ガンダム講談一周年記念ワッハホール公演に行ってきました

≪講談一年戦争勃発一周年記念公演≫【旭堂南半球の第二次ガンダム講談一年戦争〜宇宙（大阪）攻撃軍〜ジャブローとア・バオア・クーに散る！の章】

先月から志願兵ことボランティアとして、ライブスタッフをさせて頂いている、ガンダム講談会がいつもの小演芸場ではなく、ホールでの催しということになりました。といっても開演前の入場誘導と、幕間での物販スタッフのみで、この講談会はスタッフも出来るだけ、客席で演目を見るようにというお達しがあったので、内容もじっくり見させて頂きました。
まず最初は恒例の旭堂南陽さんによる『紀伊国屋文左衛門』の続き読みという、普通の上方講談ですが、なんと普通の講談にもかかわらず、高座がドダイYS高座のままという、ドダイに乗って『紀伊国屋文左衛門』を演じるという、古今例のない講談となったのでした。ちなみにこのドダイYS高座は、輸送料が難波にまで送るのも、一万円以上かかるということで、赤字解消のために騎乗しての撮影会500円という企画にも、多くの篤志が参加して頂きました。
南半球さんは『スパイ107号の死』『ジャブローの城攻め』の二題、名シーンの多くが南半球さんの解釈で、戦記としての血湧き肉躍る興奮、そして沢山の笑いもある素晴らしい舞台でしたが、今日はいつもと違い、これだけで終わりではありません。トニーたけざき先生との、たけざき先生が意図的に持って行ってる、噛み合わないトークコーナーを挟んで、いよいよ本日のメインイベント『オッゴの奮戦』となるのでした。
MSイグルーの主題歌を唄う、Tajaの田中菜穂さんをゲストに向かえ、舞台にキーボード兼ボーカルの田中さん、パーカッションの演奏者が入り、普段から講談会のボランティアとして活躍している四人の志願兵をバッグダンサーにして、『機動戦士ガンダム MSイグルー』というOVAを元にした。全く新しい講談となったのでした。
この舞台の素晴らしさは、僕の文章では表現しきれないので、是非とも会場限定で発売している、過去の講談会のDVDを買って、この素晴らしい舞台を、皆さんにも見て頂きたいです。場内が感動に包まれた素晴らしい一席でした。
そして『哀・戦士』のBGMと、会場全体の「ジーク・ジオン」のかけ声と共に、夢の時間は終了したのでした。改めて南半球さん、アカハナさん、∀若林さん、南陽さん、トニーたけざきさん、そして全ての志願兵の皆さん、お疲れ様でした。そして一緒に素晴らしい時間を作った、お客さんもありがとうございました。
今回は身内の招待とかで、ガンダム知らない人も多くお客さんにいたのに、そういう人達にもきちんと伝えることが出来る、南半球さんの表現力が光りましたね、特に最後の『オッゴの奮戦』は座長としての、南半球さんの存在感が半端無かったです。
この後は、お客さんも参加の打ち上げ!! という会が「レジャービル御園」の宴会場で行われて、楽しい時間を全てのガンダム講談を愛する方々と、過ごすことが出来たのでした。「御園」の飲屋街には何度か行く機会がありましたが、まさか宴会場に行くとが人生の中であるとは思いませんでした。これは凄い良い経験となりました。そうして終電HLVで帰還することは叶わず、始発HLVで帰路についたのでした。