『ロケみつ』2009年6月25日放送分

いま関西に住んでいて、お笑いのアンテナがある程度高い人は『アメトーーク』見ないで、『ロケみつ』見てるんじゃないかと思う。稲垣・桜の四国一周ブログ旅は、そのぐらい面白い、企画としては90年代中盤ぐらいからある、無茶をさせるロケ番組で、企画そのものの斬新さは低いし、番組としてのクオリティも低い、低予算を言い訳にしているような、ここ十年の関西の番組の悪い流れも、しっかり引きずっているけれど、稲垣早希のパーソナリティが全てそれを取っ払っている。他のこの番組の企画と比べても、コメント数が五倍以上の差を付けているのは、当然でしょう。
しかし今日の放送の「生まれ変わったら僕は稲垣さんのためにサイコロになりたい」というコメントは、絶対に書き込んだ人も、笑わせる狙いだと思うから、スタジオの方は笑って受けるべきだと思う(笑)。スタジオの方まで感動してるのはどうかと思った(笑)。
あと、僕は釣りや釣り番組には興味ないけど、バラエティ番組内で釣りとかするコーナーが、元々好きということを差し引いても、『ロケみつ』において、和牛・水田の「自力海鮮丼ブログ旅」は、この番組において、桜・稲垣の『ブログ旅』しか面白い企画がなかった状況を、始めて打破する気配があるように思います。
この稲垣と水田のコーナーが面白いのは、完全にそれぞれの個人のパーソナリティなんですよね、それ以外は何もないと言って良い、二人の人間性とか、素のキャラクターとか、強運や悪運を持ってくる引きの強さとか、そういうことを思い知らされる。もう僕はいま完全に「芸人に一番必要な能力は人間力」という考え方に、引きずられております。トンデモっぽい単語だから、何とか違う言葉に置き換えたいんだけど(笑)。