大阪府警がこんな取り調べしていても驚きがないのが、そもそもダメだよな

asahi.com(朝日新聞社):脅迫的取り調べ、録音で判明 大阪府警、いす蹴り大声 - 社会

遺失物等横領みたいな微罪でどうして? という声が多いようだけど、そんなショボイ犯罪だから、人権派弁護士が出てきたりとか、マスコミが嗅ぎ付けてきたりしないという油断があるからで、むしろこういう微罪の取り調べの方が、こういう行為は横行している気がしてならないです。
まあ僕の知り合いで学生時代に万引で捕まったときに、ずっと拳銃突きつけられながら、交番で話を聞かされたという話聞いてるから、このぐらいでは全く驚かないですけどね。しかし録音されていたというだけで、もうどう考えてもアウトなのに、消去させようとして「証拠隠滅」まで付けてしまった上に、消去できていなかったなんて、笑えないことだけど笑ってしまうよなあ。
というか取り調べ可視化が、こんなに話題になってるときに、こういう事を続けているのは、危機感が全く無いというか、可視化なんてできないと、現場の連中はタカをくくってるとしか思えない。大体がこんなことやっていて、大阪府警はよく制作協力していた関西ローカルの刑事ドラマ『部長刑事』で、「警察官は取調中に机を叩いたりしない」と作り直しさせてたと思うわ。

4120040771取調べの「全面可視化」をめざして - リクルート事件元被告・弁護団の提言
石田省三郎 江副 浩正 多田武 小野正典 伊豆田悦義
中央公論新社 2009-12-16

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