『星をつくった男 阿久悠と、その時代』(重松清/講談社)

ピンクレディーを作った男の、モー娘へのコメントに唸る!『星をつくった男 阿久悠と、その時代』 〜大ヒットの裏には理詰めの作詞術があった:日経ビジネスオンライン

地元図書館に置いてあったので、借りてこずに読んで帰ってきました。この記事内で紹介されている部分だと、最後の流行歌の作詞家でなくなった後も、その時代時代のヒット曲の歌詞を、切り抜いて研究していたとか、モーニング娘。に嫉妬にも似た感覚を抱いていたというのは、一時代を築いた人に共通する、強烈なプライドと後輩達への嫉妬心。80年代以降のヒット曲、特にJ-POPとかには、斜に構えた見方をしているような感じが、テレビのドキュメントとかでは語られていたけど、そんなことはない強烈なライバル心があったというのは、時代を創った人のプライドとは、こうあるべきだよなと腑に落ちたというか、嬉しかったですね。何となくなんですが、凄い手塚治虫の伝記読んでいる時と、似たような感覚になりました。

星をつくった男 阿久悠と、その時代星をつくった男 阿久悠と、その時代

十字架 再会 歌謡曲の時代―歌もよう人もよう (新潮文庫) 作詞入門―阿久式ヒット・ソングの技法 (岩波現代文庫) 無理

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