富野由悠季×安彦良和対談を話題にするのも何回目だろう
ガンダムエース9月号〔富野由悠季×安彦良和対談〕より(5) - 〜ものかきの繰り言2009〜
安彦 僕は20周年の印刷物で、ニュータイプという非常にニュートラルなものを、ガンダムのテーマがどうやらそこにあるらしいと必死に理解しようとして議論を重ねている人たちの姿を見て、これはマズいなって感じたのね。
ある種の解釈を持ったヤツが別の解釈を持ったヤツに、お前は分かってない、下がれっていう、実に笑止千万な状態だった。
安彦良和が『ORIGIN』を描き始めるまで、かなり長いことインタビューとかで、「ニュータイプとかどうでも良い」っていってたのは、こういう事だったんだなというのが、凄い理解できた発言でした。高畑勲への憧憬や嫉妬も混じった高評価は、先日の毎日新聞のトミノインタビューと合わせて読みたい。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (19) ソロモン編・前 (角川コミックス・エース 80-22) by G-Tools |
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