『新しい波16』2009年3月9日放送分

関西地区は8日遅れ放送のため、本日の視聴となりました。
M-1甲子園で活躍、ロシア計画からオレンジサンセットに改名した現役高校生の素人コンビと、東京の女性コンビとしてライブなどでは話題のニッチェが登場、これまでの『新しい波』『新しい波8』の一年間の放送と違い、今回は半年で打ちきりのような終わり方となってしまいましたが、次回の最終候補に残った芸人紹介にも、この二組は残っているという事で、番組関係者が何としても間に合わせたかったのが良く分かります。
オレンジサンセットは大阪のインディーズライブや、高校生ライブなどでもよく見かけていましたが、M-1の二回戦で千鳥の直後に出て爆笑を取ったという経験もあったように、ネタの実力はあるけれども、テレビとかはまた別のものが必要と思っていましたが、むしろその別のものがしっかり備えてあるという事のほうが印象に残りました。特に下村くんはテレビ映えがする男前だし、岡田くんとのコンビのコントラストも良い、それに何よりネタ終わりのニッチェやウエンツとの絡みが秀逸でした。はっきりいってここまで『新しい波16』に出てきたプロの芸人で、これだけの絡みが出来なかった芸人、どれだけたいたか? ということを考えれば、なんかオレンジサンセットが最終メンバーに残った事に関しては、色々とケチ付ける声も多いようなのですが、はっきりいって今回のレベルの低かった『新しい波16』の面子を思えば、彼らが残るのは不思議でも何でもないです。むしろ流石フジテレビの人たちは、よく見ているなと思った次第です。むしろ素人の高校生というパッケージに、自分たちが叶わなかった事を芸人さんや、そのファンの人たちはもっと真正面から受け止めるべきだと思います。
一緒だったニッチェは、ポップな天然もろこしとでも申しましょうか、東京の女芸人さんって、どうしてみんなこういう方向性なんだろう? という思いもありますけど、でも例えば大阪で同様のコントやっている、天然もろこしとか梅小鉢とか、コントやってるときのアジアンとかと比べると、圧倒的にポップというか、キャラクターに正直でいかにも売れそうな事を、しっかりとやってるんですよね、やっぱり分かりにくさがないというのは、お客さんに対しても優しいし、起用する側のプロデューサーとかディレクターにとっても、有りがたい事だと思うのです。