『春一番!笑売繁盛』と新春漫才特番の感想

春一番!笑売繁盛』2009年1月4日放送分

毎日放送の吉本の劇場中継の新春特番、∞ホールからの中継をメインにして、NGK京橋花月baseよしもとの舞台中継で漫才を見せていく、毎年恒例の正月番組ですが、スタジオで千鳥が大悟の島エピソードを披露した後に、西川きよし師匠が「なんでそんな島の面白い話を漫才のネタにしない」と、説教食らわせたことですね(笑)。最近きよし師匠は、吉本の若手が積極的におもしろキャラに仕立てようとしていて、このときも小薮がきよし師匠が、またボケたことを言いだしたという面白処理で、何となく流していましたが、いやあやっぱりきよし師匠は本質ついてくるわと思いました(笑)。
しかし大阪の吉本芸人だけの新春漫才特番とか、吉本芸人の特番を見ていると、千鳥が関西ローカルの中で出世しているのが良く分かる。東京売れて要ってしまった人や、いま出られないメッセンジャーがいたであろう位置に、ほとんどの場合で千鳥が収まっている。その変わりにシャンプーハットが微妙に降格している感じがする。あとテンダラーストリークが見かけなくなって、とろサーモンギャロップに回ってきている風にも感じました。
またスタジオは、メッセンジャーの穴は千鳥と小薮に回っている感じですが、漫才番組の出番については、その穴に矢野・兵動が昇格して、やのひょうが上がって空いたところには、ティーアップが出る感じになっているようです。しかし現在、大阪のテレビにおいては、千鳥がスタジオで、笑い飯が外回りという状況は、どこまで他県の地域の人たちに伝わっているのかなあ?
しかし大阪の序列は、いつまで経ってもトミーズ、ハイヒールという、大阪の枠に収まっている人を、いつまで経っても誰も脅かせていない。ということを正月から感じさせるローカル特番は多かったです。そのトミーズ、ハイヒールも、師匠クラスやたかじんやえみちゃんを脅かせる気配は全く無いですからね。
あと全国区の年明けの演芸番組をみて思うのは、ブラマヨは完全にタレントとして覚醒した感じ、漫才の内容が完全に、いまのタレントとして売れてるブラマヨのキャラクターに沿っているし、M-1でやった漫才の量産が、一時は巧くいってない感じだったけど、完全に新しい路線で成功している。一方でプチ迷走がいまだ続いてるのが、ますおか。そして大迷走の気配がチュート。いやマジでチュートリアルはヤバイ迷走の匂いがある。年末年始の番組でも、えらい古いネタ引っ張り出したりしていたし、どっちに行こうというのが、まだ本人達の中で決まっていないのかな?
NON STYLEとハライチが年明けの番組から、いきなり2010年シフトに漫才の内容を変えていて、ノンスタはイキリという言葉を使わずに、井上のイキリ漫才をやっていて、これがいきなり完成してる。この方向性でいけば、漫才の方にまだいても、タレントの方にシフトしても面白いぞ。ノンスタの勝負年は今年だと思う。というかこれ2009年からやっておけよ。
オードリーは若林が、まだギリギリ漫才できる身体をつくれているんだけど、春日の状態がいまいちよく分からない。出てきただけで歓声の凄い状態では、コンディションはまあ良く分からないけども(笑)。まあでもこの人気をどこまで維持させるのは大切だよなあ。 あと不満はまだまだ沢山あるけど、東京の番組で揉まれている、ジャルジャルかまいたちは、M-1ではどうしようもなかったけど、この二組は揉まれている感が、他の大阪芸人に比べるときちんとあるねえ。 あと染之介染太郎への仕事が一時はテツトモに集中していたけど、いまは良い感じで分散している感じですね。それでもテツトモは最低限の確保が出来てるのも、流石ですけどね。

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