自分が「週刊競馬ブック」を買わなくなった理由を思い出した

もう何年も前の事なんで、具体的な時期を覚えていないんですが、起こった事件として覚えているのは、高市調教師が後藤正俊に激怒して、後藤正俊の連載が終わった数ヶ月後ぐらいの時期に、買うのを止めたのを覚えています。その理由を呼び起こされた感があります。

敢えて無題で : 白線の内がわ

僕は水上学氏との競馬観とも相容れない所はあるけど、それ以上に相容れないのが石川ワタル一派です。この一派というのは、かなざわいっせい宇田川淳とかもですが、この辺とKBS京都の(当時の)若手アナウンサーのコラムや記事が嫌だったというのは、「週刊競馬ブック」の購読を止める大きな理由だったのは確かです。
10年ぐらい前から、石川ワタルかなざわいっせい宇田川淳の記事が揃って酷くなった印象は強くあって、なんかその延長のイメージを引きずっていたので、この記事を読んでも「やっぱりな〜」ぐらいの感想しか持たないんですが、例えば野球やサッカーと言ったスポーツメディアにおいても、こういう老害をまき散らしている、ライターやジャーナリストというのは多くいるものですが、しかし野球やサッカーなんて言うのは、こういうスポーツメディアの市場も全然違うし、他のこういう老害ライターが跋扈している業界は、取って代われる人が慢性的にいないという事情もある。
でも競馬界というのは、こういった競馬専門メディアというのが、中規模というのに適切な規模で、老害ライターがのさばるのを許容できるほどの規模もない割には、新しい人というのは出てきている業界です。しかしそんな業界にあって、老害ライターが新しい芽を出るのを邪魔している状況というのは、現場の記者やライターがトレセン関係者とズブズブということ以上に、日本の競馬界、競馬メディアを疲弊させている要因として強く危機感を感じてしまいます。この辺の老害を早く退場させて、若手とは言わないけど、いま溢れかえっている中堅に場を与えてあげて欲しい。
ただその中堅も「ブログだとプロのライターの責任から外れたことが言える」という見識を、記名ブログで書いてしまっているというのは、正直どうかと思いますが。