臼井儀人先生の死亡が確認、追悼していたら思い出した横山光輝先生が亡くなったときのこと

asahi.com（朝日新聞社）：「しんちゃん」作者の臼井さん、死亡確認　岩場を滑落 - 社会

登山が趣味だったのか、だからしんちゃんってあんなハイキングシーン多かったのね、黙祷。自殺じゃなかったことに、少しだけ安心してしまった自分がいるけど、突然の事故で今後にやりたいこともあったろう故人のことを考えると、事故で良かったというわけでもない。複雑な気持ちになりますわ。

「しんちゃん」１２月号まで　臼井さん、２回分既に入稿 - 47NEWS（よんななニュース）

劇場アニメのコミックかとかの仕事している人いるけど、今後はアニメのオリジナルストーリーの、コミカライズという流れになるんだろうか？アニメは多分終わらないだろうけど、双葉社どうすんだろうなあ、『クレしん』なしでやっていけるの？

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高田ミレイ

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テレビに出ているつもり - 猫を償うに猫をもってせよ

　臼井儀人らしい遺体が見つかったというニュースで、ミクシィのコミュを見たら「亡くなった方には申し訳ないけど臼井さんじゃありませんように」などという書き込みが散見されて、そんなことまで気にするかなあ、と思っていて、はっと気づいたのだ。
　こいつら、自分らが、テレビに出演している人間のつもりなのである。というか、テレビに出演する人間をまねているのである。それで、禁止用語であるかのように「看護婦って言っちゃいけない」とか思うのである。

もうこの人、相変わらず全然分かってないよなあ……。テレビ出ている人よりも意識して、そういう言葉遣いしなきゃ、いまのネットは馬鹿がいっぱい絡んでくるんですよ。ネットで物を言うためには、こんなつまんないリスクヘッジしないと、物言えなくなってるんですよ。それが分かっていないから、この人は発言すればするほど、喫煙派が不利になっているんだけど、この辺のことやっぱり全く分かっていなかったんだなあ。
はっきりいってこの人の言ってることの方が正しいけど、でも現在の状況がそういう風になってないんだから、みんな自己防衛して物言いますよ。みんな粘着されたくないし、揚げ足取る人の相手にされたくないけど、でも語りたい人だっているし、それを無視し続けることが出来ない人もいるんです。
横山光輝先生が死んだときに、ブログで追悼を書いたら、「横山光輝は寝たばこという自分の不始末で、家人を危険な目にあわせたような奴に、哀悼するのなら、○○さんにも哀悼のコメントしろよ、どっちも実際にあったこと無い知らない人なんだから」みたいな言いがかりつけられたことがあったのですが、○○さんは僕が今記憶に残っていないぐらい、僕はよく知らない同じ時期になくなった方の名前が入っていました。
でもどちらも会ったことない人かも知れないけど、自分に取っては横山先生は、幼少の頃は鉄人28号の毛布にくるまって、何年も夜を過ごしていたし、『三国志』を中心に、100冊は簡単に超える本が我が家にはある先生であり、決して会ったことのない他人でしかない存在ではありません。同じ時期に亡くなった、会ったことのない方とは違います。でもそういう風に言いがかりつけてくる奴は言うのです。「亡くなったという事実は誰も同じ」とかね、これは正論に見せかけた、完全な言いがかりなんだけど、そういうのにいちいち相手しないといけない、相手しなくても雑音として聞こえてくるだけでも、鬱陶しいから回避しているわけです。
あと今日付の別エントリーで書いた、僕のイエモンの『JAM』って歌が嫌いというのは、これと同じ事ですね。「日本人はいませんでした」と聞いて、少なくとも多くの日本人は「自分の知り合いが乗ってる可能性が無くなった（低くなった）」という風に思うと、それは倫理的に本当は良くないことかも知れないけど、そういう正直な気持ちを否定するのはどうなの？というのがある。でも例えば200人とか300人とか死んだ事故で、「あー自分の知り合いが乗ってなくて良かった」と言うことは、決して思っていても口に出さないのは、当然のことですよね。
だから僕は「日本人はいませんでした」も「亡くなった方には申し訳ないけど」という言い方も、どちらも仕方ない表現であって、殊更に風刺の対象として浮かび上げさせるのは、違うんじゃないかなと思うのでした。
先生の追悼の記事になるはずが、こんな話に流れてしまって申し訳ない、黙祷。
追記）物凄く予想していた通りの反応があって笑った。でもそういうことを気にする人が、物を言うようになった、言えるようになったというのが、いまのネットの本質なんだよなあ。というかそういう評判を気にしない人の方が、今の時代は物を言わない方が良い。貴方のおかげで、どれだけ他の喫煙派が迷惑しているか、という現在のタバコにまつわる話の流れを考えれば分かる。まあそんな事言っても、この人には伝わらないんでしょうが。