「リンカーン」

テレビ

とりあえず番組終了後にハードディスクに録画していたファイルは消しましたが（笑）、まあやっぱり予想通りに『良くも悪くも本気じゃないダウンタウンのバラエティ番組』でした（苦笑）。
浜ちゃんに来週予告で叩かれまくっていたのは、雰囲気や髪型からして、フットの岩尾さんじゃないかと思うんですがどうだろう。多分来週は見ないので、どこかのレポートで誰か確認したいと思います（笑）。
つーか、ダウンタウンは浜ちゃんより、松ちゃんのほうがお笑い力が下がっている気がするのは気のせい？ この番組に関してはダウンタウンの「ごっつええ感じ」と「ガキ使」以外の番組を色々とまぜこぜにした感じで、きっと半年後には「発明品の紹介」とか「キャッチフレーズを考える」とか「パジャマ姿で人生相談」とかもやってることでしょう。TBSのバラエティがダメなのは分かっていたことだけど、ダウンタウンがこの企画を受けてしまった判断も含めて、お笑い力の低下というのを少し感じました。
正直、木村祐一＆千原ジュニアのほうが、まだ何とかしたんじゃないかという思いが少し過ぎりましたよ、もちろんこの組み合わせじゃあゴールデンの番組にはなり得ませんが（笑）。ただ正直、ここ数年地味にお笑いの最前線の現場から分からないように逃げていた松ちゃんが、徹底的に逃げ出すきっかけにこの番組はなるような嫌な予感はしています。
こういうやってる方が一番楽しいという場、そして僕たちはその楽しい空間を見て愉しむというのは王道的なテレビバラエティの姿ではあるのですが、でもダウンタウンはそういう番組既にやっている、そういう番組は二つやるべきじゃないでしょう。

正直、言いたいこと書きたいことを全部言われてしまった感じでムッチャ悔しいです（笑）。「ダウンタウン松本は自己プロデュースができない」発言の主は新田さんんが覚えてるのは他かもしれませんが、多分、僕もやってると思います。とんねるずとの比較でウンナン内村とダウンタウン松本の自己プロデュース能力の無さを指摘した覚えあります。
正直、今後五年ぐらいかけて、松本、倉本の二人は急速に「王様は裸だ」と言われ出すというか、このままのスタンスを続けていると簡単に足場を崩される危険性があるとは、ここしばらくずっと思っています。
正直いってこの人たちにはいま「今からお送りする映像は、歴史上最高の笑いを提供しています」という前振りの上で人を笑わせるだけのものを作れるとは思えない、でも以前のようにその前振りを止めようとしないのなら、確実にこの人達は数年の内に、これまでこの人たちを熱狂的に信奉してきた人たちの手によってトドメ刺されることになるでしょう。
新田さんがしている弁護の部分(?)というのは分かるんですけど、こうならないように明石家さんまや所ジョージ、とんねるずが巧くやってきたところをリアルタイムで観ている自分としては、やっぱりダウンタウンとウッチャンナンチャンはもったいないことしたなあと思うし、この人たちが真の意味で天下取れなかったことが、実は今、若手が上が支えているのに苦労としている最大要因ではないかと最近思い始めています。
やっぱりダウンタウンとウッチャンナンチャンは“テレビの時代”のラストランナーだったのかなと、この二組に幼少期に熱狂した身として寂しい気持ちにさせられました。
とりあえずこの番組が「ロンドンハーツ」に視聴率で負けて打ち切りになったら、というか多分なるでしょうが、そうなったときにダウンタウンがいくら「TBSのスタッフのアホさ」や「（自分たちは）本気じゃなかった」と言っても、ダウンタウンがロンドンブーツ1号2号に負けたとして、ダウンタウン凋落の始まりの歴史として記されるきっかけになるんじゃないかな。
なんか21世紀に入ってから、色んな芸人が全て某“お笑い怪獣”に喰われすぎ、比較対象となって負けすぎだと思うぞ、結局ダウンタウンもウッチャンナンチャンも大ヒット番組終了後の生き方について明石家さんまに負けすぎというか、ひょうきん族終了後に結婚してお笑い芸人としてモラトリアム期間に入っていた時期も含めて、明石家さんまは巧いこと自己プロデュースしていたんだなと、感心しきりです。正直、“テレビの時代”の終盤は明石家さんまととんねるずという輝きの前には、ダウンタウンやウンナンですら霞んでしまうということだったのかと、最近マジで思い始めております。ウンナン、ダウンタウンが受け継げなかったことで、いま爆笑問題やナインティナインが素晴らしき敗戦処理をしているというのが、テレビ・バラエティ史の末期にあたる現状の説明になるんじゃないかなあ、これは後々に書こうと思ったんですが、「生ダラ」「内P」みたいな番組って、主役のタレントさんを信者的に信奉している人でないと本質的に楽しめなくて、とんねるずやウッチャンはそういう人たちの多さがこの番組を支えていた一方で、ウッチャンはその辺の計算が巧くいかなくて失敗したけど、ダウンタウンがそれに手を出すのはというか、やっぱりマズイなと改めて思いました。