『ジャイケルマクソン』2009年12月2日放送分

ジャイケルマクソンって、一応スカパーで全国放送していて、地方ローカル局にも結構売られてるんですよね。そんな番組で宮根誠司特集ってどうなのよ(笑)。それだけ関西以外の人にも、『ミヤネ屋』知名度上がっているからこその企画でしょうか。東京に行ってしまう前に、使い倒しておこうというムードは、最近の在阪局にはあります。
パネラーとして、毎日放送の若手中堅アナがいて、収入とかの生々しい話になっていますが、相変わらず陣内の聞き方がゲスイよ(苦笑)。もうちょっと聞き方あるだろうとか、こういう聞き方して許されるのは、トミーズ雅とかでギリギリOKなキャリアで、また例えば『テレツボ』の頃のぜんじろうがこれやったら、下っ端ががむしゃらに頑張っていると思えるんだけど、陣内のキャリアとか現在のランクは、どうも中途半端なんですよね。『?マジっすか!』の頃の陣内なら成立した。
しかし収入差や露出の違いを、毎日放送の局アナが嘆いているけど、西アナや三澤アナを最後に、毎日放送の男性アナって、スケールが小さくなったという印象が強いから、それは仕方ないと思う。
宮根さんは、若手の頃は結構好きだったんですが、なんか周りに人無しの状況のせいで、どんどん大阪での立場が上になって、過剰に評価されている気がして、少し嫌な感じに思ってた頃もあったけど、こうやって活躍しているのを見ると、宮根さんが関西で売れる理由は分かります。
中盤ぐらいから完全に、宮根さんが進行を回しだして、陣内がパネラーになっていたけど、こっちの方が面白いし、番組が一気に分かりやすくなっていく(笑)。結局この番組もそうですが、関西のテレビ局って、「ポスト・上岡龍太郎」「ポスト・やしきたかじん」を探しているんだな、ああいう司会者によるフォーマットの番組とか、もう作ることが出来ないんだなというのが、実質的に宮根アナ司会状態の『ジャイケルマクソン』を見て思いました。
しかしこの番組でも語っていましたが、宮根アナの東京進出という話はなかなか難しいですよね、いま関西ローカルと関西発の全国放送で、帯番組を二本やっている中で、どこまでステップアップを志せるのかというのは、東京進出に失敗したら、羽川アナとかの列に並んでしまうわけですしね、『ミヤネ屋』が東京録りになるぐらいの安全策で、東京進出したいというのが本音でしょうね。

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井坂聡


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