『M-1グランプリ2010』大阪三回戦1日目〜藤崎マーケット、span!らが敗退

M-1GPスタッフブログ: 11月19日3回戦 京橋花月 結果

しかしもう見ないで言っちゃうけど、ミサイルマンより、span!、和牛、藤崎マーケットチキチキジョニーがダメだったって、ちょっと信じられないよなあ(和牛は後日追加合格)。

元梶原もじゃの「毎日は書きません!」: 11/19(金)M-1グランプリ2010・3回戦(大阪)

こちらの僕が信頼している観戦レポートブロガーの方の評だけでなく、Twitterなどでの観戦者のつぶやきなども読んだ感想を整理していくと、合格した中ではギャロップミサイルマン、そして不合格だった中では、さらば青春の光チキチキジョニー阿修羅に関しては、見た人によってかなり評価が分かれている感じで、審査員の好みが出たところと言えるのでしょう。しかしソラシドとミサイルマンが去年のあの敗者復活戦見ていたら、次の年も敗者復活戦に上がってくることに驚きますよ(笑)。
そういう審査員の好みで言えば、やはりspan!みたいな「王道正統派」は、M-1の予選審査員は嫌いなんだなあと思っていたら、span!がこの三回戦でやったネタが、「朝寝坊」だったと聞いて、あーそりゃダメだわと思いました。決勝経験者それも常連ならともかく、M-1的にはまだ扉を開いて貰ったこと無い芸人が、過去のM-1予選でもやったことがあるような、昔から賞レースでやっていたネタを出してきて、三回戦を通して貰えるほどM-1は甘い大会ではないし、span!はそこまでの格じゃないよ。残念だけど、これはspan!の方に非がある。虫けらさんが言うように、span!は三回戦からは今年の推しネタだった「ホストクラブ」一本で押し切るべきだった。M-1は常連に有利なこともあるけれど、決勝に行ったことがないどころか、準決勝も常連ではない芸人は、二回戦から勝負ネタで押し切ることは許されていると思う。
しかしここで藤崎マーケットが落とされたことも厳しいし、それが対して話題性がないというのは、三回戦落ち以上に厳しいことですよねえ……。
見る人の好みによって一長一短はあったようですが、さらば青春の光恋愛小説家チキチキジョニーが落ちたのは残念で、この辺の松竹勢は、よしもとの劇場で、吉本のコンクールで、吉本の色付きの作家と客に囲まれてネタをしているという面を、もう少し三回戦ぐらいまでは審査に考慮してやっても良いんじゃないでしょうかねえ。もちろんそこを常に突破してきたのが、松竹の偉大な先輩のますだおかだであり、アメリカザリガニなんですが、でもあの頃と比べて、また松竹が吉本アウェーという意味がまた変わっているんですよね、ますおかやアメザリの頃はガンバ大阪が、浦和レッズのホームに試合に行くような感覚だったけど、いまはJFL地域リーグのチームが、天皇杯でJ1チームのホームで試合をするようなものになっているんだから、そこで普段の力を出せているか、どういう化学反応を見せているかというのは、もっと見てやっても良いように思うのです。

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