コミュ不全とか、言葉の肉体性の問題とか

はてなブックマーク - はてなブックマーク - はてなブックマーク - はてなブックマーク - Twitter / 加野瀬: よくネットで「人の発言を晒し上げるな!」って言うけど ...

とりあえず自分の意見に賛同する人が少なくて、叩きコメントが多くなってきた後の、最後の捨て台詞が酷い。あとファイティングポーズだとかいって煽ってた連中の、梯子の外された感については、いまどんな気分? というべき所なのかなあ、なんかそれして同じ穴というのもどうかと思うしね。
最初から相手しやすそうな、俺みたいな相手しか選んでやり取りしてなかったし、これを受けて戦闘モードとか言い出す奴の気が知れなかったけど、自分に利がない流れだと分かったら、一方的勝利宣言して撤退って、有名なネット言論人のお約束になりつつあるよね、結局自分が焚き付けた話に最後までケツ持たないから、この世代の言論人はダメなんだよな。というのが非常に良く分かった。津田さんとかはまだ最後までどう転ぼうがケツ取るとるのが、一人だけステージ上に行った理由だよね。
相手の気持ちを分からないというコミュ不全が、ネットでは開き直って正義面できる、ということだよねというのもあるし、元の話もそうだけど、匿名実名論争が空虚なのは、ひろゆきも言ってた失うものはない無敵君は強いよと言う話もあるし、例えば面と向かってなら、こんなこと絶対に言わないだろ? しないだろ? という話もあるんだよね、それこそ殴られるみたいな心配がないから出来ていること、という匂いが強くあって、その辺も上の世代の言論人が、最近の若手を相手にする際に、与し易いと舐めてこられるか、相手にされない理由にもなっているように思った。実際に修羅場を越えてやるという覚悟がある人は、出世しているよね。
でもネットで実名とか、実際に活動しているペンネームとかだして、煽りや炎上仕掛けている人達は、マジで身の危険感じて生活していないのかなあ? 山本弘は『と学会』の初期の頃に、毎年の大賞受賞者が関西在住だったときは、身の危険を感じてトロフィー送らなかったとか書いていたけど、その辺の危機意識を全然感じないんだよなあ、僕はネットで知らない人と揉めたときは、わりかし真面目に電車のホームでは一番前で待たないとかレベルの危機意識持ってしまう。たんに僕がびびりというだけの問題かも知れないけど、この程度の想像力もなしに、ネットで実名(芸名や通名含む)を出して、晒し上げとか炎上仕掛けている人は、仕掛けている気がするのは、結構前から引っかかっていた。コミュ不全の一つの形といえばそれまでなんだろうけど、
しかし『朝生』が面白くなくなったのは、「いつこいつら殴り合い始めるんだろ」というような匂いが無くなってからだよね。暴力はいかんけど、肉体性の匂いが無くなった後に、言葉だけが残ってもそれは空虚だよな。

これはちょっと違うけど、ここまでキャラ立ちする人がいなくなったことは、身の危険を感じずに他人を攻撃できるようになった。ということとどうしても絡めてしまうよなあ。モノマネされる文化人なんて、現在ではホリエモン渡部陽一ぐらいしかいなくなったよな。まあ別に殴り合いの覚悟は持たなくても良いから、人心の細かい機微とか理解して、第三者と接しようやとは思うけど、ここで無邪気に賛同したり、煽ってた人達って、自分はできてると思っていそうだよなあ……。
えっ? 僕ですか、そんな人の心の動きなんて分かるほど、エライ人間に達するなんて、老境に達しても無理でしょう。とかいう取って付けたこと言って終わります。

B000064MT9朝までナメてれば! [VHS]
ポニーキャニオン 1989-12-01

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