M-1グランプリ敗者復活戦感想の感想

12・23M−1グランプリ2007敗者復活戦 : ビスコンティひとりぼっち

ヘッドライトに対する「こういう静かに後からクスクスくる笑いは本当にM−1では不利だなぁ」というのは分かるんですが、大阪予選だとヘッドライトで会場ドッカンドカン沸くじゃないですか、どれだけ大阪の客はどん欲に笑おうとするんだよと、いつも敗者復活戦の東京からの映像と、大阪予選の様子を思い浮かべて比較して思う。
ナイツに関しては、見る前の期待値がこれだけ低い中で、あれだけの笑いを取っていくというのが素晴らしいの一言に尽きるけど、出てきたときの反応の悪さは、これまでの印象がよっぽど悪いんだなというのも改めて分かる(笑)。今年の初準決勝組に関しては、ナイツとオードリーに尽きるよね。

M-1グランプリ2007敗者復活者予想 : おわライター疾走

とにかく、タイムマシーン3号のウケ方が尋常じゃなかった。
M-1グランプリ2007敗者復活者予想 : おわライター疾走

テレビを通してみるとタイムマシーン3号が受けていたのはあんまり伝わらなかったけど、現場組ではここを上げる人が多かった。テレビを通していると、サンドウィッチマン、磁石、NON STYLEの方が受けていたように見えました。

藤崎マーケットラララライ体操勝山梶はムード歌謡ネタでよかったんじゃないの。なんで大して特徴のない普通の漫才をやってるんだろう。
M-1グランプリ2007敗者復活者予想 : おわライター疾走

もう全くご最もなご指摘であります。東京のライターさんからしたら、この二組がそれぞれの自分たちの一番の勝負球をここで使わない理由が分からないでしょう。大阪では藤崎マーケットが「ラララライ体操」をやらない、勝山梶が「ムーディソング」をやらないだけで評価する傾向が、baseよしもとだけでなく、大阪のお笑いファン全体にあるから、こういう場所でもそれを引きずってしまっているんですよ、以前に大阪時代のレギュラーなんかも、「あるある探検隊」以外のネタをやっているだけで、評価が上がっていた頃がありましたが、それって本当に大阪のお笑いマニアだけの見方であり、評価軸だというのを、誰か早く大阪の芸人達に教えてやって欲しい。
特徴のない普通の漫才やることが、スタイリッシュで格好良いことだという勘違いは、大阪の若手芸人の中に蔓延している。

逆に、飛び道具っぽいネタをきめて観客をきっちり盛り上げたのは、チーモンチョーチュウザ☆健康ボーイズ志ん茶髭男爵大脇里村ゼミナール
M-1グランプリ2007敗者復活者予想 : おわライター疾走

こうやって目の前のお客さんを、まずきちんと盛り上げるというお笑い芸人がやらなくてはいけない、一番当たり前の所を、大阪の審査員とかする立場の人が蔑ろにしがちになり、それが芸人さんにも伝染している部分があるというのは、やはり憂慮すべき事だと思います。師匠クラスの芸人さんは「ラララライ体操」も「ムーディソング」も評価している。

ジパング上陸作戦のスベリっぷりはハンパじゃない。このコンビは毎年審査員に優遇されすぎだと思う。どう考えても準決勝まで上がる資格がないよ。そういうことをやるから出来レースだって疑われるんだよ。
M-1グランプリ2007敗者復活者予想 : おわライター疾走

ただここは2005年の大阪で受けた準決勝で、この日の一番か二番に入れても良いぐらいの爆笑取って、僕はこの年の“麒麟枠”で上がったかと思ったぐらいでした。そういう結果を出した年にきちんと評価してあげないから、鎌鼬やプラスマイナスもそうですが、「あれで無理ならどうすればいいのか?」という思いがその後迷走してしまうんだよと強く思うわけです。だからNON STYLEは心配、しかし今年の敗者復活戦のネタを、そのまま来年のオンバトのチャンピオン大会にかければ、連覇は十中八九間違いないでしょう。

M-1グランプリ 2005 完全版 ~本命なきクリスマス決戦!“新時代の幕開け”~M-1グランプリ 2005 完全版 ~本命なきクリスマス決戦!“新時代の幕開け”~
麒麟 品川庄司 タイムマシーン3号

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