント『悪魔の突起物』
押し出しが強くて面白かったけど、この手の強面キャラのピンコントって、案外多いんだよなあ。
ミステリアス 漫才『気になること』
インディーズレベルでは、キャリアの長いお二人による新コンビ。キャラがコンビで被ってる上に、あまり噛み合っている感がなかった。
トーキング 漫才『刺青』
正統派のキャラクターもあるコンビだから、中途半端にシュールなことはしなくてもいいように思う。後半のシンプルな流れになってからは、尻上がりでした。
愛のかたまり コント『幸せを普及する』
面白かったけど、テープ再生の所は、ラジカセ持参ではなくて、スタッフさんに頼めないのかな?
森プロジェクト コント『留守番電話』
R-1準決勝、ABC「あいはらコレクション」出場者、久し振りに顔出しのネタを見ました。発想力、演技力共に、このレベルでは次元が違った。あるボケでは、後ろで見ていた今回の出演者が、感嘆の声を挙げていた。