上岡龍太郎の芸人論

YouTube - 上岡龍太郎 第5回 芸人論


この動画は、単に今のお笑いとかテレビをディスりたい連中にも、非常に都合良く持ち出されてしまって、それはそれで上岡師匠の真意をねじ曲げてるだろう。という思いも込めて、改めて紹介しておきます。上岡師匠の新しい物や若者も応援する姿勢といった面もありながら、こういうこだわりをしっかり言語化できた。この辺を間違えて単なる「昔は良かった、今はダメだ」という論に、この素晴らしい講義芸を落とし込まれてはたまらない。
過去と未来を繋げて、より良い実りのある、お笑い文化、演芸文化、そしてテレビ文化を成熟させたいという思いがある人たちこそが、この講義を活かしていかないといけない。
しかしこうやって、上岡龍太郎の語りを久し振りに聞くと、島田紳助がいかに「俗っぽい上岡龍太郎」というキャラクターを目指して、そこに向かっていったというのが良く分かる。話のテーマが俗なだけで、話の持っていき方とか、最近の紳助の話法はまさに上岡節そのものです。中身が全く違うから、ほとんど気付く人がいないというのも、難いところです。

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