2010年12月1日のニュースヘッドライン

Amazon.co.jp: ウラハラ [DVD]: ハライチ: DVD

ウラハラ [DVD]
発売日がM-1決勝の三日後って、攻めてきたなあ。

風香の魅力にコロッといきそうになる『よつばと!』10巻 DAIさん帝国

風香とみうらかーちゃんに尽きるよなあ、嘘付いたよつばに対する、とーちゃんの完璧な対応とか、見せ場はいっぱいあった巻だけど、この二つを真っ先に思い出してしまう。
よつばと! 10 (電撃コミックス)「よつばと!」2011カレンダーリボルテック ダンボー・ミニ Amazon.co.jpボックスバージョン

迷走する運命にあるワーク・ライフ・バランス政策 by 筒井淳也: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

ゆとり教育の失敗だって、家庭の育児や教育の時間がないままに押し付けたことだろうと思ってるからなあ。ゆとりが教育に必要なのは、本当は子供じゃなくて親の方だった。

はてなブックマーク - 53歳女性「天皇関連の予算の多さに見てバカバカしくなってしまった。天皇の存在意義が見出せない」

まぁ、皇室は馬主業をやるべきだと確信する有芝にとっては、現状でも予算不足。

にゃるこまりこ(國府田マリ子) (nyarukomariko) on Twitter

マリ姉Twitterを初めて、早速先にやっていた南かおりとリプライ送り合っていて、10年前の関西ラジオっ子としては、それを目の当たりに出来ただけで歓喜したのでした。
國府田マリ子・南かおりのSha-La-La〜ふたり〜國府田マリ子 presents GMCD Special 2My Best Friend2

『第32回ABCお笑い新人グランプリ予選会』

落語家、講談師も含めて、102組が出場した予選会、決勝進出者は以下の通りでした。

アイロンヘッドトット、さかなDVD、さらば青春の光、ソーセージ、ダブルアートGAG少年楽団ウーマンラッシュアワー、ミルクボーイ、尼神インター

誰が決勝に行ったのは意外というのはないけど、ポラロイドマガジンとプリマ旦那の二組が、決勝に残らなかったのは、かなり意外な感じがしました。
去年と比べて、全体のそこのレベルは高かったように思うけど、上位のレベルという意味ではどうだっただろうか。エントリーの102組に、M-1の準々決勝に残っているコンビが、四組しか残っていなかったというレベルではあったのですが、去年もレベルは低かったけども、上の何組かが高いことで救われていたけども、今回は見ているのが辛いというコンビが続くみたいな、去年のようなことはなかったけども、決勝に確実に行ったなと思わせるコンビが、五組ぐらいしかいなかった。去年がほとんどがM-1一回戦レベルの中に、何組か三回戦レベルの芸人が混じっていた感じだったけど、今年は全体的にM-1二回戦レベルという感想が残りました。
とりあえず決勝は間違いなく、さらば青春の光ウーマンラッシュアワーの一騎打ちになるでしょう。予選会で一番受けていたアイロンヘッドは、本戦の会場で、祝日の昼間のテレビ放送の雰囲気で、どこまで受けるかは未知数でしょう。

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2010年11月28日のニュースヘッドライン

パパはニュースキャスター |ドラマ・時代劇 番組詳細情報 | TBS CS[TBSチャンネル]

TBSチャンネルで放送中、この辺のドラマを見たら、「ドラマのTBS」という時代が分かるよなあ。普通に地上波でも、ゴールデンタイムで再放送とかしたらいいのにと思う。

ご報告|山瀬功治オフィシャルブログ「こーじのblog」

破滅の始まりだなあ……。松田の件はまだ真偽不明だけど、松田も山瀬もフロントに悪い感情を思うような過程があってそれが公開されているのが大問題だよなあ。

大阪人はなぜカレー好きなのか  :日本経済新聞

確かに東京から来た人に、今年に入って「大阪はカレー屋が多い」って、二人の方に言われたし、ブログで書かれたのも読んだことがあるな。

『めちゃイケ』で岡村さんが復帰

芸スポまとめblog : 【芸能】ナイナイ・岡村、134日ぶり『めちゃイケ』で仕事復帰! 仲間らと感動の抱擁

番組の感想は書こうと思えば書けるけど、ここまで精神疾患に関する、日本人の基本的な知識が欠落しているのか、という番組感想に多く触れたことのほうが、印象に残りすぎて番組の内容に触れる気になれない。とにかく同じ病気経験者が、本気で心配するような内容だったのに、そのことについて指摘されたら、「俺の感動に水を差すな」っていうTwitterのツイートがTLやTL外、またブログ、コメント欄などでも散見されて、なんだかなあと思った。所詮あいつらは岡村さんの身体よりも、自分の感動とかの方が大事と言うことだよね、いかに日本人のお涙頂戴好きの品が良くないか、改めて分かる日になってしまった。
しかし中には「鬱病患者を不用意に励ましてはいけない」というのを、俗説や都市伝説呼ばわれする人までいて、岡村さんの復帰よりも、鬱病を含めての精神疾患に対する、日本おける認識不足の大きさの方を考える放送と、その反応になってしまいました。そりゃ日本は鬱病大国になるよなあ、基本的な認識がまるで欠如してるんだもん。
あと落盤事故のパロディを叩いてる人がいたらしいけど、それはアホだろう。あっちはそんなに問題じゃないというか、むしろあそこまでやったことを褒めるところでしょう。なんかずれてるよなあ。
最後に最もどうでも良いけど、今回の放送ではよゐこのコメント力が光っていて、特に有野さんが凄かったけど、あれを見て「有野のコメントは作家の台本でしょ?」という奴がマジでいて笑った。どこまで「めちゃイケ脳」の奴は、この番組のシナリオ信じてるんだよ(苦笑)。

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よしもとアール・アンド・シー 2011-02-15

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若手芸人の迷走ケース

baseよしもと閉鎖を受けて、今一度大阪の若手芸人での道というのを考えてみました。アジアンやとろサーモン、ソラシド、天津、笑い飯とbase卒業芸人の東京移籍が続いていますが、東京進出組はもちろん、大阪での活動を継続している人達も、非常に苦労が続いています。
baseよしもとを卒業して、いきなりお年寄り主体の劇場や営業での漫才が、活動の中心になった芸人の中には、お年寄りに理解して貰える漫才というのをはき違えて、単に古臭いだけの漫才になってしまってる人がいる。これは本人達の理解の問題もあるし、本当なら女子中高生が主体の劇場を卒業したのなら、次はもう少し大人の人達の前でネタが出来る環境があれば良いんだけど、大阪の場合は子供の前と年寄りの前という環境しかないから、芸人側が迷うのも仕方ないところはある。
あと大阪吉本の最近の若手コンビは加齢や、環境の変化伴うパーソナリティの変化を、うまく芸風に活かしきれないですよね、「実はツッコミの方が器用だった」みたいなことになっても、それをネタやキャラに活かすことが出来ない。特に大阪のコンビって一見個性薄い方が、イザ色んな事をやらせてみると、なんでも上手い事が多いのに、そういうのが無視されて「ダメな子」というキャラ設定を、いつまでも引きずるから変なことになっている。
いわゆる漫才ブームの時の「うなずき型ツッコミ」というのがいないのに、不器用なツッコミという役割の人達が、無理矢理そういうキャラを当てはめられることでの矛盾がある。天津の木村とか、ギャロップの毛利とか、とろサーモンの久保田とか、こういうのは天素のころから大阪吉本で出来てきた。なんか不器用なツッコミは、みんなトミーズ健と同じ扱いしておけばいい。というのがあって、それが色んな幅を狭めているように思う。
でも例えば天素だったら、蛍原さんはもっと複雑な面白さがあるし、フジモン宮川大輔なんかも、そういう幅に収まらなかったからいまのブレイクがあった訳だし、そして他にこの世代で不器用扱いされてるツッコミというと、ジャリズム山下と千原せいじということを考えると、なんかボケの不器用さを隠蔽する為に、無理矢理ツッコミを不器用なことにしているようにも思えるなあ。
実際にジャリズムなんかは、『正しい恋の作り方』とか、『渋谷でチュ』とかだと、山下の方がしっかり回していたし、後半はナベアツ空気でしたし、いまのナベアツの自分を立たせる為に、山下をダメな子扱いしているのは、本当に山下を救う為にジャリズム復活させたのかと思ってしまうよなあ。
宮迫、ジュニア、ナベアツが癌ですよ、吉本の、もうはっきり言っちゃうけど(笑)。この上に中間管理職的な親分として、木村祐一がいて、こいつらを松本、浜田、今田がかわいがってるという図式が、いまの吉本を悪くしてる(笑)。そしてこのピラミッドの下に、品川がいるわけだから、やっぱりタチの悪い図式が出来上がっているように思う。
いまこの並びで心配なのは、次長課長なんですよね、河本がどうもこのラインにのって、プチ品川化を始めている気がしてならない。でもせっかく大阪のそういう流れを断ち切って東京に行ったのに、東京の中のプチ大阪みたいな社会で、同じ事やっていては意味がないんですよね。これはルミネで「プチ・ガンガンライブ」みたいなイベンこれはちょっと話が変わってくるんですが、東京吉本の芸人で、若手取り始めた頃の芸人、極楽とんぼを筆頭に、ガレッジセールとかダイノジとかロンブーのネタって、東京漫才や東京コントなんですよ。この頃の東京吉本の芸人だと、関西人の二人でやってるDonDokoDonも、関西人なのにやってる漫才は完全に東京漫才。
でもこれより下になると、東京吉本の芸人みんな大阪になるというか、二丁目芸人と同じ流れの漫才やコントになる。でもこれって丁度、劇場の兄さんに130Rとか雨上がりが入りだした時期で、吉本の芸人が一気に大阪スタイルになっていく。それでトータルテンボスぐらいの世代は、もう最初から大阪の笑い、まあ大阪というよりは二丁目ですけど、いまのAGEAGE芸人とかは、完全にやってること二丁目劇場の流れですからね。
いま東京吉本の若手で、完全に東京の漫才やってるのって、名前のあるところだとPOISON GIRL BANDぐらいで、品川庄司M-1を意識しだしてから、大阪漫才に転換して「オンバト」出てた頃とは別の漫才になってるし、東京ダイナマイトにしても、最初は東京コントやってたけど、M-1研究しすぎて凡庸な大阪漫才になってしまった。
若手芸人には研究しないのも多いんですが、何故か研究しすぎる芸人というのも、キングコング西野とか、ハチミツ次郎とか、ユウキロックとか、良い流れの時は良いんだけど、悪い流れの時は研究しすぎて、凡庸なことに走りがちになってしまうんだよなあ。まんま去年のM-1優勝者の漫才のコピーになったり、若手がみんなやってる形になってしまう傾向とか、ボケとツッコミを入れ替えるとか、服装や髪形を分かりやすく変えたりとか、どうしてもしてしまう。
ここまで書いておいて、結論は「いやー難しいよなあ」という話だけで終わってしまうんですが。ただ冒頭の自分のキャラを決め打ちすぎない方が良いという話は大事、うまくいけばよゐこみたいな展開はあるんですからね。

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『M-1グランプリ2010』三回戦合格者全75組のリストと決勝進出者予想

えんにち どぶろっく あどばるーん デニス ナイツ マテンロウ ... - 今日の風

・東京1日目
えんにち
どぶろっく
あどばるーん
デニス
ナイツ
マテンロウ
初恋クロマニヨン
ゆったり感
・東京2日目
井下好井
マキシマムパーパーサム
マヂカルラブリー
デスペラード
ジャングルポケット
笑撃戦隊
ソラシド

  • ・東京3日目

エリートヤンキー
バース
ピース
グリーンランド
天狗
囲碁将棋
風藤松原
・大阪1日目
プリマ旦那
ギャロップ
プラスマイナス
天使と悪魔
かまいたち
スーパーマラドーナ
ミサイルマン
※ミルクボーイ
※和牛
ダブルアート
・大阪2日目
千鳥
笑い飯
アーリアン
シャイニングスターズ
セルライトスパ
土佐駒
ラフ次元
ボルトボルズ
※ななまがり
・大阪3日目
メトロクラフト
ジャルジャル
スマイル
お湯
銀シャリ
天竺鼠
モンスターエンジン
・東京4日目
LLR
三四郎
エレファントジョン
スリムクラブ
とろサーモン
ボーイフレンド
トレンディエンジェル
トンファー
ハイキングウォーキング
POISON GIRL BAND
ハライチ
・東京5日目
ブレーメン
平成ノブシコブシ
カナリア
ブロードキャスト
三日月マンハッタン
ギンナナ
ウーマンラッシュアワー
ロシアンモンキー
タイムマシーン3号
ダブルネーム
アームストロング
チーモンチョーチュウ
東京ダイナマイト
我が家
磁石
パンクブーブー
※は追加合格者です。

とりあえず去年の準決勝進出者と同じラウンドであり、ここまで勝ち上がっているだけで、準決勝に残れなくても敗者復活戦に参戦できる人達と考えると、ここで決勝予想をしておくのが自然と考えたい。そして三回戦合格者の一覧を引用してきた訳ですが、これは日によって大きく審査基準が異なる審査が行われたのだろうなと、思わずにはいられないような、とてもカオスな名簿が上がってきてしまいました。全体的に有力所が多く出ていた回は、知名度の高い正統派寄り、そうでない回は審査員冒険しすぎだろう。という印象が残る審査結果になっているように思えます。まあはっきりと保守的すぎる日と、チャレンジしすぎの日があったように見て取れます。
とりあえず願望込み込み満載の予想を出そうと思ったのですが、自分が本心から願望丸出しで予想したら、本当は入ってこないといけないコンビが、三回戦で大量に転げ落ちてしまったので(span!も女と男ものろしもチキチキジョニーもプリンセス金魚も上々軍団アイデンティティもザ・たっちもイシバシハザマヘンダーソンも、いやもちろんこの人達が全員決勝に行けるとは思ってなかったよ、でも準決勝ぐらいには半分以上は残ると思ってたんだよ)、凄い難しくなってしまいました(笑)。いまこのリストを見て決勝に行って欲しい願望を書き出すと、ななまがり、ボルトボルズ、アーリアン、スリムクラブトレンディエンジェルという当たりになるけど、果たしてこの中で一組でも準々決勝に残るコンビがいるのか? という風に言われると非常に厳しくなってしまう(笑)。
とりあえず願望を極力抜いた決勝予想は次の通りです。敗者復活で勝ち上がりも含めた九組+α予想にします。

ナイツ、ウーマンラッシュアワー、千鳥、笑い飯かまいたち東京ダイナマイト、ハライチ、パンクブーブータイムマシーン3号(or)POISON GIRL BAND(順不同)

まあ正直コントがメインで、漫才にそれほど力入れてるとも思えないけど、いまのタレントとしての勢いなどでジャルジャルとかピースが決勝に入らなきゃ良いやという気もしないでもないのですが、まず今回、準々決勝進出者のリストを見て思ったのは、今年のM-1が開幕する前まで不安だった、あまりにも酷い東高西低になるのでは? という事前の予測は回避されたのではないか? ということです。東京の三回戦を複数回見た人の感想は、どれも今年のレベルの高さを担保できるという感想でしたが、字面的なインパクトが全体的薄いように思えてなりません。去年や一昨年のようなトップレベルの量的な質が、どうも弱くなっているように思うのです。
去年や一昨年などの笑い飯以外の大阪のAクラスが、東京のBクラスと同じぐらい。大阪のBクラスは、東京のCクラスに敵わない。というような雰囲気すら僕はあったように感じていますが、今回はそれほどでもないというか、東京の決勝常連ではない経験者や、あと一歩で決勝という匂いをもった層というのが、一気に減った印象を持っています。
これは去年や一昨年に、ラストチャンスとなったコンビが準決勝常連や、過去の常連に思っていたより多くいたことが要因でしょう。U字工事、オードリー、キングコングスピードワゴンザ・パンチ髭男爵マシンガンズハマカーン、流れ星、ジパング上陸作戦(現・チャド・マレーン)、常連ではなかったけどラフ・コントロール飛石連休といったあたりが出られなくなっている訳で、やっぱりこの辺がごそっとここ一、二年で抜けた上に、南海キャンディーズオリエンタルラジオNON STYLEがエントリーしていないんだから、厚みに欠けるのは当然で、そりゃパッと見の印象が薄くなるわけです。大阪勢が麒麟、天津、ダイアン、ヘッドライトぐらいしか、主だったところでは芸歴制限にかかっていないのなら、相対的に東西の差が縮んだように見える訳です。まあ今年で笑い飯と千鳥という西の横綱大関が同時に消えるので、来年のことを考える……のは、来年にしましょうか(笑)。
なんか去年や一昨年の敗者復活戦を見ていると、大阪の敗者復活戦に回った、決勝の可能性があると見られていた一群が、東京の敗者復活戦に回った中でも二番手グループという感じの人達に、まるで歯が立っていなかったのと比べると、かまいたち、スマイル、ボルトボルズウーマンラッシュアワーあたりより、この人達は確実に上に来ると、事前予想で断言できる人達が七組とか八組いるとは、このリストで改めて東京の三回戦合格者を確認していると、どうしても思えないのです。だから今年は関西勢は笑い飯一組だけではないか、という大会前にかなり支配的だった予想は、僕自身も撤回した上で、それは無いと断言しておきたい。
で、このつまらない願望抜きの現実予想ですが、この中で今年のM-1決勝で本心は見たくないと思うのは、実はナイツなんですよね、それなら(一応合格予想の九組には入れましたが)タイマとか、POISONの復活の方が本当は見たいと思うのです。なんかナイツはこれまでの形をやっても、そんなにインパクトがないままに、別に悪くないんだけどという結果になりそうなんですよね、イメージとしては02年のハリガネロック、03年のアメリカザリガニ、04年の笑い飯のような、悪くはなかったんだけど、印象に残らないで5位とか6位で終わるイメージです。かといってなんか新しいことやったら、お客さんの期待にそぐわないで、R-1のヒロシみたいになると思うんで、やっぱりナイツは決勝にはどうやっても残る気がするけど、枠を一つ潰すだけの存在に決勝の雰囲気ではなりそう。
笑い飯、ハライチ、かまいたちは普通に決勝に残ると思う、この三組は僕の願望満載の決勝予想でも、外す訳にはいかない三組でしょう。千鳥とPOISON GIRL BANDは、実は僕は今年はラストチャンスということもあるけど、今年のハイレベル層の薄さを考えると、巧く行くんじゃないかなと思っていたのですが、ここまでの予選の評判や、単独ライブなどでかけているというネタの内容を聞いてると、決勝に行ったところで同じ事を再度繰り返す気がしないでもないので、ここに来てやっぱり強く推す気持ちが薄れてしまった。千鳥は笑い飯より決勝のチャンスあるとか、つい一週間ぐらい前まで思ってたんだけどなあ。
ただ千鳥、POISON GIRL BAND東京ダイナマイトを、それでも決勝にはいると思ったのは、今年はやっぱり準決勝の天井のほうのレベルが、そんなに高くないと思うんですよね、準々決勝に残っている芸人の平均レベルは例年並みか、それよりやや高いぐらいかも知れないけど、上位十数組のレベルが高くない気がしていて、つまり審査が揉めるような気がするんですよ、去年も準決勝のレベルが高くて、審査が揉めてしまったので最終的には審査員が、個人的な好みで選んだというのは、審査員の倉本氏が証言していますし、過去の審査でも団子状態で揉めたときは、最終的には審査員の個人的な好みが出るというのは、かわら先生も証言しています。今年も団子になるような気がするんですよね、そうなったらM-1の審査員の好みで、また声の大きい審査員の好みなのって、やっぱりこの辺だよねという風に思う訳です。まあそこでやっぱり一組ぐらい、客受け上位も素直に取っておこうということになれば、タイムマシーン3号が入るかなというか、パンクブーブータイムマシーン3号で残った方が、敗者復活戦から勝ち上がると思った次第です。パンクブーブーは準決勝で落としたら、去年みたいに絶対に上がってしまうと思うから、今年はいくらなんても準決勝で落とせないとは思いますが……。
そして最後にウーマンラッシュアワーですが、僕はここは本当は銀シャリにしたかったけど、銀シャリがあまりにも分かりやすい迷走を、ここ数ヶ月見せている上に、橋本の体調も万全でないとなると、押す理由が何もないんですよねえ。スマイル、ウーマンラッシュアワーかまいたち銀シャリの四組は、自分たちのキャラに忠実に、最もベーシックな形の漫才を真正面から持ってくれば、僕はM-1決勝に立てると思っていますが、銀シャリは迷走、スマイルは相変わらず小難しいことをやろうとして、よしたかくんの良さが活きていない。かまいたちは今年の後半のネタ見ていると、その辺が大きな変化と見て取れるので、僕は笑い飯以外で関西から一組なら、かまいたちは現状なら外して欲しくない。そしてウーマンラッシュアワーですが、ここも迷走と小難しいことのダブルコンポの負のスパイラルに入っていたと思うのですが、中川の怪我によって、新しい挑戦というのが多分準備できなくなって、勝負ネタを「バイトリーダー」や「アイドル」といった、真正面なネタを小細工無しでやる方に戻したのは、かえって良かったのではと思っています。マイナスとマイナスをかけてプラスになったというか、M-1を前に事故で骨折というバッドタイミングを、プラスに変えた引きの強さというのも含めて、関西勢に番手グループの中から一組なら、ウーマンを入れたいです。
ちなみに迷走というのが分からない人に解説すると、ボケとツッコミを突然入れ替えたり、ボケが急に髪形をマッシュルームカット(坊主)にする、舞台衣裳に蝶ネクタイかサスペンダーを取り入れる、以上が非常に分かりやすい「いま迷走しています」という漫才師特有のサインです。ちなみに売れる前というか、キャラが世間にそこそこ認知される前に、こういったことをするのは、迷走とはちょっと違いますので、あくまでも売れかけぐらいの人が、急にキャラやネタに思い切った変化を付けようとして、みんなと同じ事をしてしまうことを言っています。ちなみに迷走している人は、この四要素を平気で二つぐらい組み合わせて出てきてくれるので、非常に分かりやすいです。あと漫才にメタフィクションなボケが入るというのも、迷走している芸人が良くやることです。
話をM-1に戻して、では僕の願望満載の決勝予想も出したいと思います。例によって敗者復活戦も含めた九組の予想です。

笑い飯、ハライチ、かまいたちパンクブーブーPOISON GIRL BANDタイムマシーン3号ボルトボルズ風藤松原トレンディエンジェル(or)ロシアンモンキー

最初の六組は願望抜きから引き続きです。千鳥、東京ダイナマイト、ポイズン、タイマと決勝で苦渋を舐めた四組の中では、やっぱり僕はこの二組をもう一度決勝で見たい。ボルトボルズは二回戦での好印象をそのまま引きずります。横山ホットブラザーズ師匠も、ボルトボルズのことを褒めているらしいし、何だかんだで大阪勢には、実力派の早い手数漫才は少ないので、これから舞台が大きくなって完成度がより求められるようになったら、強くなっていくような気がするのです。
風藤松原は二回戦、三回戦とお題に対して交互にボケる、大喜利的な並列漫才に逆戻りしていたという話なので、物凄く不安というか、それだとダメだと思うのですが、そういう漫才できたのは三回戦までと思いたいという気持ちと、そういう漫才でも他の東京の有力所と言われている、東京吉本勢の漫才も囲碁将棋の歌ネタとか、天狗の通訳ネタとか、ゆったり感の五十音漫才も、大喜利漫才の見せ方のバリエーションの変化でしかないと思うんですよ。東京吉本勢や一部のbase勢って、並列ボケを漫才でやる為のフォーマットをつくって、あとはそこに大喜利的なお題を被せて、ボケを並べていくだけというのは、僕はM-1の予選審査員は、ここまでの傾向を見ても準決勝止まりという判断を下していると思うし、もしこのフォーマットで良いのなら、僕はチーモンチョーチュウが三文字で決勝に上がっていたと思います。この東京吉本のフォーマット漫才で、一番レベルが高く掛け合い漫才として成立している、チーモンの三文字でもダメだったのに、他のフォーマットが決勝に上がれるとはとても思えない。それならフォーマットに頼らないで、開き直って並列大喜利漫才した方が、ダイアンみたいに通るような気がする。
そして東京吉本からはトレンディエンジェルロシアンモンキーのどっちかです。先ほどあげていったフォーマット漫才の人達よりは、こういうストレートな漫才の方を、僕は上に見たいです。もうこれは完全に僕の趣味ですが、風松があまりにもベタベタな大喜利漫才し過ぎたら、風松下ろしてこの二組を上げたいかなあ。
あと絶対に無理だけど、敗者復活戦も含めて引っかき回して欲しいのは、いま残っている中だと、スリムクラブ、アーリアン、プリマ旦那の三組か、プリマ旦那はいまはまだ全然ダメだけど、凄い未来がある人達だと思うので、良い爪痕をしっかりと今年は残してほしい。あとは我が家とプラスマイナスは、準決勝の審査発表が客前壇上ということを考えると、とにかく受ければいけるという気持ちでやれば可能性がある。
以上が、僕の今年のM-1決勝メンバーの予想と願望でした。という感じで綴じようとしたのですが、なんか忘れてると思ったら、笑い飯とハライチについておもいっきり抜けてますね(笑)。いやこの二組は通るでしょう。そしてハライチが優勝するでしょう(笑)。という以外の言葉が特に出てこないのです。

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よしもとアール・アンド・シー 2010-03-31

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『ゲームセンターCX』#109「ゼルダの伝説 時のオカリナ 前編」

ついに『時のオカリナ』まで登場しましたか!! さすがに前後編になりましたので、そちらも合わせて楽しみにしたいです。

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Happinet(SB)(D) 2010-12-24

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