笑い飯と千原兄弟を復活させる方法

いやこの二組は落ちてないだろう、というか千原兄弟はいま良い感じじゃないかという人は多いと思うんですが、でも彼らが最大値の期待を受けていた頃の期待に比べれば、現状の彼らはファンを納得出来るような位置にはいないのも事実ですが、やっぱり僕はこの二組には、大御所の下でテレビお笑いの一番ベタな部分を一から叩き直させる、ということが一番言いように思うのです。
そう考えると欽ちゃんがもはや現役のお笑い人でなくなった以上、彼らを預けるべきは志村けんしかいないと思うんですよ、バカ殿にゲストではなく、レギュラーの家臣B〜E役で参加するとか、黄金伝説でバラエティ慣れしている芸人ではないタレントさんと、一ヶ月共同生活させるとか、そういう所から叩き直しても良いような気がするんですけどね、特に笑い飯は芸人さんとは違う、タレントさんの出すバラエティのノリというのを、一度徹底的に間近で見て学習した方が良いような気がするんですよね、そもそも笑い飯ってネタは基本天丼だし、そんなにバラエティが不得意ではないはずなんですよ、吉本がある時期から笑い飯に対して温室栽培をし出したので、現在不得意になっているだけの話で、志村けんとか明石家さんまの下で徹底的に鍛え直せば、僕は笑い飯は案外あっさりと再生して、テレビタレントとしてやっていけるだけのポテンシャルはあると思うんですけどねえ。
しかし志村けんと竜兵会って、いま停滞している吉本芸人に必要なものが全部あるんですよね、だから自分は才能もあるし、期待もされていたはずなのに、いま足踏みしているぞと気付いた芸人さんは、どうか志村けんの門戸を叩いて欲しい、志村けんの門を叩くのに距離があったら、まずは竜兵会から始めましょう(笑)。
よゐこの二人が、いまの路線に変わったきっかけを「アメトーク」で話していたのを思い出したんですが、「シュールコントのよゐこ」として、凄いチヤホヤされていた絶頂の頃、自分たちは凄いことをやっていると、完全に天狗になっていたときに、Wコージのゲストに呼ばれたときに、「おー君らがシュール君かあw」「会いたかったシュール君w」「シュールなことやってよ、シュール君w」って番組中に、ずっと「シュール君w」扱いされて、「あー俺たちは『シュール君w』だったんだ」と気付いて、殻が破れたという話をしていたんですけど、その話を聞いたときに思ったのは、どうして今ちゃんも東のりも、そういう扱いをジュニアや鍾にしてやらないんだと、どうして笑い飯にWボケくんと、ジュニアにカリスマくん、ナベアツにDJくんと言ってあげないんだよと、なんか今田さんとか東野さんは、事務所が違う方が遠慮無くて、良い絡みになるんですよねえ、どうして吉本内の方が遠慮しているように見えるんだろう? なんか普通は逆だろうと思うんだけど、なんか吉本ってそういう独特の磁場がありますよね、ただそれに振り回されないような、さんまさんとか、浜ちゃんとかみたいな人はもう一つ上の所で売れることが出来るんでしょうけどね。
でもそういう吉本の風潮だから、いま有吉、小島よしお、慶、鳥居みゆきとかが、いま東京の吉本系の番組で目立っているんでしょうね、吉本の常識からは明らかに逸脱しているからこそ、吉本の番組で輝ける。というかさんまさんにしても、ダウンタウンにしても、ナイナイにしても、吉本の常識から外れていたからこそ、あれだけの人たちになったというのはあると思うんですけどね、そういう吉本の常識破りみたいなことをする人が、吉本に残念ながらいなくなってしまった。