ワッハのインディーズライブを見てきました

久し振りのワッハのインデーィズでしたが、名前が分からなかったのですが、制服で舞台に出ている高校生のコンビとピンの子がいたのですが、どちらも達者で爽やかな高校生らしい漫才で、どちらもかなりレベルが高かった。ただそういう「高校生らしい漫才(漫談)」というのに抵抗するような、ブラックなネタを挟んだところで盛り下がっていたのは残念だった。背伸びしたい時期だろうけど、いましか出来ない漫才があるのなら、それをやった方が良いと思う。三人とも爽やかな感じで、いかにも頭良さそうな学校の制服に身を包んでいたんだから、そういうのも個性として大切にしないといけない。
あとM-1絡みで二回戦で悪くはなかったけど、ちょっと心配な落ち方をしたコンビと、一回戦で誰に聞いてもその日の上三つに入っていたのに落とされた、というコンビのネタをそれぞれ見たのですが、前者は違うネタではありましたが、数日しか経っていないのに、M-1で見たときに気になった点が改善されている漫才をしていて驚いた。こういうのってなかなか本人達はすぐに気付かないのに、見事だと思いましたね、この漫才なら三回戦でもそれなりに戦えそうなんだけど、二回戦のあの内容では追加合格は難しそう。
もう一組はM-1一回戦で落とされた漫才を、どうもそのままやっていたようなのですが、確かにこの水準の漫才を、ノーミスでやったのならば、M-1一回戦で落とされる漫才じゃないだけに、審査に疑問が出ても致し方ない。ただM-1は二回戦まではどうしても審査員の好みにも左右されるし、長丁場過ぎて審査員の集中力が保たないときもあるから、色々と致し方ないんですけどね。
しかし某大阪の登竜門みたいになっている、テレビ局絡みではない若手の漫才賞レースで、審査員がUSJが分からなくて落とされたという話は驚いた。上方演芸の老人たちなんていうのは、そんな勉強不足な状態で、若い漫才師に「時事ネタをもっとしろ」とか言ってるんだから、お話しにならないというか、それで政治の話をしても、今日の尖閣のネタとかしても、YouTubeが分からなくて、ネタが理解できないんだろうなあ。

B001QV294W上方芸能 2009年 03月号 [雑誌]
上方芸能編集部 2009-02-09

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