「鉄筋base」＆「新しい波16」2008年11月18日放送分

ジャルジャルが分かりやすく、腐女子向けのコントやっていて吹いた（笑）。これをbaseのお客さんだけに向けて、自覚的にやっているのなら凄いんだけど、多分違うんだろうなあ……、東京の番組とかではこういうネタはやらないで欲しいんだけど、いままでの流れ見ていると、そういうの気にしないで、ローテーションで出してきそう。その後のスーパーマラドーナも、まあある意味で腐女子向けのネタでした（笑）。

鉄筋base（11月11日＆11月18日放送分） - 桜色のメモ帳

モンスターエンジン、鎌鼬、ジャルジャルあたりはこの場だから受けてましたけど、雑なネタでしたね。

まあこの辺が、大阪勢がオンエアバトルに挑戦した時に、惨敗する理由になっていますよね、ジャッジペーパーも大阪勢が負けた時の敗因は、「構成が雑」とか「演技が中途半端」といったことに、ここしばらく集約されてきている。そういう足りない部分を、脳内補完することが粋だと思っている、芸人を甘やかすファンに、いつまでも寄り添っていると、どんなエライことになるのかは、次の番組で見せつけられたのですが（笑）。
その次の番組「新しい波16」が大阪勢のキンデルダイクということで、注目してみていたのですが、かなり残念なことになっていました。これは完全に晒し者で見ていて可哀想というしかなかった。ただ「新しい波16」になってから、他の東京芸人も概ねそういう感じだったんですが、ここは特に背骨の弱さを見せてしまったようで、片方の前コンビのネタとかもやっていたし、全国放送のテレビ番組でネタを四本するという、芸人基礎体力が全然出来ていませんでした。舞台とテレビは全然違うからねえ。
しかしバース、井下好井、S×L、キンデルダイクと来て、昨日の東京の放送ではジューシーズが、この番組ゲストだったようですが、来週は鎌鼬というのは本当ですか？なにこのいきなりなメジャーな人の登場は、あからさまにここまでの並びに反省をして、テコ入れ感が丸出しなんですが（笑）。というかキンデルダイクと鎌鼬は普通なら順番逆でしょうから、やっぱりもうちょっと現時点で地力あるのを選んでおこう、ということになったんですね。
キンデルダイクは初めてこんなにネタ沢山見ましたけど、「名刀長塚のネタを二人でやっている」という知り合いの評が、まさにしっくり来るネタでしたね、個人的には牧戸がツッコミやってた方が良いと思う、でもなんでスーパーマラドーナとか、学天即とか、さかなDVDとか、その辺を全部差し置いてキンデルダイクだったんだろう？
しかし東京の番組のサバイバルの残酷さの恐ろしさ、結局未完成なものでも何でもとにかくほり込んでいって、その中から素材が浮き出てくれば儲けもん、地力がなかったらそのまま沈んでください、というような出し方ですよね、現時点でのネタの面白さではなく、何か持っているかという所を、過分にネタをさせること、そしてウエンツというタレントと絡ませることが、浮き上がらせようとしている、本当に凄い残酷な仕掛けで持ってきている。「キングオブコント」は一部の芸人さんに対して、結果的に公開処刑になってしまったけど、フジテレビは自覚的に公開処刑するつもりでやってる。しかしそこで生き残った奴は、絶対にスターにしてやるという凄い場所を作っている。
そんな修羅場をいまの大阪の芸人が、耐えられるわけ無いわ（笑）。ナイナイ、よゐこ、キンコンみたいな人たちもいないし、銀シャリ、天竺鼠、そして来々週出る鎌鼬、という所になっていきそうです。

キャラ☆キングを見てふと思ったこと：アホ理系青年の主張/窓野マサミ・真非公式Blog:

ちょっと違う番組評になるんですが、ここにあるいまの大阪のバラエティとかお笑い関係について、「不毛の地になってしまった」という表現は、物凄く正しい評価だと思うのですが、これを現場の中心にいる人は、スタッフも芸人もファンも、気付いていない所が、土壌が痩せるに任せて、どんどん失われている理由じゃないでしょうか？
テレビでお笑い見ている人と、劇場とかに熱心に通っている人では、相当にいまの関西のお笑い界の現状に対して、危機感の温度差を感じています。