スポーツマスメディアに告ぐ

いや『ケット・シーさんに告ぐ』ってやろうと思ったら、すでにやられていたり、そのケットさん自身も『岩佐徹さんに捧ぐ』ってトーンダウンというか表現柔らかくなっているので(笑)、えーと事の経緯を順番にいきます。
ダバディさんがマスメディアに対して行った意見に対して、岩佐徹アナウンサーがそんなんは無理といった件、詳細は『岩佐徹さんに捧ぐ』というケットさんのblogに流れがまとめてありますのでそちらをご覧ください。
これは他にもid:orion1014:20040408#p1、id:SH77:20040407#p3、発汗氏Blog武藤ブランク氏Blogラスカル氏Blogまはる氏Blog杏葉氏Blogるめ氏Blog、などもご覧になってみてください。
岩佐氏に関してはこの人は本当に不用意な発言多すぎる(笑)、まあそれが爺と慕われる要因でもあると思うのですが、正直、今回のこれも裏も何にもない薄いうっかり失言に近いと思う。そういう意味では上で紹介した中ではid:SH77さんの意見が一番近い。
なんか本当にほとんど言いたいことは全部言われている感じなのですが(笑)、とりあえず僕が言いたいのは、TBSからフジテレビにUEFAチャンピオンズリーグの放映権が移って、地上派での放送が多くなると思っていた人はいっぱいるだろうなとは思います。
昨日のドラクエのところでも書いたことをもうちょっと広げると、ゲーム業界なんてものはすでに世間でもゲームオタクが多数派になってるんじゃない? それなのに一般向けオタク以外の層になんていってるから売れなくなってると思っていますが、ミーハーとコアの乖離という問題については、大手メディアがいつまで経ってもミーハーの顔色しか伺わないことが、コア層のミーハー嫌いと繋がっている気も、発汗さんのところとか読んでると思うのですけどね、とりあえずケットさんが提示している、ニューメディアの影響やシンガポールの例も含めて、それほど空虚な理想論とは思えないです。
というか外国で出来ていることが、しかもアジアの他の国で出来ていることが日本だけは違うからと思うほうが違いますよね。
今週のサッカーマガジン佐山一郎氏の連載コラムに載っていた、フジテレビアナウンサー・青嶋達也氏について佐山氏はこう書いている。

ふと、青嶋がこのインタヴュー中に「お客さま」を1ダース程発語してきたことに気付いた。
週刊サッカーマガジン 第969号49ページより)

僕の知っている人のレベルが低いだけかも知れませんが、放送局の人でこういう感覚が薄れている人は、物凄く多いことを私は現場でいくつか見させて貰ったことがあります。こういう人がもっと増えれば、またそういう感覚を残したまま業界で生き続けることが出来れば良いなと甘ちゃんと言われるかも知れませんが思うわけです。
それとも中澤佑二が年頭のサカマガで『自分たちの世代がサッカー協会で偉くならない限り何も変わらない』といったように、青嶋さんの世代の人がテレビ局や新聞社、代理店などで偉くなるまで待たないといけないのでしょうか。