「志村けんのだいじょうぶだぁ 豪華!秋の爆笑SP」
居間で父親が爆笑してるんで、何かなと思ったら、父親がこの番組を見ていた。基本的にうちの父親は、お笑い番組が大嫌い、芸人とかも下に見ているような人で、お笑い番組の合間のCMとかの方が面白いという人なんだけど、志村けんの「ひとみ婆さん」のラーメン屋のコントを見ながら、テレビのお笑いでこんなに笑ってる所を見たことない、というぐらいに笑っていた。
その笑っていたコントは、ラーメン屋の設定で、志村のひとみ婆さんが店員、そしてダチョウ倶楽部のリーダーが、客という設定で、丼に必ず指入れて持ってくるとか、使用済みの洗った割り箸が差してあるとか、同じボケを受けるのは、全てきちんと二回してくれるし、志村さんも相手が肥後さんということもあって、一切手を抜かないでやっているのが、肥後さんが脂汗流しながら熱演しているの所からも分かりましたが、お笑いに教科書というのがあるのならば、最初の数ページに書いてあるようなボケだけで、ここまで笑いに対して斜に構えている中年男性と、いい加減お笑いに対して擦れていても不思議でないようなお笑いマニアを、何も考えずに大爆笑させる、志村けんの豪腕に感動しました。
あと小泉孝太郎と上地雄輔を相手に、トークコーナーみたいなのもあったんですが、それ見ていたら、トークの引き出し方とか、話の動かし方も取っても上手くて、別にコント以外が出来ないからやっていたんじゃなくて、コントしかする必要がなかったし、そのつもりもなかったというだけで、別にトークだろうが、パネラーだろうが、水準以上の事は軽々と出来るのに、あえてやらなかっただけというのも、しっかりと証明していました。
やれないからやらないんじゃない、やれるけどやる必要がないからやらない、格好良すぎです。
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