お笑い芸人が厳しいテレビの世界で生き残るために必要なこと
「やりすぎコージー」2008年12月1日放送分:昨日の風はどんなのだっけ? - 一汁一菜絵日記帳
もしM-1が非ガチのプロモーションの大会だったら、一年目の大会はアメリカザリガニかハリガネロックが優勝していた方が、チャンピオンになることで、タレントとして必要な経験を得るチャンスを得ていたかなあ、ということは思いますね、もちろんそういう大会ではないから、結果に問題は何もないのですが、中川家とブラックマヨネーズは、吉本にプッシュして貰えてる分だけ、そういう経験を得る必要がなくなってるのが、ボディブローとして将来的に効いてきそう。
今の大阪の若手芸人に必要なのは「厳しさ」だと思う。 - 一汁一菜絵日記帳
笑い飯が出た回の「明石家電視台」については、僕も突っこんで書きましたが、鎌鼬の出た「新しい波16」については、もう少し踏み込みますけど、これキンデルダイクが出た回にも思ったのですが、この番組って「エンタの神様」とか「爆笑レッドカーペット」と違って、力不足の芸人とか、芸人がやりたいという見せ方が上手くないものを、本当に生のままで出させていますよね、その結果で芸人が大怪我しようが、傷を負おうがおかまいなしで、結果的に物凄いサバイバルの状態に、芸人を放り込んでいる。
そういう状況に、普段から「芸人を甘やかしている」ファンを前にしか、ネタしたことがない大阪芸人が出てきたら、大出血してしまうのはね当然のことなんですよね、だから大阪で劇場のファンに嫌われているような人や、劇場で不遇をかこっている人の方が、そういうアウェーで生の自分を出さないといけないという、危険な戦場でも対応することが出来るんでしょう。だからそういう芸人に対して、番組として世間に通用するように加工してから出してあげる、「エンタの神様」とかの方が、本当は芸人に優しいんですよね。
キンデルダイクや鎌鼬やヒカリゴケが、この場で大怪我しても自分たちには関係ない、そういう姿勢を番組作りで堂々と貫けるのは、やっぱりフジテレビのバラエティ作りというのは、厳しいしとは思うし、そこを生き残った連中はどんな事しても、フジテレビが売り出してくれるんだから、厳しさの中に愛はあるし、そこで戦えるために厳しい環境に芸人を追い込んでいる、それは「新しい波16」もそうだし、「明石家電視台」のさんまさんもそうですね、本当の意味での厳しさがあるから、芸人は育つことができる。
いや確かにいまのbaseよしもとや、松竹芸能の若手のピラミッドシステムとか、オーディションのあり方とかも厳しいことは厳しいんですが、厳しさの方向が内向き過ぎて、外で通用するものがなかなか育ちにくいんですよね、やっぱり実際に外で成功している人が、どうやって育ったかというのを、もっと大阪の若手芸人の養成の現場の人達は、真剣に検証してノウハウ化していくべきだと思います。
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