明石家さんまのお笑いに対する深い愛

さんまさんはお笑いが本当に好きでよく見ていて、愛を持って若手の状況を気にしている、そんなことが非常によく分かったのが、今回のヤンタンの若手芸人ネタ披露祭りとなりました。

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明石家さんまの現在のお笑い界やテレビ界に対する分析が、あまりにも的確かつ冷静に分析が出来ているだけでなく、それぞれの芸人へのアドバイスも非常に的確なだけでなく、現実的な即効性のあるものが多いことに驚かされます。

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R-1の話だけでなく、自分たちの頃は若手でも15分もらえていたという話から、色々と含蓄のある現在の状況への憂いが、深く読み取れるというか完全に不安や怒りのようなものを、隠していないトークをしていましたが、でもこの話はさんまさんが「すべらない話」が嫌いという理由にも、凄い通じている理屈がそこに読み取ることが出来ます。
しかしそんな現状を憂う大御所タレントである明石家さんまでも、そういう場所を若手芸人に与えてあげることが出来ない状況がある。「明石家さんちゃんねる」でそれをやってほしいとまでは言わないけど、例えば日本テレビとかフジテレビの信頼関係のあるスタッフと、深夜で30分番組とかで、明石家さんまがホストで若手がネタをする番組が出来ないか、例えば「冗談画報」みたいな番組をさんまさんがホストで、なんて事を考えていたら、似たようなことを考えている人がいた。

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冗談画報」は、つい最近までCSのフジテレビ721で再放送もしていたから、最近のファンでも目にした人はいると思う、WAHAHA本舗米米CLUB聖飢魔II松村邦洋B21スペシャル野沢直子清水ミチコ伊集院光大人計画といった人たちが、メジャーに出るきっかけとなった番組であり、ダウンタウンウッチャンナンチャンを全国に紹介したきっかけとなっただけでなく、この二組を最初に引き合わせた伝説の番組です。
あの番組を、明石家さんまがホストで再現できたら面白いなと思うんだけど、いまそんな企画はさんまさんが持ち込んでも実現は難しいんだろうなと言うのは、「明石家さんちゃんねる」を見ていたら分かってしまうのが残念です。

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