11/10(土) 2回戦・大阪 ABCホール : 大会日程・結果 - M-1GP2007公式サイト
今年から大阪2回戦はABCホールになって、アクセスは僕が住んでいるところからだと少し不便になったけど、フカフカで広い椅子で見られるというのは有り難いです。baseよしもとやNGKホールにアホみたいに詰め込んだ中で見ることは、もう無くなったというだけでも一安心です。途中で抜けなくては行けないことが決まっているので、退出後のネタの感想はファンダンゴの放送後に付け足します。基本的に生で見た所に関しては、生で見た印象のみ書いておいてから、付け足したいことは追記する方針で行きます。
生で見てきたので久しぶりに採点付きで、5点満点、+-補正付き、基本的に自分の中では3+〜3の間が合否ボーダーライン評価です。基本的に絶対評価ではなく、この中での比較採点です。
しかしR-1は東京の方が予選のレベル高いけど、M-1は大阪の方が遙かに高いなんてことは、完全に関西人の妄想だったなあと実感させられましたね、だってテレビで見るのと生で見るのなら、何だかんだ言っても生の方がこのレベルのお笑いだと面白く見えて当たり前なのに、東京の合格者の方がレベル高いと思ってしまいました。
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さるつかい(アマチュア)「朝の支度」合格
去年も三回戦あたりでトップ出番だったような、「公立がダメでも、私立がある」に到るまでの畳み掛けとか、「おかんを攻める」の下りは外さないなあ、ここは知り合いの作家さんも語っていましたが、本当に良い味が出てくるのは、中堅になってからだと思うので、それまで何とか我慢して続けて欲しいです。合格はトップ出番を暖めたこともあり、納得です。3
コーンスターチ(NSC 大阪)「格闘技の選手入場」
ファッションショーとか格闘技の選手入場とかにあわせて、入場の紹介やナレーションという設定は、そろそろ多用されすぎて見る側のハードルが上がってきていると思う。2+
勝山梶(吉本興業 大阪)「刑事ドラマのワンシーンで一言」合格
今年やたらと多い「刑事ドラマをやってみる」というネタですが、流石に勝山梶は「人が打たれたシーンで、エキストラの一言」でボケるという捻りが入っていましたが、複雑な設定の説明に時間がかかっていました。漫才アワードの時は「やっぱりコンビだなあ」と思いましたが、比較的新しいネタだからというのもあるんでしょうが、何か違和感がありました。勝山梶の知名度がなかったら、ここまで受けなかったような気もする。なんかM-1以降、こういうコンクール、賞レースの漫才では、後半畳み掛けなくてはいけないという強迫観念に、若手の漫才師が囚われているような気も改めてしました。3+
漫才ゲリラ(吉本興業 大阪)「ファンが増えたら大変」
登場時の歓声は「漫才ゲリラのファン」だったのか、それとも漫ゲリを知らない人たちが「四人も出てきた」ということに対するものだったのか、イマイチよく分かりませんでした。漫才アワードの一次予選とかNHKの新人演芸大賞の予選でも見たんですが、最近挑戦していた変則的な設定のネタではなく、かなりシンプルなベタなネタで、漫ゲリらしさを出して必勝を喫していたように思うのですが、物凄く良かったとは僕は思わないんですが、ただ47組合格なら通過させても良い水準のことはしていたと思うんですけどね、吉本所属にも関わらず、ほぼ1/2が受かる中に入れられなかったのは、スケープゴートにされた? という印象にもなりました。少なくともbaseよしもと所属の芸人さんで、ここより受けていなかったコンビで合格していたコンビは何組もいた。ただ三人以上コンビで人文字でボケるというのは、お腹いっぱいだよという批判が出るのは、仕方ないとも思いますが。3-
ザ☆ヨウコ2/5(アマチュア) 「テニスクラブ」
まあ完全にコントでした。ネタの内容はかなりな下ネタで、笑ってるの男だけでした。この人たちはイー☆リャンともう一人で「ザ☆ヨウコ」というコント集団をやっているらしいですが、この二人にイー☆リャンが加わって、どんなコントしているのだろう? それが一番気になります。3-
マントル36(アマチュア)「学生時代モテたかった」
単純に「モテたい」というのではなく、学生時代に「モテたかった」という妄想というのは、捻っていると言えば捻っているけど、この辺の設定はもう手垢が付きすぎている。ちなみに純粋なアマチュアではなく、NSC卒業生。1+
マーヴェラス(アマチュア)「プロ野球のヒーローインタビュー」
トリオ漫才、途中からボケの一人が藤波のモノマネになってからコントイン、インタビュアーと藤波と通訳という設定で、かなり笑いを取っていて、僕は好きだったけど、話題がかなりあっちこっち行っていたので、審査員的には微妙かなとは思いましたので、不合格も仕方ないところでしょうか。4-
追記)あと僕は素人かな? と思っていたけど、NSC卒業の人たちだったようで、テレビ放送のを見たら、確かに基礎が出来ている人が、ワザとそういう空気でやっているのが伺えた。4-は高過ぎ、3-ぐらいで本来いい。しかし後ろの方にいた小さい女の子の声、テレビのマイクもバッチリ拾ってるなあ(笑)。
ギャロップ(吉本興業 大阪)「映画のCM→刑事モノの銃撃シーン」合格
「みんな生えすぎちゃう」のツカミはいつもながら強い、いか決勝の舞台でこのツカミを聞きたい。後半の設定は今年漫才師に大人気の「刑事ドラマのワンシーン」でしたが、前半の「映画のCM」の方がレベル高かった、出来たらあっちだけで三分ぐらいは押し切って欲しいけど、今日の上位五組といっても良いと思います。4+
はだか電球(アマチュア)「元気な若い年寄りと介護士」合格
はだか電球に関しては、出始めの頃から知っている人たちの期待が、自分も含めて高すぎるから、どうしてもハードルが上がりすぎているのが、彼らの不運だとは思うけど、何とか乗り越えて欲しいですよね、そのぐらいのポテンシャルはあるとみんな思ってるから、そんな風にハードル挙げるんですから、後藤くんの老人キャラは巧い。3-
ザ・ツタンカーメンズ(アマチュア)「ショートコント・矢追純一の番組に出てくる宇宙人」合格
僕が見た一回戦の中で一番受けていたのがここだったんですが、正直序盤はそんなに大したことがなくて、劇場の広さに負けている感じで、「baseよしもと位の劇場サイズがこのネタ伝わる限界なのかな?」なんて思っていたのですが、安西先生の下りで爆発してから、もうとにかく三分同じギャグで押し切った強さが、後半の一分間で一気に爆発しました。ショートコント系のコンビは必ず一組は毎年通りますし、日刊ナンセンスが解散、藤崎マーケットも「ラララライ体操」は今年やってこないみたいなので、準決勝や敗者復活戦登場の期待も込めたいです。3
追記)ファンダンゴの放送では、ここから盛り上がってきたという所がカットされていて残念でした。三回戦の放送に期待したいです。
ダブルダッチ(松竹芸能)「甘えてくる女の子」
面白いことは面白いんですが、コンビ歴はそれほど無くても、個々のキャリアがある人たちって、M-1で若手の中に混じってみると、ダブルダッチに限らず、どうしても少し古いなと思わせてしまうものがある。今さらコンクールという感じがしないのも確かで、M-1みたいなコンビ限定のものはともかく、ピンでも出れるような大会は今後は西井さんが、コアファイター西井としてピンで出た方が、まだ良いかも知れない。指を使うというネタなら、東京のノンスモーキンの方が面白かった。2-
ダ・ヴィンチ(吉本興業 大阪)「バンドになる」合格
歌ネタが、短い間隔でダイアンと被っていたけど、ダ・ヴィンチのオリジナルテーマソングを作る下りは、ボケで唄っている方が自分のことをよく唄って、相方のパートで落とすという、かなりありふれた設定でした。前半の受け方からかなりファンの人も来ていた感じだったのに、後半結構尻つぼみだったのでヤバイかなと思っていました。3+
京都小町(アマチュア)「アルバイトの面接」
NSC卒業生、M-1とかコンテストなどで、審査委員長みたいな人が審査コメントで「コンパをしたい、店員がしたい、なんてネタをすることが、本当におまえ達が芸人になってやりたいこと、お客さんに伝えたいことなのか」と説教しても、これだけこの手のネタが続くのは、やっぱり現場の教官とか作家さんは「まずは身近なテーマでネタを作れ」という指導をしているんでしょうね、だから「モテたい」「コンパの練習」「バイトの面接の練習」というのは、NSC生や卒業してアマチュアでM-1に出ているような人に多い作品テーマになっているんでしょうね。こういう手垢の付いたネタは、よほど飛び抜けていないともうキツイです。多分この設定だけで、×付ける審査員はいるような気がする。2+
追記)手元のメモには「龍谷大学」としか書いてないけど、何のことかよく分からない、ファンダンゴで確認したかったんですが、その部分切られてた(笑)。どうも組数も合格者数も多い関係で、大阪予選は東京予選と比べてネタが短く編集される率が高いようです。
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黒ベイベ(アマチュア)「引っ越し、どっちの部屋にするか迷う」
基本的に相手の話を聞いていない、もしくは話を邪魔すると言うことを、交互にWボケで繰り返していく。一回戦でも見ていましたが、一回戦がギリギリ合格という感じだったので仕方ないところでしょうか。1
イナヅマホーンズ(アマチュア)「最近あったささやかな良いこと」
京都で活動しているアマチュアバンドのイナズマホーンのメンバー二人で、今回のM-1の為に漫才に挑戦しているらしいです。毎年一組ぐらいは大阪予選は、必ずこういうリアルなオジサンの立ち話みたいな人たちが二回戦に残っていますが、「過剰在庫!」「耕二耕三」そして今回のこの方々のような人を見ると、大阪のアマチュアは凄いなと思いますね。やっぱりNSC卒業していたり、インディーズ芸人やっているような人と、こういう本当の意味でのアマチュア漫才師は区別する表記をしてほしいです。こういう本当に純粋なアマチュア丸出しの人が、逆に大阪予選は目立たない。しかしいまインディーズの人や養成所在学生みたいな人が多く参加しているけど、アマチュアの漫才コンクールというのは、やっぱり本来的にこういう人たちのためにあるべきなんでしょうね。4-
えびすまる(アマチュア)「昔の遊び」
NSC卒業生、「昔の懐かしい遊びをしよう」というベタなよくある設定の漫才かと思わせて、戦国時代の話をするという捻りが、もう少し手垢が付き始めている、よくある捻りかなと思います。「信長ゲーム」とかは良かったので、もっとストレートにこの設定出して来ても良かったかも知れない。3-
デルマパンゲ(アマチュア)「裸の王様」
福岡で活動しているアマチュアコンビらしいです。純粋にアマチュアのコンビに設定のベタさを指摘するのは野暮というものですが、舞台慣れしているんだろうなというのは伺えたのですが、少し早口すぎてボケやツッコミの台詞が流れていてもったいなかった。他にも客席との間合いとかコミュニケーションが取れるか取れないかというのが、プロとセミプロとアマチュアの間に、それぞれ横たわっている壁だなと思いました。2-
四コマまんが研究会(アマチュア)「『かりあげクン』からネタぱくろう」合格
去年は「昭和ハラキリボーイズ」として三回戦に勝ち上がった、ガリガリガリクソンと大阪のマシンガンズのユニット、ネタも面白いけど、何より本人達が一番楽しそうなのが、爆笑だけでなく拍手も出た要因でしょうね、受け的にはこの日の一位、二位を争うぐらい盛り上げていました、準決勝に行って欲しい。5
追記)ファンダンゴで見てみると、微妙に向山さんが乗り切れていないような(笑)。しかしこういうインパクトのあるユニットコンビは、アタマからケツまでノーカットで放送しますね。
こけらおとし(松竹芸能)「空いてる病室をホテルとして貸し出す」
松竹の芸人さんのようですが、公式サイトにプロフィールが載っていないほどなので、結成したてなんでしょうか? 技術が伴っていないうちに、こういう若干ブラックなネタをするのは、見ている人に一部嫌悪感を与えたかも知れない。あと社会派を気取っているような審査員なら「ホテルよりも病室の方がいまの時代は空いていないだろう」というような指摘はしそう。正直、松竹から二回戦にここを上げるのなら、いしまるかカーネリアンを上げて欲しかった。1
金時(吉本興業 大阪)「良く聴く音楽」合格
ブラマヨとか、いまのうめだ世代の人たちは、少し時代遅れの流行歌をネタにする時は、T-BOLANという人が多いんだけど、baseのいまの世代の人たちはSHAZNAが多い。ツカミのエイベックスの下りが、笑いの山の頂上でした。この日の合否は、正直言いましてかなり度が過ぎてbase贔屓だったのですが、baseよしもと所属という看板がなかったら、かなり危なかったと思います。2+
追記)僕もそうだけど、お客さんの反応を見ていてもツッコミで受けるコンビだとは思うのですが、昨日の続きになりますが、オンバトとかアウェーで受けようと思ったら、もと三輪さんのキャラを前面に出すネタで勝負した方が良いかも知れない。
- Bブロック1
スーパーZ(アマチュア)「怖い話」合格
まあいつものスーパーZでした。一昨年までずっと準決勝で、去年いきなり二回戦敗退だったんですが、ずっとそんなに彼らに変化があったとは思えないので、去年は二回戦不合格で、今年は合格の基準がよく分かりませんでした。でもここはワニのネタと羊を数えるという、M-1で準決勝に進んで、ABCの決勝にも進んだネタを上回るものを今後持って来れないと、上がったハードルを越えることは、お客さん的にも審査員的にも出来なさそうではある。2+
かりんとう(アマチュア)「釣り」
一つ前のスーパーZもそうですが、この辺がアマチュアで出ているのは、やっぱり激しく違和感ありますね(笑)、釣りで魚の気持ちになるというネタでしたが、前振りまでは良い流れなのに、本編のコントパートでガクンと笑い所がなくなったように思えました。2-
クロスバー直撃(アマチュア)「裁判所で人を笑わせる練習」
登場時に少しながら歓声が起きてビックリしたと同時に、これで今日の客層がどういう人たちか分かる(笑)。振りが「どんな場所でも漫才師は人を笑わせないと」という振りだったので、「葬式で人を笑わせる」みたいな設定の亜流ネタになるのかなと思ったら、面白くない漫談に弁護士が付いたり、裁判長が受けを判断したりというトリッキーなネタといえばトリッキーなネタですが、「笑わせる雰囲気ではない所で笑わせれるか?」という設定コントを期待させる振りだっただけに、その部分で損した部分はあるような気がする。というか今日はコント入りする時の振りと、実際のコントの設定にズレがあるネタが、ここまで数組出ています。4-
ラフキカク(NSC 大阪)「サッカー部」
高校時代の部活ネタというのは、手垢が付いている設定とはいえ、色々とネタを広げる方向性があるのに、髪の長さネタだけで引っ張るのはどうかと思う。1
学天即(吉本興業 大阪)「オリジナルヒーローを考える」合格
相変わらず面白いのは間違いないんですが、アマチュアで準決勝に進出した一年目と比べると、オリジナリティが薄まって、なんかよくあるトリッキーな設定をするインディーズやbaseよしもとの漫才コンビになってしまった。もちろんその中では群を抜いて面白いグループの上の方ではあるんですけどね、ただ一年目にオリジナリティの高さを期待して準決勝に上げた審査員の人は、この内容だと物足りないだろうなと思う、「下の方は公務員に任せろ」とか「おまえの叩く棒が柔らかいんやろ」というようなセンスの高いフレーズが健在なだけに、ここも初年度にハードルが上がりすぎたとは思う、「桃太郎」のネタがいきなりレベル高すぎて、あれを基準にされるのはキツそう、あのハードルがなかったら去年だって準決勝に行っても不思議ではなかった。オチのボケは序盤に少し匂わせるような振りがあったら、構成とか見る審査員はもっと騙せると思う。4-
- Bブロック2
湊町ラフォーレ(アマチュア)「幅広すぎる古今東西」
NSC卒業生、日本人の名字で古今東西。後半の同時に言うのが同じになっているのが、最後まではっきり喋って同じ言葉になっていたら、客席の反応違ったでしょう。1-
ハレンチトースト(吉本興業 大阪)「焼肉マニア」合格
鉄道マニアの掴みネタから、焼肉マニアというネタへ、焼肉の部位を言い合ったり、「焼肉食べ放題」に対抗して「焼肉ボケ放題」の店をやるという流れから、焼肉に関するボケに入っていく、インディーズレベルだと圧倒的な力の差を示してくれるんですが、夏の漫才アワードの二次予選でも思ったけど、周囲がプロばかりというレベルに入ると、見劣り感があるところが悩ましい。ただニコニコ動画に漫才アワード二次予選の動画が流れていますが、そこに付いているボケに比べてツッコミが下手という評価が連なっているけど、その人たちは、このネタを見たら印象変わってくれるような気がする。でも合格は申し訳ないけどかなり意外でした。2-
なでしこ(アマチュア)「今日の確かに」
NSC卒業生、ブリッジに乗せてショートコントですが、過去のM-1予選で活躍したブリッジショートコントの人たちと比べると、二段階や三段階で済まないぐらい落ちる印象だし、こういうネタでは本編以上に大事なブリッジが、印象には残るけど、かなり見ていて不快感を感じる音やフレーズでした。あとM-1の二回戦以降、特に大阪は「これは漫才ではない」という風に感じさせたら、一発でお客さんがしらけるから、こういうショートコントのコンビはそういうことを感じさせない勢いが必要、オリエンタルラジオ、イシバシハザマ、日刊ナンセンス、藤崎マーケット、ザ・ツタンカーメンズは、少なくとも生のお客さんには「これは漫才ではない」と感じさせる余地を与えない勢いがあった。1-
ノーネーム(アマチュア)「台詞でシチュエーションを当てる」
NSC29期生のコンビ、TVドラマに出たいという、よくある設定の流れからでしたか、かなりお客さんをほったらかしに演技が進んでいました。1-
三振喜劇ブルース(吉本興業 大阪 新喜劇)「高校野球の応援」
9回裏2死の打者と応援団、ここもそんなに良かったというわけではないけど、他に三回戦に上がる新喜劇勢と比べたら、どっちか上げろと言われたら、こっち上げた方が良くないかなと、去年も思ったなあ。3-
ヘッドライト(吉本興業 大阪)「カーナビ」合格
全くいつものヘッドライトでした。あんまりM-1とか賞レースとかはもう意識していないんでしょうね、町田さんは衣装を忘れたのがきっかけでこうなったと記憶しているんですが、漫才の時はスーツの方が似合いますね。ただここも自分たちの代表作のハードルを越えられていない印象が強い。いまbaseよしもとではやっていないけど、小規模なライブや営業先なんかではやっているらしい、ギター漫才の方をM-1で試してみる気はないのかなあ? 現時点では弱いのかも知れませんが、審査員受けと言うことを考えたら、このタイプのネタをやるよりはチャンスが広がるとは良いと思うのですが、三回戦は審査員とお客さんの好み次第でしょう。3
- Bブロック3
フレッシュフレッシュ(アマチュア)「モーニング娘。に入りたい」
二年前にM-1で三回戦に行ったビルドアップの谷くんと、今年のM-1甲子園で決勝に行ったマンモスメンズの片方の子のコンビ、せっかく自分たちのオリジナルのネタで一回戦を通過したのに、二回戦で片方の元のコンビの代表作に頼ってしまったのはもったいない敗退の仕方でした。「男なのにモー娘。に入りたがる」とか「かわいさをアピールする」というのも、結構このレベルだとベタな設定なんですよね。1+
うなぎ(松竹芸能)「相手の両親に結婚の申し込みの挨拶」合格
元せんたくばさみの二人、去年は吉本さんが抜けた直後ということで、残念ながら一回戦敗退の憂き目に遭ってしまいましたが、さすがに一年以上も二人でやっていたらしっかりとした二人のネタが出来てきます。そんなに笑い所が多いネタではありませんでしたが、しっかりした構成と、良い意味で印象に残る箇所が多く、そんなに笑いが多かったわけではないですが、これは合格するだろうなあと思って安心して見れました。でもやっぱりこのネタも三人で演ったら、もっと面白くなりそうな気がどうしてもしてしまう……。3+
英千代(アマチュア)「クリアしにくいシューティングゲーム」合格
NSC卒業生、ゲーセンのシューティングゲームの敵がE.Tで、E.Tを撃ったり、バットで殴ったりというネタ、この手の暴力的なネタは、M-1の予選はある程度上にいく規制対象にはならないというのを確認させられた。オチの掴みにも出てきた「ぷよぷよ」の下りは巧かったけど、2004年のM-1でトータルテンボスに対するラサール石井の審査コメントを思い出してしまった。確かにこういうのは安易に巧いことやったみたいに見える小手先の技ですね。3
ゼミナールキッチン(吉本興業 大阪)「刑事ドラマ」合格
また刑事ドラマの撃たれる殉職シーン(笑)、まあでも東京も合わせて同じ設定の人たちの中では、一番巧かったかなととは思いますが、シュールな部分に入りきれていないお客さんも多くいたような。4
大脇里村ゼミナール(吉本興業 大阪)「電話vsメール」合格
僕が見ていた時間の中では、間違いなく一番受けていました。完全に大脇里村の代表作の出来上がりだと言えると思います。大阪の二回戦の中でもトップクラスの受けで、三回戦はよほどのスベリ方しない限り、この二回戦の貯金だけで準決勝は固いでしょう。そのぐらい本人達にも会心の舞台だったのではないでしょうか? 後半は何を言っても大笑いさせられたるぐらいに、お客さんを自分たちの世界に持って行っていた、完全に場の空気を支配していました。お笑いの舞台において完勝とはこの事を言うんだなと思いました。里村さんの燕尾服は初めて見たけど、漫才の際のキャラとネタに合っていて格好良い。5-
NON STYLE(吉本興業 大阪)「格好良い女の振り方」合格
イキリネタでしたが、二回戦という事もあって、もうノンスタには余裕もあったんでしょうが、客席から見ていると若干流し気味だったんですが、それが逆に良い感じに力が抜けている漫才になっていて、にづかさんが指摘していた「石田が頑張りすぎ」という最近のノンスタの欠点を感じさせないネタになっていました。こういう漫才をやり続けていけるのなら、いよいよ念願の決勝も手中という感じなんですが、どうも大阪勢って準決勝で力入れすぎて外す傾向があるので、井上のイキリが飽きたという声はもう早い人は一年前から言ってる人もいるぐらいですが、お笑いのキャラやネタ、ギャグというのは、本人達やマニアなお笑いファンが飽きた先ぐらいになって、ようやく一般に浸透するぐらいのタイムラグがあるものなので、どうかノンスタには辛抱強く続けて欲しいものです。大阪の芸人はどうしてもそれが待てないんですよね、本人達がまず飽きてしまうけど、日本中自分たちの存在を知らない人の方が珍しいと言うぐらいになるまで、どんなに飽きても世に出るきっかけになったネタはやり続けるべきだということを、NON STYLEと藤崎マーケットには今は言いたい。「中の下」という石田の弄りに「中の上や」と言い返すのが最高でした、せめて「上の下」ぐらい言えよ(笑)。3+
ザ☆健康ボーイズ(吉本興業 大阪)「筋肉知識アピール」合格
この組み合わせで高橋が犬井ヒロシで仕事している間を使って、営業にも出かけているというだけあって、ユニットとは思えないぐらいネタが繰れていました(笑)。序盤のクイズ王番組に対するパロディ的な展開から、クイズからどんどん脱線していき、凄いミニマムなコミュニティ内の身内話題に転換していく流れが良かった。絶対にこの二人だけでネタ書いてないよなあ(笑)、ユニット枠というのがあるのなら、普通にこれで準決勝に残りそう。昼休み休憩前の中トリとしても非常に良い感じでした。4
- Cブロック1
サムタイムズ(アマチュア)「10回クイズ→車の事故対応」
M-1甲子園の愛知ブロックで二回優勝したことがある高校生漫才師、現在は高校生なのか大学生なのか分かりませんが、ただ話題がかなり散漫だったし、休憩明けのプロにも難しい時間帯だったとはいえ、かなり聞きとくにくかった。1+
ベリー・ベリー(吉本興業 大阪)「ロデオマシーン」合格
休憩明けという出番中的に恵まれなかったとはいえ、このネタにしてはかなり受けていなかった方だったといえる内容でした。そんなに悪くなかったんですけどねえ、ここに関しては受けに関係なく救済されて良かったと思います。3
追記)ファンダンゴで見たら普通に面白かったので、やっぱりこの時間帯の客席の雰囲気が左右したようです。
ワンオンワン(アマチュア)「嘘を見破る薬」
NSC卒業生、嘘を付いているとアゴがしゃくれる薬を相方に飲ませる、結構笑いは取っていたけど、変則的なように見えて、実は同種のネタって結構やる人多いのと、明確なオチがなかったあたりが弱かったと思います。2
マリーゴールド(ヨーロッパ企画)「ことわざジェスチャー」
本題に入るのも、一つ一つのボケに対しても前振りが長すぎ、演技力がある分だけ、余計にその辺が目立ちました。あとこれはこのコンビに限らないけど、こういう並列的というか、大喜利的なネタの時は、もう少し明確なオチがあった方が良いと思う。1-
ビタミンS(吉本興業 大阪)「年を取りたい、取りたくない」合格
「おじいちゃんに早くなりたい」という話と「おばあちゃんがボケてきた」という話を組み合わせて、良いネタだとは思うけど、ABCの本選に行った頃の漫才と比べても見劣る感じはします。基本的に好きなコンビだし、この二人の掛け合いは、やりとりも上品で聞いていて楽しいんですが、プロのガチンコなコンテストとか賞レース向きではないですよね、ここも長く味が出てくるまでやって欲しいコンビです。3
- Cブロック2
すぴっぴ(アマチュア)「子供の頃の遊び」
ベタな設定をベタに思わせないように、「道徳的な教育要素を入れる」というのを入れていたけど、このコンビに限らず、ベタな設定をベタにしないための工夫というのが、分かりにくいネタにしている人は多い。2-
まえだまえだ(松竹芸能)「大人のニュース」合格
芸能ニュースでも話題になっている子役兄弟漫才コンビ、よく練習していますと言うことで良いんじゃないでしょうか? 内容はますだおかだ風の時事ネタ漫才と言うことで、松竹芸能のそのあたりの作家さんが台本書いているんでしょうね。3-
歩(吉本興業 大阪)「昔話を読んでもらう」合格
序盤からかなりハイテンポで畳み掛けていたけど、お客さんを掴めていない内から、早口で畳み掛けてもお客さんが入っていけないように思うのですが、またハイテンポも早口すぎて聞き取れなかった人もいると思う。2+
- Cブロック3
連中(アマチュア)「美容院→バイトの面接……」合格
設定がどんどん変わっていくんですが、各設定での踏み込みは甘めで、設定が変わっていく理由も薄くて、完全に劣化版デニッシュでした。休憩明けということもあって、考慮したのかも知れないですが、全体的にこのブロックは合格基準がかなり甘めでした。1+
マンモス(アマチュア)「道案内」合格
佐賀から来たアマチュア、ガンダーラに行きたい人に道案内、手元のメモには「惜しいところが多い」という記述、もったいない感じが凄くしましたが、合格していたのはアマチュアということで、伸び白をプロの審査員は見たか? 2+
ドリンクバーゲン(アマチュア)「夜回り先生」
ツカミの「人面ハンバーグ」は受けていただけに、もっとしっかり聞き取れるように言って欲しかった。ネタは生徒への注意の仕方が、受け持っている教科によって違う、ツッコミフレーズで笑わせるコンビですが、当たっていたフレーズも多いだけに、世界観にもっと早くお客さんを入り込ませていればと思う、残念でした。2+
GAG少年楽団(吉本興業 大阪)「不良を更生させる先生」合格
設定がモロに前のコンビと重なる、校舎裏にいる生徒をラグビーに誘ったら身体弱かったり、殴っりあいで心の垣根を取ろうとしたら、先生が一方的に殴るだけになったり、今年は一気に他のトリオがいなくなったので、チャンスはありそう。3+
- Dブロック1
ファイティング・ポーズ(アマチュア)「見てないアピール」
ネタ飛ばしていたけど、それが無かったら全く印象に残らなかったかも。1
W市役所(アマチュア)「市のアピール」
市役所の職員が研修で吉本興業に来て、出させられたということで芸能ニュースにもなっていましたが、話題性だけで二回戦に上がったところは厳しい。地元アピールというのは明日出る新撰組の和歌山アピールのネタを一回戦で見たけど、そちらの方が面白かった。1
青空(吉本興業 大阪)「干物女」合格
正直落ちたと思いました。今年がラストチャンスですよね? それだったら須藤さんの野球ネタか、岡さんのアイドルネタをかなりおもいきってやった方が、後悔はないと思うんですけどね。2+
つばさ・きよし(吉本興業 大阪)「やりたい仕事」合格
いつものツカミから、最近よくやっているコンポのネタをしていました。勝負の一本とかがないコンビは、M-1はキツイでしょうね。正統派で巧いんですが。2
- Dブロック2
ラフ次元(アマチュア)「誘拐された話」合格
誘拐された時の話をする、擬音だけで誘拐犯の行動を伝えるという、結構複雑なネタ構成だったと思うのですが、難しい内容を伝えきるだけの見せる力があった。3
おてもと(アマチュア)「居酒屋の予約」合格
先月baseよしもとのサライブに復帰したコンビ、この日の審査員が今回baseよしもと付きの人が多いようなので、これだけよくやっているネタをやるのが、どっちに転ぶかなあと思っていました。3
さかなDVD(アマチュア)「おっぱい」合格
東京のライブで大爆笑を取っていたネタでしたが、この日も大きな舞台を利用してはじけていました。準決勝の期待をしたいです。実際にこの日の上位三組だったと思います。4+
ソラシド(吉本興業 大阪)「言葉知らず」合格
ソラシドらしい言葉遊びのネタだけど、今までのように細かい穴がなくて、今年のソラシドは完全に一皮剥けた、初年度とある事件があって三回戦に出なかった年以外は、全部三回戦で敗退していたけど、今年は普通に準決勝に行くでしょう。水口さんの漫才以上のキャラクターも魅力的になってきてる。4
D坊プラス今e(アマチュア)「D坊のモノマネメドレー」
毎年R-1で活動しているピン芸人のユニット、石川でフリーというかアマチュアでやっている芸人さんらしいですね、もうちょっと漫才の構成にしてくれないと、どんなに似ていてもこのステージでは、お客さんの心が離れていた。1-
極悪連合(吉本興業 大阪)「悪いこと」合格
いつも通りでしたけど、後半は何かが降りていた。極悪連合、まいなすしこう、男と女は毎年二回戦では、「これは準決勝行けるかも」といつも思う出来なんですが、今年はどうなるか楽しみです。今日ぐらい盛り上がったら行けるんでしょうけどね。4+
銀シャリ(吉本興業 大阪)「ジブリ作品」合格
今年に入って最初に全部言うパターンを封印していた時期もあったようですが、自分たちの売りのパターンに戻してきて、スーツも揃えての銀シャリ、時間はかかるかも知れないけどこのパターンでせっかく世に出れたんだから、もう一つ上の所にいけるレベルをモノにして欲しいです。オチは宮崎監督作品でないのもいうというオチだと思うんですが、それだけがあまり伝わってなかったようです。4-
結局このブロックは落ちたの一組だけというハイレベルでした。残念ながら時間が来てしまったので、ここで会場を後にしました。覆面マスクだけは見たかったんですが残念です。以後はテレビ放送を待っての感想です。テレビ観戦なので、5点満点評価は無しにします。
(※以下15日の放送を見ての感想です)
- Dブロック3
NON-STOP!(アマチュア)「ハンバーガーショップ」
設定もベタですが、全体的にどこかで見たことあるネタと雰囲気。
サムソンティーチャー(アマチュア)「教育問題」
片方が元新喜劇の劇団員だった学校の先生。結構ベタな設定にボケでした。
ひこーき雲(ケーエープロダクション)「卒業式の割台詞」
またこれもベタな設定なんですが、そんなことよりも骨折して松葉杖の格好が気になる(笑)。
キンデルダイク(アマチュア) 「スーパー卒業生の答辞」合格
片方が元牧戸・上原の牧戸さんですが、しかしだからどうしてM-1とかR-1は同じテーマのネタをしている人が、出番順が前後したり、同じブロックにやたら固まるんでしょう。GAGの時も思ったけど、比較されるとたまらないですね。
ザ・やなせふなおか(吉本興業 大阪)「腹立つ話」
ベテランが解散を経て組んだコンビって、どうしてもM-1とか新人賞レースの予選に混じると、古さが目立つんですよね……。悪いネタじゃないのに、若手の大会でベテラン漫才の違和感が出てしまう。時と場所が違えば面白いんだろうけどなあ。
No.E(アマチュア)「ヒーローインタビュー」
セカンドギア(アマチュア)「八百屋」
和牛(アマチュア)「居酒屋の客と店員の出会い」
風穴投げっぱなしジャーマン(アマチュア)「ドラえもん」
実際にある道具でパロディやるべきだよなあ。「どこでもトビラ」っていってるけど、「どこでもマド」という実際に作品にある道具あるんだし、こういうのを作品に愛のないパロディだと、某審査員もお叱りのコメント出しているんだと思います。
覆面マスク(松竹芸能)「マナとカナどちらが良いか」
プロレスに流れていくいつもの覆面マスク、まあ確かに漫才じゃないけど、ここまでやりきったのは認めて欲しい(笑)。
松場多治見(アマチュア)「娘の彼氏が挨拶に来る」
マラドーナ(吉本興業 大阪) 「ヒーロー番組の来週の予告」合格
こうやって家で冷静にテレビで見ると、「キャラとネタが合っていない」というタイプの指摘も理解できるような気がする。準決勝は大丈夫だと思うけど、このままだったらいつか落ちそう。確かにツッコミがキャラ立っているようで、案外印象に残らないんですね、上岡龍太郎が昔、漫才師はコンビの喋る量を同じぐらいにしないといけない
座長座長(吉本興業 大阪 新喜劇) 「男は女がなぜ好きか?」合格
土肥さんとのコンビと違って、小藪さんらしい漫才、あまりユニットコンビらしくない練れた漫才でしたが、センス的には2丁目劇場後期の流行りっぽいのは否めないので、三回戦突破できるかどうかは、知名度補正というのを抜きにすれば、完全に審査員の世代や好みによりけりだと思います。
藤崎マーケット(吉本興業 大阪)「寝起きドッキリ」合格
「ラララライ体操」を封印しての登場なんですが、どうも大阪の若手芸人は自分たちの勝負ネタを、見切っているのか、飽きているのか、ホームの劇場では受けなくなっているからなのか分からないけど、どうも封印するのが早すぎると思う。世間に認知されるのは、自分たちもファンも飽きてもやり続けてからの話ですよ。ネタは普通だったと思います。
- Fブロック
土瓶(アマチュア)「探偵の尾行」
こっちは要素ではなく、とにかくボケを詰め込みすぎ。緊張と緩和の緩和がないっていう所でしょうか?
おしどり(吉本興業 大阪)「ハリガネアート」合格
「できるかな」の格好をするのは、「あらびき団」仕様じゃなかったんですね、スケジュールもあったんでしょうが、雰囲気作りのために、こういうコンビは休憩明けとかに持ってきて欲しい。
とろサーモン(吉本興業 大阪)「宗教」合格
また好き嫌いの分かれそうなネタ持ってきたなあ、とろサーモンはもし決勝上げたら、爆笑とるかスコーンと外すかどっちかだと思うので、いざそういう審査段階まで名前が残った時に、審査員がその勇気を持てるかでしょうね、僕は結構難しいんじゃないかと思います。M-1の審査員は千鳥で懲りてそうだし。
アジアン(吉本興業 大阪)「嫉妬深い女」合格
もうとにかくアジアンらしく、安定していました。今年は同じぐらいのランクの人たちが、総じて調子を落としているように見えるので、決勝の期待も多くかけられていますし、準決勝の出来とどのネタ持って行くかだけを気にしておけば良さそうです。
結果発表
47組の合格は驚きました。これだったら落ちるかなと思っていた、baseよしもとやうめだ花月勢も受かりますね、甘いなとは思う合格はあるけど、ここが落ちるかというのは、前半に出てきたアマチュアに一部あるだけでしょうか、ダブルダッチやプリンセス金魚も相対評価で、合格しているこのコンビよりは良かっただろうと思うところはあるけど、二回戦落ち自体は納得せざるを得ない出来だったと思います。吉本意外に厳しいというより、今日に限っては47組合格が甘過ぎだったなというのと、そこに入れなかった方が悪いと言えるかも知れない。
ただ今日の合格者の中で下10組から15組ぐらいは、東京予選の方で二回戦受けていたらアウトだったと思います。なんかいつの間にか東京と大阪のレベルは、完全に東京上位になってしまっていたなあ、いや正直ファンタンゴの環境ある人は冷静に見比べた方が良い、二回戦のレベルは完全に東高西低でした。
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