ユウキロックの語る二つの枠とは?

本人達はラジオで参戦すると言い続けているのに、いまだに「今年は参戦が噂されている」というような語られ方をしているハリガネロックユウキロックが自身のBlogで改めて参戦を表明しました。
「計算上もう2枠しか残っていない」という言葉について、すいかさんも反応していますが、これは素直に『去年のファイナリスト九組から、今年参加資格のないアンタッチャブルタカアンドトシを引いた分しか枠がない』ということではないでしょうか?
僕たちお笑いオタクというかウォッチャー的にアンテナを張り巡らせている人にとっては、というか笑い飯とか麒麟を見すぎている人にとっては、今年の笑い飯では心配とか、POISON GIRL BANDは難しいかもとか言ってますが、やっぱり普通に考えたときに、去年のファイナリストで今年参加資格のある七組というのは、本来鉄板の評価を受けて当然でしょう。まあ僕は天津、青空、アジアンのBOX買いですけどね。
あと僕はM-1に関しては、そんなに政治力が大きく働くことはないと思っていますが(全くないとは言わないけど)、ただそっち方面で考えても、baseトップ組の三組、去年準優勝の南海キャンディーズ、そして東京吉本があからさまに一押しのトータルテンボスPOISON GIRL BAND、そして今年一気に飛躍した東京ダイナマイトは、まあ確かに落とす理由がない人たちですよね。
だからそういう世間一般のイメージとほとんど変わらない次元でユウキさんも語っているだけということじゃないでしょうか、新進気鋭の若手とか、これまでM-1決勝に手が届いていなかったコンビなんかの顔が浮かんで枠が埋まっているなんて言い方するような男じゃユウキロックはないでしょう。
ただ一部で凄い評価されていた最近の大上さんとユウキさんのボケ・ツッコミの役割が入れ替わっているネタは、それほどでもなかったなあ、なんか予想の範囲内というか普通の漫才だった。これなら最近のコントネタを無理矢理漫才に組み立て直すとかの方が、まだインパクトあるような……。2丁拳銃はラストチャンスの一年を漫才に捧げることで手にして、ハリガネロックはあえて漫才から距離を置くことを選んだわけですが、それが吉と出るか凶と出るか分かりませんが、ハリガネロックオンエアバトルで連戦連勝、チャンピオン大会で優勝したり、M-1グランプリで準優勝した頃というのが、微妙にまだお笑いブームが始まる直前だったことで、いまのブームに乗り損なった不運がありますが、ただいまのブームのきっかけとなる土台を作ったのは、間違いなく中川家ますだおかだハリガネロックの三組が、関西での漫才不遇時代に漫才に拘ってやり続けたことがきっかけで、その中で一番人気だったハリガネロックは、現在のお笑いブームの先陣を務めたといってよく、その功績は計り知れないと思っているので、何とか報われてほしいと心から思っています。
(情報元:はてな出張版すいか日記