M-1グランプリ二回戦大阪3終了
これで今年のM-1二回戦は完全に終了、今日はbaseよしもとでしたが、先々週のbaseでの二回戦と比べても、完全にbase芸人以外にはアウェーでした。あとbaseよしもとの椅子に長時間座っていて思ったのは、baseの椅子は座るところが固いというより、背もたれが固いなと思いました。ライブハウス形式の劇場は雰囲気が出るけど、M-1の雰囲気では確かにないのかも知れないなあと思うのは、NGKスタジオの予選見過ぎたからでしょう(笑)。
先々週のbaseよしもとの二回戦初日の際は、客席からというか通路で立ち見していて、そんなにbaseよしもと特有のbase以外の芸人さんに対するアウェー感は感じなかったんですが、この日はモロに感じましたねえ(笑)。ただそんな中でも出てきたときの歓声が高かったなすなかにしは、そういう意味では一つ壁を突き破っていたんだなと思いました。
あと昨日エントリーリストに名前があったのに出なかった内、ボルトボルズは今日に振り替え、そしてソラシドは未登場で、当日も会場では解散などを心配する声が出ていました、早く公式の発表が待たれます。
以下コンビ名と、僕が勝手に付けたタイトル、◎○△×は僕の合格予想、×はダメという意味じゃなくて競馬新聞的に△より下というだけ、無印より上の評価です。感想の後の数字はいつものように5点満点私的評価です。評価点の順位と合格予想は一部リンクしていませんが、基本は3.5点より上が自分内合格ライン、もちろん例外はありですが、とりあえず自分の評価と合格予想は別基準で付けてます。
- Aブロック
雷さん(NSC 大阪) 「未来の人用の昔話を作る」
未来の人用の昔話、つまり現在の話を残そうとする。お爺さんとお婆さんが大丸百貨店に行くという内容、いちいち2006と言う。1+
デロリ庵(アマチュア) 「つわり」○ 合格
相方の子供を身ごもったと主張するボケ(男)、今年のM-1甲子園決勝進出者、去年はM-1決勝進出者は二回戦シードが与えられながら二回戦で全滅しましたが、今年は三組が三回戦に進出、前回はM-1甲子園で決勝に行けなかった子達が、三回戦に進む意地を見せましたが、今年は決勝勢が意地を見せました。僕の二回戦を見た感想では、落選した人達を含めてもこのコンビが一番面白い高校生コンビでした。3+
とろサーモン(吉本興業 大阪) 「ボイスパーカッション」○ 合格
ボイスパーカッションとスクラッチのセッション、歌の選択センス、ボケフレーズのセンス共に抜群ですが、今年押しているネタが一年通してこれだったというのはなあ、結局漫才は最初の「スカシ漫才」が熟成しだした頃が一番面白かったし、「スカシ漫才Ver2(久保田さんが逆ギレするやつ)」の方は芸人さん評価は凄い高いけど、あれは解体しすぎかなあと思っているんですよね、どうもここは候補に挙げる人もいるけど決勝という感じはしないんだよなあ。採点は休憩時間にbaseのホームの雰囲気で少し甘い自己採点だと思ったので、下方修正。4-→3+
さ〜くるらいおん(ソニーミュージックアーティスツ) 「ダメ」
身の回りのモノに対するダメ出しの歌を、シルクハット、タキシード、仮面のトリオが回りながら唄う、去年三回戦まで進出した大阪NSCの人達のネタに同じようなのあったけど、まあ誰でもある程度思い付くネタか、こっちはホットドックだしまくったりとギミック盛りだくさんでした。2
ベリー・ベリー(吉本興業 大阪) 「歌で返事する」○ 合格
合コンで喋れないから、何でも歌で返事をするという、合コン設定で歌ネタというどうしようもない手垢でべっとりネタですが、こんなに面白いんだもんなあ参ったよなあ、単独でやった一人旅のネタがこの先M-1用に短くしたバージョンで見れるかが、三回戦以降の楽しみです。ここは二年連続準決勝、来年のABC本戦出場は義務ですね。5-
天津(吉本興業 大阪) 「演技指導」○ 合格
向が木村に萌えな仕草を演技指導でさせる、やっぱり天津はこういう方向性でいくべきだと思うし、どんどん木村さんにそういう事をさせるべきだと思います(笑)。「西遊記」の設定が面白かった、是非とも向アレンジの「西遊記」をユニットコント、もしくは同人誌で発表して欲しい(笑)。4+
チュートリアル(吉本興業 大阪) 「絵本を書く」○ 合格
絵本を書くって言い出したときは、「えっ二回戦とはいえ、今さら『はてなのこうちゃん』やるの?」とビックリしたのですが(笑)、流石にそんなことはなかったのですが、ただこのコンビは旧作の「サスペンスドラマ」ってネタをアレンジして全く別のネタのようにしましたから、「はてなのこうちゃん」をリメイクしてもっと面白いものだしてくるかも知れませんが、ネタは昨日のロザンとは違う方向性で、良い意味で手抜きでした。というか徳井さんが寝起き丸出しだし、直前に練習していないの丸出しのミス連発でしたが、まあここはもう二回戦レベルなら立っているだけで充分ですか、ただ先にレポートしている人がみんな書いてるので安心して書きますが、あからさまにタイムオーバー見逃されてたよなあ(笑)、どうせ合格なんだからタイムオーバーにしてやれば良かったのに、そうしたら二年連続で二回戦タイムオーバーになったのになあ(笑)。福田さんの徳井さんが暴走しているときの表情はやっぱり良いなあ。4
ジャングルパンダ(アマチュア) 「ボウリング」
解散と復活を繰り返しているインディーズのコンビ、とりあえずまた見れて嬉しいですよ(笑)。ネタ的には昨日のNGKの基準だったら合格してたんじゃないかなあという気がしています。3-〜2+
ザ☆ヨウコ2/5(アマチュア)
ザ☆ヨウコというコントグループ5人組の内の2人だからこのコンビ名、ちなみにイー☆リャンもこのメンバーらしいです。なんでザ☆ヨウコとして出ないのかと思ったらイー☆リャンがいるからだったんですね。アームバンドOL制服というお局さんコスで、モテない女のショートコントというかなりありふれてたかな。1
つるせんねん(松竹芸能) 「中年アイドルグループからの脱退」
年寄りのアイドルグループから脱退、50代とかのアイドルグループから脱退しようとするメンバーをリーダーが止めるとか、本ネタよりも枕のKAT-TUNから赤西くんの替わりのAとして赤井英和を入れるとかの話の方が面白かった。2-
ひこーき雲(ケーエープロダクション) 「RPG」
RPGを体験する、実家に仕送りをしているモンスターを倒すとか。1
鎌鼬(吉本興業 大阪) 「愛のカタチ→ハグのやり方」 ◎ 合格
山内ワールド大炸裂、本人達は自分たちは本来コントという考えがあるかも知れないけど、今年のABCお笑い新人グランプリは、去年の「ネズミ講」のネタとこのネタがあれば、優勝も狙えるんじゃないでしょうか? コントがダメ何じゃもちろん無いですが、漫才という制約下の方が自由な発想やワールドが生きていると思う、間違いなくこの日のトップ3間違いなく前半では一番でした。今年はまだ足りないかも知れないけど、決勝は近い。5
ミルクボーイ(アマチュア) 「中田カウスボタン」 △
中田カウスのモノマネの人が延々とカウス師匠で、カウスボタンのネタを始めて、その気がない相方をボタンさんに仕立てようとしていく、これは凄かった合格させて欲しかったなあ、というか昨日はカウス師匠は袖でずっと見ていたらしいですが、ここも見て欲しかったし、やっぱりせんたくばさみは、M-1でこいし師匠をやるべきだと思った(笑)。3+
土佐駒(アマチュア) 「もてる仕草、遺書、タバコetc」
他の人のレポート見ても、要約タイトルがみんなバラバラ(苦笑)、そのぐらい話題が散らかりすぎていました。相方の脇が臭いとかいう話もしてたか? 1+
座長・社長(吉本興業 大阪) 「ポン太さんの女性へのアピール」△ 合格
もう誰かは説明しなくて良いよね?(笑) グダグダだけど漫才なってるのが凄い、でも竹山崎とかに文句言う人は、ここにもきちんと文句付けろよと言いたいです。まあ僕は面白いし会場盛り上がるからアリだと思いますが、どうせどっちも三回戦までなんだし、出てこられるだけありがたい。今年の予選で始めてタイムオーバー見た(笑)。3
span!(吉本興業 大阪) 「街中で顔を差される」○ 合格
漫才巧くなってるなあ、キングコングみたいという評価が取れれば、意外とあっさりいけるんじやないかという気がしてきた、一時期厳しかったけどね、「コンビに当たりも外れもない」はキラーフレーズ。4
ミサイルマン(吉本興業 大阪) 「身体を改造する」△ 合格
去年からずっとやってるけど、あんまりテレビ的でないネタを二回戦とはいえ、テレビ局がやってる賞レースではやらない方が良いと思います。3+
- Bブロック
昭和ハラキリボーイズ(水野夏樹ファンクラブ) 「ハラキリ劇場」○ 合格
タイトルは無茶苦茶ですけど、いやもうこんな風に付けるしかないでしょう?(笑)マシンガンズとガリガリガリクソンの夢のユニットというか、今後もこれでやっていきそうなんで楽しみです。本人達は落ちたと思って、舞台終わった後で平松さんと坂本さんは飲みに行ってたらしいですが、合格して良かったですねえ。是非とも準決勝にいってください。4+
概念(アマチュア) 「卓球→電気スタンド」
卓球を教えていくうちに、教えている人の手が電気スタンドに見えてきて……、強引な展開も巧かった、もっと狂気性を含んでいたらいけてたかも知れない。あのオチはスマートだしメタな笑いになっていて好き。2+→3-
なすなかにし(松竹芸能) 「ゴリラの恩返し」○ 合格
スポニチの記事でも取り上げられた、名実共にM-1における松竹のエース登場にお客さんも盛り上がり、良い雰囲気でネタしていました。「テトラミンジャウト」と「ロボット」のネタで久しぶりの松竹勢の決勝進出を期待したい。4-
ビッキーズ(吉本興業 大阪) 「悪徳キャッチセールス」○ 合格
飴とハッピとビキビキは健在でした、凄く面白かったけど、「飴とハッピとビキビキやってる限り、ビッキーズの決勝はない」という意見も改めてよく分かったなあ、10年目ラストチャンス枠というのがあるのなら、ロザンやりあるキッズの方がやっぱり可能性ありそう。4-
ケマル(アマチュア) 「ヒーロー」
ヒーローの決めポーズとか、この設定も合コンとかと同じく、いろんな人がやりすぎてる設定ですね。2-
Vスライダー(アマチュア) 「ジェスチャークイズ」
同じブロックでネタ被りましたね、ただこっちのほうがオリジナリティはあったけど、お客さんがついて行けてなかった。1回戦の時に受けていた「大正デモクラシーのマネ」があまり受けず、そのままズルズルといってしまった。このボケはこの後ずっとこういうのでやりますよというお知らせでもあるから、最初のボケで受けないと挽回がキツイのが辛いところです。1
ナイトラン(アマチュア) 「相方へのビデオレター」
死んだ後に相方へのビデオをビデオレターで残す、コントをそのまま漫才にしただけじゃなあ、コントの時に良かった設定やボケが無くなって、替わりとなるものが追加されていなかったのではしんどい、不謹慎なネタを消すにしても、きちんと替わりとなるものを入れて欲しい。初見のお客さんでもコントを漫才に無理矢理してるなというのは、ある程度分かるんだから、審査員はもっと分かってると思うから、コントを漫才に作り替えるときは、きちんと漫才にする時に省いたものの替わりに、新しいものを入れて欲しい。2
チング(吉本興業 福岡) 「日本と韓国の違い」
島田洋七の弟子、韓国で漫才やってたらしいですが、本当に韓国に住んでたの?って思うぐらい韓国の文化紹介とかの部分が浅かった、二回戦のレポ中にこれは言わないでおこうと思っていたけど、これを二回戦に残したのは少しヒドイ。1-
ハム(吉本興業 大阪) 「ナンパ」 合格
プレステージ合格してから見るの初めてでしたが、最近飽きられ始めているというは聞いていたんですが、確かにそんな感じはしたかも知れないけど、審査員さんはまだ飽きていなくて良かった。オチのCMネタが強烈だった、いまさら“晩餐館”のCMネタやられるのは意表付いたよ(笑)。2+
伊賀・平山(吉本興業 大阪 新喜劇) 「仮面ライダー」 合格
漫才というか殺陣ショー、去年と同じ事するんならわざわざ出なくても良いんじゃないかと思うんですが、去年よりは面白くなってましたけどね、二回戦だとまだ良いんですが、三回戦に混ざるとしんどいというのが去年の感想、ちょっとM-1・R-1って吉本新喜劇勢に審査甘すぎるよな、準決勝まではほとんど残さないとはいえ。2+
ここで一旦休憩はいりました。
- Cブロック
バウンドライン(アマチュア) 「警察の取り調べ」
子供の頃から憧れてるからやりたいといって漫才コントに行く流れ。1+
アルトバイエルン(アマチュア) 「医者」
医者をバイトでやってたけどクビになったという話、バイトでやってたというのがコント中の設定に使われずはもったいなかったけど、やっぱり外人さんが被ったのがキツかったよなあ、似たようなボケでの外人キャラの使い方だったし、ドイツ人の大学で漫才の研究をしている留学生と、元吉本芸人さんのコンビらしいです。しかし今年は片方が外人さんというコンビ、えらい数いますね。2
野球家族(アマチュア) 「演技力」△
すごい受けていたし、ネタ的にもM-1で好まれるものだったと思うんですが、どうもコントであまりにも芝居に入り込みすぎるようなネタは、嫌われる傾向があるような気がします、もはや漫才ではないという判断される線はありそう。3+
六道団(アマチュア) 「ヤクザ漫才」
若い子の言葉を使ってヤクザが漫才をするというネタ、良かっただけに親分役の人がネタ飛ばしてしまったのが残念、一回戦でも面白かったらしいので、ネタ飛ばしていないところで判断する限り、ネタ飛ばしていなかったら合格していた可能性あったと思う、もったいない。3-
三振喜劇ブルース(吉本興業 大阪 新喜劇) 「結婚式」△
新喜劇の三人組、元トレイントレインの吉田裕さんがいるトリオですが、やっぱり元々漫才やってた人がいるとネタの作り込みが全然違うなと思いました。三回戦に新喜劇勢から一組上げなくちゃダメなんだったら、こっちだろうと思ったんですけどね。3-
ゼミナールキッチン(吉本興業 大阪) 「彼女を引き止める」○ 合格
マイクから離れて舞台の端から端への展開、ホームの劇場の利を巧く活かしていました。三回戦以降に勝負ネタを残しているのがアリアリという様子だったので楽しみです。3+
さかなDVD(アマチュア) 「しりとり」△
インディーズ勢から準決勝にという期待大きかったんですが、ネタ選択ミスったなあ、M-1を意識したのか分かんないんですが、ここも演技に入りすぎて笑いどころが少なかった、あといま振り返って思ったけど、野球家族とさかなDVDは審査員に似た印象与えてしまったような気もします。3
☆ciao☆(アマチュア) 「2回言う漫才」△
ボケの人が延々と同じ事を二回言う、二回言うボケは当然四回言う、いや正直ここが落ちるとは思わなかった。全部終わって審査発表までの間に知り合いにメールで「☆Ciao☆はボーダーラインより上、野球家族はボーダーライン上、さかなDVDはやや下かも」とメールしたんだけど、全部落ちるとは思わなかった。いや今年は少なくとも三回戦までは行けたと思ってただけに残念です。落ちた理由もよく分からない間延びした部分があったと言われればあったけどねえ……。3+
恋愛小説家(松竹芸能) 「詐欺を告白」△
全組終了から審査発表までの間の時間に、「恋愛小説家は準決勝行くよ」と友人に豪語したんですよ、そしたら落ちてるんだもんなあ、このブロック少し審査員シビア過ぎたかも、やっぱり休憩明けのCブロックは不利だ。ただこの人達は普段コントしかしてない人達だから、僕たちには分からない技術的な面が審査員は引っかかったのかも知れないんですが、多分この人達はbaseよしもとのお客さん好みのネタを普段していると思うので、ビーサンとかサライヴでコントやってるようなコンビが好きな人達は、恋愛小説家の舞台を見に角座いってみて欲しいです。おそらく鯉女房とか宇宙ネズミとか好きだった人は気に入ると思いますよ。3+
キッチン(吉本興業 大阪) 「アイドル風にボケる→舞台女優風にボケる」
ネタと関係ないけど、女性漫才コンビのお揃い衣装でやってる人達多いけど、それぞれのキャラの個性出せないから、あんまりオススメ出来ない。また体型が大きく違ったりすると衣装の種類も限定されません? 2
かんばさかい(NSC 大阪) 「落語の小咄をやってみる」
ちょっとハードルの高いネタだったかな? 1
プリモラッツカーボン(アマチュア) 「卓球」
クロアチアのプリモラッツ選手のモノマネを延々とやっていました。細かすぎて伝わらないモノマネ系のネタですね、ちなみにプリモラッツカーボンとはこれの事です。1+
ザビエル(宝映テレビプロダクション) 「熱血教師と不良生徒」
進路相談ネタ。1+
Dr.ハインリッヒ(吉本興業 大阪) 「ミイラが気になる」△ 合格
ダイコンで足を長く見せるね、指問題とか色々と面白かったけど、「いつだって後付、それが学者」というフレーズ最高、いやでも間違いなくこの人達のネタって、学者とかが後付で色々と言いたくなるネタでしょうね(笑)。3+
スプモーニ(吉本興業 大阪) 「赤鼻のトナカイがムカツク」
今年ラストチャンスでしたっけ? でもM-1とかそんなに出る必要性無いですよね、なにわ突撃隊が終わった頃には、良い感じで大阪のオバチャンタレントになってそう。1
- Dブロック
チョップスティックス(アマチュア) 「駅のマナーの悪い客を注意」
携帯を注意したら車内じゃなくてホームだったとか。1-
オズ((株)コミカルコーポレーション) 「マジック漫才」
修学旅行のネタでしたが、しかしマジック漫才と書いた方がしっくり来ますね、あんまりでも聞かない団体だと思ったら、東京の会社でした。仕事のついでだったのか、大阪で試してみたかったのか気になります。2+
テンプライダー(NSC 大阪) 「虫の恩返し」
世の中には殺して良い虫とアカン虫があるとか。1-
レレレとラララ(ごろっぴあ) 「森のくまさん」
一回戦のつづきをやるのかなと思ったらそんなことはなく、一回戦と比べて持ち時間が長い分だけ少し続いて、「つづく」で終わりました(笑)。空気作っていたけど、一回戦の時の方が時と空間を呪術的に支配出来ていたけど、今回はそう感じなかったのはなんか部分的にコントっぽいというか、ある程度ネタって雰囲気になってたのがマイナスだったような、一回戦の時は採点不能だと思ったけど、今回は採点できる常識に少しかかっていたのが残念でした。1-
雷電為右衛門(吉本興業 福岡) 「ガソリンスタンド」
福岡吉本のピン芸人9人ユニット、思いついたことを実行すればいいとは限らないというか、本人達のテンション的にもやってみて面白いのは一回だけ何じゃないかなあ(笑)。舞台上で男女一組がとんでもない事になっていましたが、やっぱりああいうネタはあれぐらいと思いながらも、例えばキャバレーナイトで想像したら絶対に引くだけだなと思ったら、やっぱりダメだと思いました(笑)。1+
ザ・ニートジェネレーション(アマチュア) 「女子高生の告白」×
ジャンみやがわ氏とぴっかり高木氏によるユニット、始めの挨拶の「どうも負け組です」が素晴らしい(笑)。たけしさんのマネもしっかり入れていましたが、ぴっかりさんのセーラー服が目に焼き付いて離れない……、最後はもちろんパンツ被ってました。3
タナからイケダ(アマチュア) 「六甲颪漫才」○ 合格
「六甲颪」を唄っていたら、どんどん歌が変わっていて最後はとんでもない事に、ラストは圧巻でした。baseよしもとに復帰するのは時間の問題でしょう。4
Wインパクト(アマチュア) 「ハゲる心配」
ファンダンゴの29時間テレビでbaseよしもとにNSC生集めたときに、ランディーズにいじられていた人です。二人ともネタ飛ばしていました。今年は東西でNSC生が二回戦で消えたらしいですが、大阪だけで見ても昨年のように個性だけで突出していた人達が、今年は少なかったように思います。特に一回戦は型にはまっている人が非常に多かった。1-
男と女(吉本興業 大阪) 「クリスマスイヴ」◎ 合格
前半の一番が鎌鼬なら、後半は男と女が一番、いやこの日の一番だったんじゃないかな? もうとにかくやること出してくる事すべてが受けていて、完全に掴んでいました。ここまでの会場全体を巻き込んだ空気を作った漫才は、そんなに見れるもんじゃないと思います、いやとにかく素晴らしかった。5-
千鳥(吉本興業 大阪) 「ホテルに怖いのが出る」○ 合格
テレビでもやっているネタですね、ここまでアジアン、笑い飯、麒麟、チュートリアルと見てきましたが、同列に並べて「さすがファイナリスト」って感じはなかったなあ。4
Dream チームABC(アマチュア) 「80年代オタクコント」
2分だけとあんなに面白かったのに、3分だとどうしてこんなに長い辛いという印象になるんだろう、まあこの辺が完全素人だからこその不安定さなんでしょうが、いやでもこういう不思議な空気出せる人達は貴重だから、また来年も出て欲しいし、アマチュア大会とかたまに出て欲しいです(笑)。でも80年代のディティールは微妙に不徹底だったのはどうかと思う(笑)。採点不能
ハレンチトースト(吉本興業 大阪) 「にらめっこ」○ 合格
見ていたときは、男と女と鎌鼬とともに今日のベスト3だと思いましたが、時間が経つと印象が薄いのも確か、でも吉本になっている人、アマチュアになっている人をあわせて、実質的にインディーズで現在やっている人達の中では、一番準決勝に手が届いている人達だと思います。4-〜4+
ザ・プラン9(吉本興業 大阪) 「学校」○ 合格
「席替え→渾名をクジ引きで決める→朝礼」と、これも結構テレビ収録があるライブでやってるネタのコンポですね、ここも二回戦どころか三回戦でも平気で流してくるから、あんまり振り返っても仕方ない感じですが、昨日のレポで「手遊び系のネタはあんまり好きじゃない」と書きましたが、三人以上の人達の組体操系のネタもあんまり自分は好きじゃないというのが分かりました(笑)。3
結果と感想
合格は82組中25組、次の通りになりました。
デロリ庵(アマチュア)
伊賀・平山(吉本興業 大阪 新喜劇)
ベリー・ベリー(吉本興業 大阪)
天津(吉本興業 大阪)
チュートリアル(吉本興業 大阪)
鎌鼬(吉本興業 大阪)
座長・社長(吉本興業 大阪)
span!(吉本興業 大阪)
ミサイルマン(吉本興業 大阪)
昭和ハラキリボーイズ(水野夏樹ファンクラブ)
なすなかにし(松竹芸能)
ビッキーズ(吉本興業 大阪)
プラスマイナス(吉本興業 大阪)
とろサーモン(吉本興業 大阪)
ハム(吉本興業 大阪)
ダイアン(吉本興業 大阪)
ゼミナールキッチン (吉本興業 大阪)
四次元ナイフ(吉本興業 東京)
Dr.ハインリッヒ(吉本興業 大阪)
タナからイケダ(アマチュア)
男と女(吉本興業 大阪)
千鳥(吉本興業 大阪)
ハレンチトースト(吉本興業 大阪)
ボルトボルズ(松竹芸能)
ザ・プラン9(吉本興業 大阪)
オートバックスM-1グランプリ2006公式サイト - 予選結果速報
昨日とは一転して名前のある人達はほぼ全てが順当に合格した一方で、アマチュア登録の人達にかなり厳しい審査となりましたが、改めて大阪予選振り返ってみると初日のbaseよしもとがアマチュア合格4組、二日目の無限大ホールの時はアマチュア合格13組、そしてこの日が2組*1、アマチュアで出ていたもM-1予選が始まった後に、baseよしもとのオーディション合格した人や、実質的に吉本所属の人達も含まれてはいますが、baseよしもとでやった時はアマチュアにかなり厳しい審査になって、無限大ホールではアマチュアがかなり合格していたというのは、やっぱり審査員さんも会場の雰囲気で審査が変わるということを現しているんだなと改めて思いました。ちょっとでもこのアマチュア合格者数の違いは極端に出すぎな気がしますが、せめて今日は☆ciao☆と野球家族は合格で良かったと思うんだけどなあ、あとリアルタイムの採点と予想は高くないけど概念も良かったと思います。
しかし初日のNON STYLE、カルパチーノ、勝山梶、二日目の笑い飯、麒麟、アジアン、田中上阪に感じたほどの期待感を持たせる人達は、この日はいなかったというのが正直な感想かも知れない、三回戦以降で今日良かった鎌鼬、男と女がどんな爆発してくれるかが楽しみですが、それなら二回戦を流し気味で戦ったロザン、チュートリアルの方が期待は大きい。
一応今日も○付けた人で不合格はなしだけど、☆ciao☆とか恋愛小説家とか野球家族といった、自分の中で評価が高かった人が落ちたので予想が的中という感じはあんまり無いです。○に近い△だったし。今からでも追加合格でないかなあと思います。
余談としては帰り道に色んな出演者とすれ違ったり、囲まれているのを見ながら帰ったんですが、ある男の人がbaseから出てきて、最初誰か分からなかったんですが、結構男前だなあと思ってよく見たら、中田なおきでした(笑)。舞台から降りて素の表情だと結構いい男ですね、なんか身のこなしもオシャレな感じで、少しビックリした(笑)。
- 過去記事:M-1グランプリ二回戦大阪2終了(2006年11月11日)
- 過去記事:大会日程・結果2回戦・大阪1 baseよしもと 2006/10/29 : M-1グランプリ2006(2006年10月29日)
- 関連:昨日のM-1結果 : はてな出張版すいか日記
- 関連:M-1グランプリ2006 二回戦(大阪) : e x t r a
- 関連:□061112 『M-1グランプリ2006 2回戦大阪』 in baseよしもと : とりめし御膳
- 関連:M-1 2回戦(11/12・大阪)合格者発表 : タコ息子のBlogでなぐり書き
- 関連:「M−1グランプリ2006」 2回戦 大阪大会 3日目 : ししゃもショータイム