ガンダム芸人特集、ダメだなぁ : 岡田斗司夫のプチクリ日記

ダメでしたねえ、「アメトーーク」のガンダム特集。

『アメトーーク』ガンダム芸人 : NOT FOUND−演芸雑想ノート−

基本的に座万さんの語られている「知らない人から見たら嫌悪感を持つほど濃いけど、知ってる人から見たら呆れるほど浅い」というのが全てかなと思うのですが、えーと関西ではこの番組一時間以上遅れて放送なんですよね、僕は録画タイマーかけて寝るつもりだったんですが、ネットに上がっているリアルタイム感想が、とにかくダメという評判だったり、ほめているのを見ても、僕が読むとヤバイなと思うものばかりで、タイマー消してやろうかと思ったんですが、若井おさむさんが出たというのを聞いてとりあえずタイマーは残しておいて、結局寝れないで生で見たんですが、いやーキツかったなあ(笑)。とりあえず自分の中でワールドカップ期間中に高騰していた土田株は種評価してると言うだけで大暴落(笑)。
まず固有名詞に対する細かい間違いとか、記憶違いはリアルタイムでは凄い気になったけど、終わってみればまああれはああいうもんだと思ったけど、まず品川さんはどうしてあんなにうさんくさいというか(笑)、本当に好きなのは間違いなさそうなんだけど、どうして仕事の為に付け焼き刃で勉強してきましたという風に見える聞こえるのかと不思議で仕方ない(笑)。
そして土田さん、何でしょうか僕だけが感じたことかも知れませんが、「自分はサッカーで今後食っていくつもりないから、サッカー協会に嫌われても構わない」とワールドカップ期間中にテレビ番組で発言して漢を上げた土田さんですが、あなたガンダムに関しては、これで食っていく気満々でしょ? と、思いましたよ(笑)。自分の部屋後悔していましたが、サッカーコレクションはどこにやったんですか?(笑) なんか悪いけど、色んな事で商売上の計算混じりで考えて喋っているように見えたぞ(笑)。
有野さんは贔屓目に見て「女の子が嫌いになった」という発言が出たことで良しとしたい、と贔屓目で言いたいところ難ですが、やっぱりね有野さんはピンじゃあ難しい所あると思う、「ゲームセンターCX」の成功というのは奇跡であって、番組スタッフの優秀さというのが出ているから有野さんがピンで凄い立っているけど、実際問題として有野さんは濱口さんが横にいないと物足りないというのを、過去にもNHKの「マンガ夜話」でありましたが*1、オタクネタだから濱口さんいなくても大丈夫、むしろ有野さんだけの方が良いと思いがちだけど、ただ実際問題としてアニメの話とか、濱口さんの方が見てないし知識も浅いけど、濱口さんの方が面白かったりするんですよね。

よゐこのアキパラ 10月31日放送分

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これは先々週のよゐこさんのラジオですが、「最強のロボットアニメのロボットは何か?」というテーマトークをしているんですが、やっぱり一番面白いのはアニメオタクの有野さんよりも、何故かダイアポロンに拘っている濱口さんなんですよね、なんでよりによってダイアポロンよ(笑)、だからやっぱりよゐこは基本的に二人で出すべきだと思います。有野さんのピンは「ゲームセンターCX」だけで良いです。どうしても番組的に少し知識とか興味が薄い人を配置したいのなら、濱口さんは否定的なツッコミとかしないから、そういう面でも僕は向いてると思いますし。
千原のお兄ちゃんに関しては、まあこの中では一番役割を果たしたんじゃないでしょうか(笑)、笑点で言うと山田君のポジション的でしたが、そして雨上がりの二人ですが宮迫さんが好きだけどそんなに濃くないのはラジオで知っていたんで良いんですが、僕は蛍原さん、というか蛍原さん本人ではなく、この番組における蛍原さんポジション、つまり知らない上に興味が無くて否定的なツッコミをしながら進行していくというポジションの人は、本当にこういうネタをテレビ番組でやるときにいるのかな? という気がしています。
先日に松本美香さんと青空・岡さんでアイドルネタの番組かイベントをやって欲しいというネタを書いたときに、「無粋なツッコミ役はいらない」という話をしたんですが、やっぱりそういうのを感じました、バラエティ番組を作っている人や好きな人には刷り込み的に「こういう役割も必要」という認識があるけど、こういうバラエティのスムーズな進行とかにとらわれてるから、オタクネタに限らず、例えばスポーツとかそういうのをバラエティ番組で扱うと、濃い人も薄い人もつまんない、毒にも薬にもならない番組になってしまう要因だと思います。暴走を楽しむという目的でやるのなら、暴走に任せれば良いんですよ、どっちみち一時間番組を三時間も四時間も収録して編集するんだから、進行役が無理にまとめなくても、編集するんだから無理に一般人の司会者入れてとか、ツッコミ役を入れて進めるなんてしなくても、編集でどうせどうにかしてしまうんだから、とにかく現場では暴走状態を作れば良いんですよ。
ということでオタク番組としては、こんなもんだなとは思っていましたが、オタク関連に限らずスポーツとかも民放地上波の番組で、バラエティのフォーマットでやったらダメになる法則が色々と見えた感じでしたね、あとガンダムに関して言えば、最後のガンプラで遊んでいたり、「ガンダム好きアピール」みたいなVTRが全てガンプラコレクションの自慢みたいなのを見て、自分がやっぱりガンプラにそんなに填っていなかったので、ガンダムの本編、トミノさんの映像よりも、ガンプラの方がいまのガンダムファンの多くが影響受けているとか強く感じたし、自分はやっぱりガンダムが好きというより、トミノさんが好きなんだなあということが凄い今回分かっちゃったんだよなあ。
また座万さんの言葉ですが「どんなに語るより、若井おさむ見せた方がウケるんだもんなー。」というのが全てなんですよね。
しかし一番ショックだったのは、岡田斗司夫さんがこの番組で見るまで、若井おさむを知らなかったことかなあ(笑)、てっきりもうとっくに見ていると思っていたので、ビックリしました。ということで二つほどどうぞ、オタク落語の参考にもしてください。

*1:アニメ夜話」だったかも