古今の騎手技量談義と競馬(スポーツ)ジャーナリズムについて

Togetter - 「笠雄二郎(@YujiroRyu)氏が語る古今の騎手談義」

過去のJRAの騎手は圧倒的に東高西低、ここ15年ぐらいは西高東低、その所以は後半に話題になっている。数多く乗った方が良いというのに起因している気もする。最近は関東でも若手を多く乗せる機会が増えているから、また変化があるかも知れない。
地方競馬の騎手のほうが、毎日乗っている分だけ圧倒的に巧いという件、直線が長い競馬場には、地方の騎手は対応が難しいというのは、15年前からも言われていたことだった。
僕が見た過去のレースというのは、80年代の真ん中ぐらいの競馬で、まだJRAが東高西低だった時代を見ると、素人目に見ても明らかに関西の重賞のレベルが、G3レベルのレースだと一段低いのが分かる。まあ一度リンク先のつぶやきまとめをご覧になって下さい。
この辺のプレイヤーの技量に関する論評というのは、現場取材する人は競馬サークルの小ささや、関係者取材に頼りがちの、現在の競馬マスコミのあり方を考えると、書斎派でいける血統評論家やタイム理論や指数の人でないと、なかなか難しいんだけど、なんか最近の競馬ファンの嗜好は、とにかく調教現場取材の予想家に人気が集中しているという話もあるようなので、何とか多様な論評が競馬界にも残っていってほしいです。

■2010/10/06 (水) 日記が滞る言い訳2 - 須田鷹雄の日常・非日常

ここで須田さんが憤ってることは、合田さんが現れて、これまでずっと日本の競馬ファンが知らないことを良いことに、嘘ばっかり付いてたことが暴露された連中が、いまだに競馬評論家で口に糊しているのを、最近僕がやたらと憤ってるのと根底は一緒と思える。
いや競馬マスコミだけでなくて、例えばサッカー界でもあれだけ金子達仁とか、杉山茂樹がサッカーファンにあれだけ批判されているのに、平然とサッカーマスコミの中心や、一番稼げるところにいて、どれだけ叩かれても、そこからこの人達を除けようという動きが、サッカーマスコミの中で全く無い。
何度も書いてるけど、90年代の初めぐらいまでに、「海外競馬の常識は○○、だからJRAはダメだ」みたいな事を言ってる人達が、最初は高橋源一郎夫妻が指摘していたけど、やっぱり決定的だったのは合田さんの登場で、一気に過去の海外競馬評論家、海外競馬通のライターの嘘がばれたけど、この人達がそれで失業したなんて聞かないし、いまだに古い競馬雑誌では大きなコラムスペースが与えられている。
サッカーや競馬だけでなく、古くからいる人は地位が守られていて、おイタがばれたような人でも、なかなか一度手にした地位は、失うことがないというのは、結構色んなジャンルのメディアであるような話に思える。

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宝島社 1996-04

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