2009年1月3日の競馬ニュースヘッドライン

1月 3日(土)「報知オールスターC(川崎)、アンパサンド復活の勝利」他 | 全国競馬ダイアリー | 競馬実況web | ラジオNIKKEI

アンパサンドの復活はめでたいんですが、やっぱり正月に報知オールスターCがある事は、確実に東京大賞典南関東からの出走馬のレベルを落としてるよなあ。

【スマートボーイ】が種牡馬を引退し功労馬に - サラブレッド競り(せり)市場&馬産地のニュース by馬市ドットコム

なんとかスエヒロコマンダーの奇跡が、この馬にも訪れないかと思わずにはいられない。結構良い繁殖にも付けて貰っているから、まだデビューしていない産駒も含めて、チャンスはあると考えたい。

オウケンブルースリは阪神大賞典から始動 - 競馬ニュース : nikkansports.com

なんか今年はオウケンブルースリアサクサキングスが、同じようなローテーションで、同じような着順争いを、延々と繰り返すような絵が目に浮かぶ自分がいる。

「ダイワスカーレット、近く馬場入り ドバイ遠征見据え」:イザ!

ドバイはワールドカップの方を目指すのは良いんだけど、ローテーション厳しくして冬の時期に調教してまで、フェブラリーSを使う必要はあるのかな? という気はどうしても去年のことも含めて考えれば、そういう思いも過ぎります。

父系馬鹿:ロージズインメイ

確かにドバイワールドカップの勝ち馬って、種牡馬としてはシングスピールとかStreet Cryは活躍しているけど、日本に来ているのは全滅といって良い状態ですね、岡田総帥のこだわりはどっちに転ぶか、今年の新種牡馬の最大の注目の存在なのは間違いないです。

27日から大みそかまで - 白線の内がわ

2008年の競馬界の最大のトピックは、三浦皇成登場というのは同意です。

トヨタさんマジでやってみてください

痛いニュース(ノ∀`):トヨタがマスコミに報復「テレビCMは本当に効果があるのか試してやる」

これは是非とも実験して貰いたいなあ、マスコミが気にせずにトヨタ批判をどこまで始めるのか、という所も含めて色んなことが見えてきそうです。いやマスコミへのCMがどれだけプロモーションや販売促進になっているのか? というようなデータももちろん取れるけど、どれだけ広告費がマスコミの口を閉ざしていたのか? ということもこれで分かるから、トヨタさんどうぞやったってください(笑)。

2009年1月3日のサッカーニュースヘッドライン

大久保がウォルフスブルク移籍へ 神戸が発表 - サッカー - SANSPO.COM

おー決まりましたか、頑張って来いよー。長谷部が先に行ってるチームというのは安心だわ。

ジェレミー・ウォーカーのA View From A Brit: 王者ガンバに不公平なACLのルール

ACLから、昨年の優勝クラブ枠がいきなり無くなっていたのは、確かに謎が大きい。

中日スポーツ:俊輔「日本代表監督でW杯出たい」:サッカー(CHUNICHI Web)

もうこの人は本当に、日本を代表するサッカー選手として、いやサッカー人として、任せておける存在になった。

高校サッカーの試合速報がない理由/サッカー瞬刊誌 サポティスタ

まあおそらく中継しているテレビ局に気を遣っている、もしくは圧力かかっているのどっちかでしょうね、何となくいらん気を回しすぎている、という方が真実っぽい気もします。

[N] 岡野雅行、引き続き就職活動中

本人はJ2でも良いという感じでチーム探しているようだし、J2を目指しているJFLのクラブも含めて、どこかからなにかしらのオファーはありそうですけどね、サカマガ連載中の「スーパーさぶっ」で、カズとゴンを追いかける野獣という絵柄は、ギャグなのになんかグッと来た。

スーパーさぶっ!!劇場―痛快!サッカー4コマ漫画 (2) (NSK mook)スーパーさぶっ!!劇場―痛快!サッカー4コマ漫画 (2) (NSK mook)
村山文夫

スーパーさぶっ!!劇場―痛快!サッカー4コマ漫画 (1) (NSK mook) スーパーさぶっ!!劇場―痛快!サッカー4コマ漫画 (3) (NSK mook) スーパーさぶっ!!劇場 4 痛快!サッカー4コマ漫画 NSK MOOK スーパーさぶっ!!劇場―痛快!サッカー4コマ漫画 (ジーコジャパン激闘編) (NSK mook) カトリーヌあやこが見た!0勝2敗1分。

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芸能お笑い関係ニュース・ブログから四題

ダイノジ大谷の「不良芸人日記」: COUNTDOWN JAPAN 08/09とUNICORN再結成とジャイアンナイト

熱いねえ、大谷は良いなあ、はっきりいって趣味的には会わないことも多いんだけど、自分の中の中坊的な部分を、グイグイと刺激してくる人の中で、一番大きな存在って、いまは大谷かも知れない。

ヨイ★ナガメ:LIVEワラb『正月LIVEワラb【1】』

ソーセージの評を見ていると、元金時・秋山がトリオの中で埋もれている的な感想を持つ人が、他にも結構見かけているんですが、僕はそんなこと無いと思うんですけどねえ、僕が見ているネタと、僕が見ていないネタで、傾向が違うだけなんですかねえ? ただ藤本が参加しているグループって、どうしてもどのコンビでも藤本の印象が強くなってしまっていたし、このトリオって山名はともかく、藤本と秋山が結構似ているので、印象が薄くなっているだけではないかなあ、という風にも思っているのですが。

ヨイ★ナガメ:南パラZZZ!

この番組に関しては、また改めて書くと書きましたが、やっぱり止めときます、ダラダラと色んな事を書いても「友近が偉そうで不快だった」という一言で済んじゃう(笑)。

「レコ大」横ばい「かくし芸」初の1ケタ - 芸能 - SANSPO.COM

まあ「かくし芸」は何年も前から、大御所タレントと大手事務所のための番組になっていたから、よくここまで持ったという所なんじゃないかなあ?

「史上空前!!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ 09」

とりあえず松本と内村のコンビをしっかり実現させたこと、この二人をそこから逃げ出させなかったことの方が、予定調和な結果になったことを言うよりも、褒めてやるべき事だったかなと思います。この番組は浜ちゃんの緊張感を、出演者に与えようとする司会が、逆に成功しているように思いますね、あからさまに手を抜いたり、自分たちの手持ちのカードにばかり頼ったネタした芸人に対して、舞台から袖に戻ってきたときの、浜ちゃんの厳しい視線は、こういお遊びお祭り企画の中の真剣勝負には、適しているように思いました。
この番組を見て思うのは、本来のコンビでネタを書いている方が入ったら、相方が変わっただけで、元のコンビのネタをそのままやっているだけになってしまうカップルが、毎年何組かいますよね、それはどんなに面白くて割り引いて考えるべきだよなあと、あとこの番組が始まった頃のぐっさんとかがそうだったけど、こういう器用な人のキャラクターに頼りきりになっているネタも、割り引いてみていきたいです。

ブラマヨ吉田キャイーン天野ペア

東西の正統派漫才同士の組み合わせでしたが、なんか普通にM-1グランプリの二回戦とかで見る、現役NSC生がやりそうな漫才でした。正直ネタはそういうありがちな頭で考えた漫才だったんですが、さすがにこの二人ぐらいの技術力があると見せてくれます。可もなく不可もなく、トップバッターの役割を果たしたというような漫才でした。

バッファロー竹若&バナナマン日村ペア

僕は二人とも元々のコンビのネタがあまり好きじゃない、というのは前提なんですが、僕はこのネタは両者の「キングオブコント」でやったネタより好きです(笑)。というかもう完全に竹若さんの考えた、バッファロー吾郎のネタで、木村の役を日村がやっているだけなんですが、竹若の世界観に木村より日村の方があってると思いました。

雨上がり宮迫&ホリケンペア

漫才でもコントでもなく、ホリケンというジャンル(笑)、素晴らしい。単に暴走しているだけでなくて、その辺を宮迫がきちんとコントロールしている、これは凄い。こういう漫才中に自由に振る舞うキャラだと、マイクスタンド動かすとかは、ありがちなんだけれど、そういう所も全部填った。

バナナマン設楽&雨上がり蛍原ペア

面白かったけれど、半年後ぐらいに普通にホトちゃんの役を、日村に変えてやってそうだし、やれそうなネタでしたよね、完全にバナナマンのネタだった。

さまぁ〜ず大竹&ブラマヨ小杉ペア

これはネタを書いた大竹が、さまぁ〜ずのネタではなく、あくまでも小杉が相方であることを前提としたネタを書いてきた、そしてその上でネタの内容も良くて、笑える素晴らしいネタでした。純粋に笑いの量だけでは、宮迫とホリケンコンビの方が上でしたが、番組のコンセプトを考えれば、これが圧倒的に一位でしょう。レジェンドコンビがいなければ、圧勝だったと思います。大竹の才気という物に、始めて大きく当てられました。

次課長河本&TKO木本ペア

次長課長は二人ともネタを書ける人たちですが、この番組でやっているそれぞれのネタを観ていると、次課長のネタもどっちがメインで書いたネタかというのが、分かりやすいですね(笑)。ネタ自体は普通に面白かったというか、若干、次長課長でも出来るネタという仕上がりでしたが、ネタ作り中のトークがやはり皆さん印象に残りますよね、これは。ただ「ジャイケルマクソン」でのシャカのバイトもそうですが、木本さんにしてもシャカにしても、生活するお金が足りないからでは、さすがにバイトの理由はないと思うんですけどね、遊ぶお金には不自由しいるのに、休みが多いからバイトしているという事だと、さすがに思います。

世界のナベアツバッファロー木村ペア

ホリケンがいるのに、名倉も原田もいないけど、誰で人数合わせているんだろうと思っていたのですが、そうか山下が呼ばれてないんだ(笑)。もう完全にこの番組でやる必要性のない二人で、もうお互いに気心が知れた二人が、馴れたことをやっているだけで、面白いことは面白いんだろうけど、この番組の趣旨的には外れですよね、ネタ終わりで出迎える浜ちゃんも、若干ながら怖い顔していた。それにしてもネタ作り中の木村の提案は、ネタ半分ではあるだろうけど、安易すぎる提案ばかりだったよなあ(笑)。

松本人志内村光良

もうこのペアというだけで、思い出補正、伝説補正、大物補正といった色々なものが付きすぎるんですが、いや松本人志内村光良も、色々と天才的な才覚ばかりがクローズアップされますが、こういった所で持ってくるネタが、ベタで手数が多くて、分かりやすい繰り返しネタで、オーソドックスな天丼の数々、とにかく貪欲に笑い取りに行くという姿勢は、若手はもっと見習うべきですね(笑)。しかし若い人たちの一部には、「さすが松本さん」みたいな声も感想としてあるようなんですが、どちらかというとウッチャンの世界観のベースの方が強いですよね。

TKO木下&さまぁーず三村ペア

あーこれは三村が酷かったですね、おそらく木本さん同様に、この番組に思い入れもあったであろう木下さんは、可哀想なことをしました。なんかその辺の気持ちを全く汲んであげられなかったのも含めて、完全に今日唯一評価を大きく下げたのは、三村だけですね。この日は唯一、浜ちゃんから殺し屋の目線を向けられていました。浜ちゃんのあの顔は、結構本気で三村に対して怒っていたと思うよ。志村さんもそれに気付いてか、結構一生懸命なフォローになってました。

ウド鈴木&次課長井上ペア

これも次長課長のネタで、河本役をウドさんがやっただけなんですが、河本の役がウドさんというだけで、全てが変わるという恐ろしさ(笑)、そしてもしかしたら天野君の次にウド鈴木を巧く扱えてるんじゃないの? と言えるような井上の猛獣使いっぷりが見事でした。ネタ作りというのはもちろんですが、こんな猛獣の相方を使いこなしたという点は、もっと評価されて良い。
ということで全10組でしたが、レジェンドコンビは別にすれば、ネタ作りという意味では大竹の圧勝、そして猛獣使いとしての才能を宮迫と井上が見せて、猛獣っぷりをウド、ホリケンの二人は見せつけましたね、天野、小杉、木本のツッコミも安定していた。
僕としては一位は大竹・小杉ペア、二位は宮迫・ホリケンペア、そして三位はウド・井上ペアでした。レジェンドに関しては完全に別格扱いで、序列から外して良いと思ったんですけどねえ(笑)。ただあんな大御所が、あれだけ恥も外聞もなく、分かりやすいボケ、飛び道具や卑怯な笑いを沢山散りばめて、ハイテンションで押し切ってきたのは、凄い正しい姿勢を若い人たちに見せつけたと思うので、僕は優勝でも良かったかなとは思います。
しかし「久し振りに面白い松ちゃんを見た」という感想が多いのは笑ったなあ、最近の「すべらない話」や「リンカーン」の松本は面白くないと、やはりみんな思っていたんですね(笑)。

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2009年1月3日に観た主なテレビ番組

といっても今日観た全部を書いてるわけではございません。

「新春ニッポン超ワイド 初出し芸能スクープ!!モー烈4時間生放送」

ノンスタが前半20分だけゲスト出演、さすがM-1チャンピオン効果で、石田は個人楽屋に興奮しています(笑)。ブラマヨ吉田M-1ネタは、あんまり笑えないよなあと、M-1事前番組でも思ったけど、今回見て改めて思った。こういう対応はテレビ見ている人は、本気で取る人もいるから損だと思う。しかしノンスタはあれだけハードル下げてくれると、スタジオに呼ばれてのトークとか楽だよなあ、という風に改めて思いました。

「爆笑2009笑うお正月!!」

ビデオに録っていたので、後から見たのですが、ベテランがネタしていると聞いていたんですが、普段テレビでネタしないようなベテランって、よゐこ爆笑問題ぐらいしかいなかったような? 別に関西地方は短縮モードだったとかじゃないですよね? ふとこの番組が関西地方では、一日だけ放送がずれたことで、大阪では放送無くなった番組は「くりぃむナントカ」の復活特番だったようですね、僕はこの番組には興味ないとはいえ、関西のお笑いファンって本当に、先鋭的なバラエティの享受という意味では、近年恵まれてないよなあ。

「初笑い東西寄席」

この番組までに松竹は自前の劇場を、間に合わせておいて良かったですね、もし間に合わすことが出来なかったら、ワッハホールNHKホールでイベントでもしていたんでしょうか? 以前に「師匠版のレッドカーペットが見たい」という感想を書いたことがありましたが、東西共に師匠クラスの芸人の濃さ、特に東京の師匠クラスの寄席芸人の濃度の高さは、たまに「笑点」を油断してみていると、驚くような人が出てくるけれど、毎年新年にビックリするような発見がこの番組にはあります。

しかしこうして見ると、松竹の中堅以上の芸人の濃さというのも凄い、ますだおかだアメリカザリガニも、若手の頃はシュッとした若手漫才だったのに、年齢を重ねたことで岡田さんと平井さんに変なキャラが付いて、いつの間にか松竹っほい、濃い口の漫才師にあっという間になってしまった。
僕はよく吉本のテレビの現場が求める若手と、育成の現場が育てたがっている若手の方針の違いを、このブログでよく指摘していますが、松竹も売れている先輩、ベテランや中堅芸人はキャラの濃い、セオリー無視の芸人さんが多いのに、ピン芸人はともかく漫才やっている若手はみんな、キャラの薄い教科書通りの優等生タイプの漫才師が多いのは、松竹も売り出しの現場と、育成の現場の間に相当な意識の差があるような気がしました。

「めちゃ2イケてるッ! 不景気をぶっ飛ばせ!!お年玉開運スペシャル」

真ん中だけ見ていなかったんですが、正月企画で緩い企画が多かったのが、逆におとそ気分に巧く填っていたように思いました。やっぱり「めちゃイケ」は特番だけでいいや。
今回の「ドリームマッチ」の感想は、そりゃ単独で立てるでしょう、という内容だったので、別のエントリーでよろしくです。

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M-1グランプリ感想の感想その23〜にづかさんの感想と何度かビデオで見返して思ったこと

M-1グランプリ2008 - 一汁一菜絵日記帳

ダイアンの「ヨネスケ」の下りと、モンスターエンジンの西森が格好良い台詞を言う下りが、オチで天丼をするために、無理矢理入れたような感じという指摘があって、それは僕も同意なんですが、笑い飯の「車上荒らし」の下りも、ネットの感想などを読んでいても「あそこが弱い」という指摘は、準決勝の段階で既に多くあったのに入っていたのは、闘牛士の天丼がやりたかったんだなあ、というのをビデオで見返して思いました。つまり関西からの準決勝組は三組とも天丼を無理に入れて、全部そこで間延びとか、ボケが少ないという事態を引き起こしている。
結局今は世間では、M-1で勝つためには手数云々みたいなことで騒がしい中で、手数を増やすことよりも、天丼で笑いを取るための前振りを無理に入れて、ボケ数を減らして失速しているというのは、いかにM-1を分析していないか、分析していても東京勢と比べて、そのポイントの軸がずれているのか、というのが良く分かる所だったと思います。
いや天丼やっても良いんですけどやるのならば、2003年の笑い飯の人形の下りみたいに、もっと巧いことやりましょうよと思います。2008年のM-1決勝でやった大阪勢の天丼は、みんなあまりにも取って付けたような、天丼をするために無理矢理入れたような下りが多くて、普通に天丼やるのは構わないけれど、そんな風に下手にやるなよというのが、感想になってしまいます。
というか天丼やってるんですが、NON STYLEだけは抜群に巧い(笑)。ノンスタが凄いのは、M-1の三回戦、準決勝、敗者復活戦、決勝で他のコンビが、
それやって軒並み失敗していたというようなことを、全部やって自分たちだけは成功させているんですよねえ。天丼にしてもどうだし、ツッコミが寒いこと言った後に、ボケがそれを冷たくあしらう下りとか、セルフツッコミとか、問題なく突破して自分たちは笑い取っていってるんだから、そりゃ勝ちますよね(笑)。他の奴が同じ事して受けてなかったことで、こいつらだけが受けてるというのは、審査員という立場で見たら、そりゃ心証が良いに決まってますよね。
僕は笑い飯について、年に一回M-1でしか全国のお茶の間では、ネタしていないコンビが、セルフパロディをやっても、視聴率が右肩上がりの番組にM-1はなっているんだし、伝わらない人が増えるだけでじゃないか? という風にも思いましたが、確かにここ数年というか、視聴率が紅白や五輪並みになってからのM-1では、Wボケのスタイルの漫才って、笑い飯はそんなにやってないんですよね、そりゃ「なにが面白いの?」という声が、今回の笑い飯には、今まで以上にあったようなんですが、そりゃそうだよなあと、分析してみると思いますね。
車上荒らし」と「交通事故」の下りが酷いという話に関しては、「車上荒らし」は準決勝の段階で、酷いというのはわかっていたんですが、「交通事故」の下りは見返すと、一つ一つのボケが弱い上にテンポが速すぎて、かなりおざなりな印象を受けますよね、僕は島田紳助が今回のM-1でも色々と叩かれているけど、本当に叩かれるべき所は、この笑い飯のネタに95点付けたことじゃないか? という風に思ってみてしまいました。何度か見返して自分のリアルタイム採点を見返して反省するのは、ナイツと笑い飯に対する点数が、少しインフレしてしまったかな? ということでした。
モンスターエンジン“で、この関西からの三組の話になるのですが、僕もにづかさん同様に、準決勝の時の順位は“ダイアン>モンスターエンジン笑い飯でした、決勝のリアルタイム採点は場の雰囲気とかもあって変わってしまったけど、いま見返すと準決勝の時の評価に戻りますね、やっぱりどう考えてもモンエンはともかく、ダイアンを笑い飯が上回るというのは、今回に関してはあり得ない。それでもダイアンの順位はあくまで6位で、7位がモンスターエンジン、8位が笑い飯だったように思います。やっぱり大阪の準決勝はレベルが低かったかなあと、準決勝が一会場で一日でやってたら、笑い飯モンスターエンジンは、チーモンチョーチュウとかパンクブーブーとかカナリアとかに、上回られてたんじゃないですかね? やっぱり合格者三組が揃いも揃って、こんな甘い天丼やってるコンビが通ったというのは、低いレベルの勝負だったと、東京勢の敗者復活戦の漫才見た後だと、考えてしまいます。
ナイツに関しては、僕は「宮崎駿」のネタは勝負ネタとして、そんなに目立つテレビ番組では演っていなかったネタだと認識しているんですけど、結果的にそれがナイツのネタの中では、テレビ演芸向けに練れていないネタになってしまったように思いました。テレビではごまかせるけど、舞台ではごまかせないことがあるように、舞台ではごまかせるけど、テレビではごまかせないポイントというのもあって、M-1用にテレビで温存した結果、テレビ向けチューンが甘いネタにこのネタは仕上がってしまった。結果的に島田紳助の「寄席と同じと思ってはいけない」という指摘は、僕はドンピシャだったなと、最初にこの台詞を聞いたときは、「紳助分かってねえなあ」と思ったけど、いまは紳助の指摘は正しかったと思っています。僕はかなり今回のM-1笑い飯への採点以外は、紳助を大きく見直す大会に、世間のお笑いファンと違ってなっています。
ちょっと飛ばしてザ・パンチの方を先にしますが、やはり決勝を現地観戦した人の感想を、色々と読んでも思ったのですが、やはり現場ではテレビを見ていて感じた以上に、ザ・パンチの緊張は会場全体に伝わりまくっていたようですね、だからリーダー、松ちゃん、そしてエンディングの紳助、そして今ちゃんや上戸彩のフォローというのは、やっぱりあれで正しかったんだなと思います。M-1が殺し合いだとしたら、ザ・パンチのあの扱われ方は、獄門や火あぶりでしかないんだけど、あくまでも真剣勝負であってもバラエティ番組と思えば、リーダーや松ちゃんの困り方や、今ちゃんや上戸彩の必死なフォロー、最後に落としてあげた紳助というのは、全てが優しさに包まれているのが、観賞が何度目かになると、現場の雰囲気も合わせて伝わってきます。
でもここで、ザ・パンチのためにフォローしてあげようと、優しい雰囲気を審査員や司会者が、みんなで持って行ってあげたことで、次のNON STYLEに一気にやりやすい雰囲気が形成されたんだから、勝負事って本当に分かんないなあと思いました(笑)。
話を戻してU字工事についてですが、僕は色んなプロの芸人、プロの評論家、そしてブロガーの中で、このにづかさんのU字工事評が、一番しっくりと来ましたね、審査員だったオール巨人師匠は、U字工事がこのネタだけだと、他の地方に行ったときに不幸な目に遭うのではということを、危惧したということをブログで語っていましたが、でも例えば北関東のローカルネタが分からなくても、東京とか大阪には分からない、地域差に対するこだわり、中央の人間からしたら、例えば九州でも熊本と大分と宮崎の違い、東北だと岩手と秋田と盛岡の違いというのは、そこにいる人たちには明らかなことなのに、それが東京の人間や大阪の人間には分からないというジレンマは絶対にあって、いや関西の人だって、関西にいると大阪と京都と神戸の違いというのは明らかなのに、それが余所の人には伝わらないというもどかしさがある、だから僕はU字工事のネタというのは、北関東というローカリズムを殻にしているけど、いくらでも見る方で置き換え可能な汎用性の高い噺だと思っています。巨人師匠の感想は凄い愛があるものなんだけど、そこはお客さんを見くびらないでよ、という風に思ってしまうところもあります。
U字工事は、何度見返しても思うのは、初出場にもかかわらず、ネタ中はもちろん、合間の今ちゃんとのトークとか敗者コメントとか、M-1にあっさりと馴染んでいるのが凄い、U字工事があと何回出られるかは分からないですが、このままいけば優勝して大会を去ることが出来そう。
キングコングは僕もリアルタイムで四番手、ナイツ、NON STYLEと二点差、オードリーとは一点差という、自分の中では明らかにトップ4だったのですが、何度か見返すと、その評価はそんなに変わらないですね、やっぱりこのコンビは去年と同じパターンなのが、審査員に必要以上に嫌われたのと、ノンスタの後という出番順が厳しかっただけでした。キングコングはこの路線で、何にも間違っていないから、どうか2009年のラストチャンスで、変なことをして敗れるようなことだけはしないで、この路線で正面からM-1と対峙して貰いたいです。今回のキンコンの敗退は、クジ運だけだったと思います。キンコンの漫才が笑えないなんて連中は、偏ったマニアであって世論でも何でもないんだから、そこは気にしないでどうか迷わないで、このまま直進してほしい。
オードリーは素晴らしかったけど、やっぱり敗者復活戦から来たというのと、出番順が最後というインフレ感が、この点数になったというのは否めないですね(笑)、番組の都合は分かるけれども、敗者復活戦から勝ち上がった組はトップ出番にするべしという意見は、正しいかも知れないですね、まあそれでもオードリーは最終決戦に、普通に残ったと思いますが。
にづかさんはこのエントリーの最後を、二回目見返すとノンスタとキンコンの印象が全然違うという風に結んでいますが、僕はここにU字工事を入れて、この三組の何度見ても面白い、いや何度も見返したら見返すほど、この三組は面白いと思えることをもっと評価したいです。テレビ演芸、寄席演芸、どっちの側面から見ても、同じネタを何度見ても面白い、何度も見た方が面白いというのは、連日演じるのが基本の大衆芸能である漫才において、最も大切なことだと考えれば、僕はこの三組はこの点をもっともっと評価されるべきだと思うのと、オードリーはネタそのものは、何度も見るという側面では落ちるんですが、春日というキャラが噛めば噛むほど味わいのあるキャラクターであり、見れば見るほど壷に入るポイントに気付いていくし、その箇所を若林が巧く提示してくれていて、オードリーもまたこの三組とは違う意味で、素晴らしい味が見れば見るほど出てきます。
はっきりいって一発勝負のM-1で、こんな事を言うのはルール違反な所もあるんですが、何度も見返していると、新たな発見や初見では気付かなかった荒が沢山見えてきて、凄い面白いんですよね、感想を書くために何度も見返していて思うのは、NON STYLEU字工事キングコングは、何度見ても面白いというか、何度も見たら後で見たときの方が印象が良い。オードリーは変わらないというか、ネタ自体は何度も見ると下がるんだけど、春日のキャラとか色々と副次的なところで見所が新しく出るので、プラスマイナスゼロになっている、ナイツとダイアンがやや何回も見ると落ちてきて、笑い飯モンスターエンジンがかなり落ちる。そしてザ・パンチは見返すことができない(笑)。これは新たな発見が良い方と悪い方に双方あるのと、特にU字工事キングコングがそうなんですが、同じネタを何度見ても面白い、むしろ二回目より三回目、三回目より四回目が面白いという風になっているのは、それはU字工事キングコングがズバ抜けて漫才巧いからだと思うのです。技術は裏切らない、ということをこの二組は見せつけてくれました。
僕はリアルタイムの採点では、一本目は「NON STYLE→ナイツ→オードリー→キングコング→ダイアン→笑い飯U字工事」だったけど、いま見ると「NON STYLE→オードリー→キングコングU字工事→ナイツ→ダイアン→笑い飯」ですね、いやダイアンと笑い飯の間に、モンスターエンジンが入るかも知れない。やっぱりこういう何度同じネタを見ても面白い、知っていて見た方が面白いというのは、やっぱりNON STYLEキングコングU字工事は凄いなと思いますし、今後の漫才番組とかで必要不可欠な存在になりそう。

M-1グランプリ2008最終決戦 - 一汁一菜絵日記帳

ナイツとNON STYLEの感想については、付け加えるところは去年の内に言い切ってあるので、特にないんですが、ここはやっぱりオードリーについてですね、いや厳密にはオードリーに対してだけでなく、M-1決勝大会の一回戦と最終決戦の戦い方です。
オードリーに関しては2003年の笑い飯とか、2004年の南海キャンディーズを、二本目のネタ見ていると思い出すんですよね、面白くて革新的なことはやっているけど、いかんせん粗い、一本目のネタが完璧だっただけに、やはりどうしても減点法で採点付けられるであろう、こういう審査会形式には向かないネタだったと思う、M-1の審査員の傾向を顧みると、基本的に中田カウス大竹まことだけが違うだけで、ほとんどの審査員は基準に違いはあれ、ほとんどが減点法と言って良い採点をしている、最初の頃は松本人志も、カウス・大竹と同じように最高到達点を評価する審査だったけど、2005年ぐらいから減点法に移行しだして、2007年からは完全に減点法になってるように思える。そういう審査傾向の大会で、ホームランもあるけれど、三振の打席も多いネタを持ってきたのは、やっぱり失敗だったんじゃないかなあと思います。
あと最初の感想にも書きましたが、僕はナイツの「城」と「眼鏡」の下りは余計だったと思う、あれははっきりとノイズだったと思うのですが、オードリーも「鬼瓦」やった途端に、リアルタイムで見たときに、凄い醒めたんですよね、巧く入れているものは良いんですけど(U字工事の「ごめんね、ごめんねー」みたいに)、僕は漫才に自分の持ちギャグとか決まり文句を、無理矢理入れてるなと分かると、その瞬間醒めてしまうことがよくあります。「待たせたなー」とか「ゴムパッチン」とか「もみじまんじゅう」ぐらいまで、恒例になれば良いんですけどねえ、「チッチキチー」とかいまだに違和感あります。
しかしオードリーに関しては、「選挙演説」ではなく、「肝だめし」やるべきだったという声は多いですが、まあ結果的にそっちやっていたら、直前のノンスタとネタ被りしていたので、それはそれで敗因として言われていたかも知れませんが、その決勝のネタの選択の舞台裏について、若林本人が語っています。

オードリー若林の「どろだんご日記」:敗者復活の時

敗者復活戦の会場で見ていると、「もうオードリー以外には考えられない」という感じだったんですが、本人達はそこまで感じ取れていなかったんですね、それはやや意外な感じがしました。サンドウィッチマンは大井から六本木までの移動中に、最終決戦のネタの練習もしていたことを考えると、やっぱりその辺の準備の余裕とかも、全てにおいて勝負の分かれ目になったんですね。まあオードリーに関しては、準決勝で失敗してしまったという点で、彼らはM-1用の勝負ネタを一本しか用意していていない状態になった、ということがやっぱり全てだったのかなと思います。
ただやっぱりパターン変えたのは、どうだったのかな? という風には思いますね。

あと、M-1の傾向として一回目と最終決戦で違う傾向のネタをやった
コンビって優勝できない傾向があるので
お笑いファンの思う「このコンビはいろんな事が出来る」というのは
審査員もお客さんも望んでないのかも知れません。
M-1グランプリ2008最終決戦 - 一汁一菜絵日記帳

これは直接お話しする機会でも話題になったんですが、2004年の南キャン、2005年の笑い飯、そして今回のオードリーと、一回戦と最終決戦でパターン変えてきたコンビは、軒並みパターン変えてこなかったコンビに負けてるんですよね、それに加えて2002年と2003年のますだおかだフットボールアワーも、勝ったから良いようなもんですが、パターン変えたことで、結果的に印象度が下がりましたよね、パターン変えなかった方が圧勝のイメージで優勝出来ていたような気がする。
あとチュートが圧勝だったから、あんまりみんなの印象に残ってないですが、2006年のフットボールアワー麒麟もパターン変えて、パターン変えなかったチュートリアルに独走されましたよね、「M-1グランプリ」が審査員にとってもお客さんにとっても、初見の漫才師も多く出るような新人賞レースとしての面がある以上、自分たちはこんな漫才をする奴ですというのを、とことん印象付けるという方向に舵を取るべきなのかも知れないですね、芸人の幅の広さというのは、売れてからいくらでも示せばいいわけで、売れる前の芸人というのは、とにかく自分たちの一番というものを、強く印象付けてお客さんに植え付けていくのが、審査員にもお客さんにもテレビ関係者にも、求められていることなんでしょう。世間は一つのこともやりきっていない人に対して、色々なものは求めないのかも知れない。
まあでもオードリーのこの強気の勝負の姿勢というのは、絶対に悪い方向には転ばないですよね、M-1準決勝とかで9年目とか10年目ぐらいになって、困って昔のネタやパターンを引っ張り出しているコンビとかの、変な守りに入る戦い方をするコンビって、やっぱりその後も浮上してこない人が多いんですけど、そこで間違った戦い方でも、攻めてた人の方が、そこで失敗してもロザンとかライセンスとかがそうでしたけど、その後できちんと上がってきますからね。
あとビデオでもう一度見返した感想で言えば、今回も名司会で良い空気を作っていた、今田耕司でしたけど、突っこむべき所で突っ込めていない所が、ビデオで見返すと多々分かりますね、みんな上戸彩の「ウィ」について、今ちゃんが咄嗟に突っ込めなかったことを指摘していますが、紳助の「のりおさんが生き返った思った」というのも、明らかに今田の「のりおさん死んでません」ってツッコミ期待しているのに、今ちゃんその辺もスルーしていて、他にも今ちゃん、審査員や上戸彩に対して、突っ込むべき所を突っ込めていないところが、今ちゃんらしからぬぐらい多かった。
それはきっと緊張もあるんでしょうが、生放送の段取りで手一杯だったということもあるんでしょうね、本当ならば場を仕切る今ちゃんがいて、段取りや決め事を読み上げるアナウンサーがいる、というのが一番良いんでしょうが、今回は上戸彩が未知数だったこともあって、今ちゃんは仕事が多かったから、細かいツッコミとかが手一杯になっていましたね、まあ上戸彩が思っていた以上に達者だし、アナウンス読み能力もあったので、2009年のM-1が同じ司会コンビだったら、上戸彩に段取り相当に任せることできそうですが。

M-12008敗者復活戦の感想をいろいろと - 一汁一菜絵日記帳

スカイAの放送の方でも、流れ星のネタ終わりのはりけ〜んず前田登トークは、一番良いところで切られてCMに行っていました(笑)。本当にみんな分かってないですよねえ(笑)。天津に関しては全く同意というか、なんか「木村のエロ」も「向のオタク」もやらないというのを、それだけで攻めていると評価する人がいるけど、準決勝でこの日の下から数えた方が早い、というような受け方していたネタを、無為無策に持ってくることの、どこが攻めの姿勢なのかちっとも分からない。なんか何年か前のランディーズみたいな、凄い締まらないで終わったラストチャンスの敗者復活戦だったと思う。別にエロネタでも、オタクネタでなくても良かったから、M-1における10年間の芸人生活の総決算となるような漫才をしてほしかった。
大体この「相撲好きすぎる女」ってネタも、オタクという単語を使っていないだけで、一時期に天津がやっていた「寿司オタク」とかのネタと構造全く一緒ですからね、その辺の言葉を置き換えるだけで「オタクネタじゃない」という評価が下るのは、正直どうなんだと思います。

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