子供の時の心の傷ほど一生埋まらない

「五年後に仕返しされて殺される覚悟があればいじめてもよい」という枡野浩一の短歌を現実にするような事件。

「「小中高のいじめに反撃する」自宅や勤務先に爆発物隠し持っていた作業員を逮捕 ノートには「皆殺し」  」:イザ!

いじめることのリスクというのは、いじめられっ子に教えるべきだよな。子供の頃の心の傷は、一生命を狙われるぐらいまで恨まれることもあるのだから、倫理や道徳などいくら説いたところで、いじめなど無くならない。むしろ人は自分の倫理や道徳に従って、他人を虐げることもある。特に子供にはいじめること、いじめを放置することが、どれだけ自分にとって損する可能性があるのか語った方が良い。子供には正義や道徳ではなく、利で物事を教え込むのが最も早い。
それにしても、子供の頃の心の傷なんて大したこと無いから、子供の内に酷い体験はどんどんさせて、免疫付けさせとけば良いとか、平気で言い出す論者に見せたい事件ではある。

4253058116魔太郎がくる!!―うらみはらさでおくべきか!! (1) (少年チャンピオン・コミックス)
藤子不二雄A
秋田書店 1999-11

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