関西にラーメン店が少ないのは「うどん文化」だけが理由じゃない

Business Media 誠:関西人が、あまりラーメンを食べないワケ (1/2)

関西人が、あまりラーメンを食べないということはないでしょう。ラーメン店が人口の割合に比べて少ないことは、決してラーメンを食べないというのとイコールではない。スーパーのフードコートとか、定食屋や立ち食いうどん店で、ラーメンを頼んでいる人は決して少なくない。また大阪は日清食品のお膝元ということもあって、「ラーメン=インスタント」というイメージが強くて、家で調理するタイプの生麺やそれ用のインスタントスープを出しているグリコも、大阪の企業だったりするし、ラーメンは食べるけど、ラーメン屋で食べるものという文化が、他地域ほどは浸透していないということでしょう。
では何故ラーメン専門店が伸びないのかといわれると、やはりラーメン専門店のラーメンは、関西人の外食感覚として値段が合わないというのが全てでしょう。大食な人とか、関西にも、もちろんいる趣味がラーメンという人は前提から外れますが、僕が行きつけにしているラーメン屋は、地元の堺と大阪市内に、それぞれ三軒ずつありますが、いずれの店もラーメンに半炒飯とか餃子を付けて、千円でお釣りが来る店ばかりですけど、いわゆる人気のラーメン店って、それこそ絶望先生であったように「まともなラーメン食いたけりゃ、トッピング付けて1000円以上払え」という世界なわけで、千日前とか道頓堀にもそういうラーメン店あるけど、いつ見ても平日はガラガラで、土日だけ観光客でにぎわってるパターンが多いように見える。
だからラーメン一杯で千円以上という感覚がないし、それこそラーメンになんか一品付けて、千円でお釣りが出てこないぐらいでも、割高感が強すぎると思う。それこそ大阪の他の外食の物価に合っていない。年配の人なんかになると、それこそうどんやそばと比較して、ラーメン専門店のラーメンは、これでも割高感があると思う。自分も良く父親にラーメンなんか家で食べたら100円もかからないと、それこそインスタントラーメンと、ラーメン店のラーメンの違いを認めてない人も、世代が上の人には沢山いるようにも思える。それこそ大阪だと千円払って食べられる外食の幅が、他の地域に比べても広いことも要因としてある。
だから関西人は別にラーメンを食べない訳ではなく、他の地域のようなグルメアイテムとしてのラーメン需要がないだけで、安くてそれなりに美味いラーメンを食べれる文化が息付いてると考えて良いのではないでしょうか? いつも梅田に食べに行くラーメン屋は、ラーメンに半チャーハンと餃子と唐揚げが半皿ずつ付いて、千円払ってお釣りが来る。それで業務用の量産の麺やスープ使っている訳ではないんだから、関西には関西の形で食文化としてラーメンはあるんだよ。

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