「新春ピンクカーペット&新春ホワイトカーペット」

まさかフジテレビの正月が、レッドカーペットとスピンオフ番組に占拠されるとは、「あるある大辞典」の不祥事の穴埋め番組として、この番組が始まった際に誰が思ったろうか(笑)、新春恒例の「お笑いヒットパレード」や「新春かくし芸」がもうすっかり繋ぎの番組のようになっていました。
ということで「ピンクカーペット」「ホワイトカーペット」「ゴールデンピンクカーペット」「ゴールデンレッドカーペット」の四連発を楽しませて頂きます。

647ch 美空惑星放送協會―「新春ピンクカーペット」 - カーペット1枚目。

まず「新春ピンクカーペット」は、いまいち「レッドカーペット」の常連になりきれていない人たち、しばらく出演していない人、新顔の人たちが中心になって、自分たちの代表作と言えるようなネタを出してきていました(例えばえんにちが「笑っていいとも」で、プラスマイナスが「犬を飼いたい」でしたからね)。
少しだけ気になったところを言うと、2丁拳銃の「ちょうどええ」は面白いんだけど、明らかに今のテレビのネタ番組で求められているものじゃないよなあ、ライフセーバーの一分版とか作った方が、まだ需要出るんじゃないでしょうか? モエヤンはネタの内容があれなのに、芝居の基礎がしっかりできていて、細部も作り込んでいるというのが、色々と邪魔になってきている。ミスマッチグルメほたるゲンジロケット団ハマカーンは、僕の中で東京のお笑い芸人に偏見があった頃の記憶を、素直に呼び起こさせてくれる(苦笑)。まあ大阪勢もスマイルチョップリンが人のこと言えない出来ではありましたが……。あとふとっちょ☆カウボーイは、しっかりしたネタしようとしない方が良いと思う、本人も周囲も「あらびき団」で、何を学んだんだろう? あとシソンヌは、ああいう架空ゲーム系のネタは、古くはラーメンズ、最近ではなすなかにしや(解散した)大脇里村ゼミナール、そして現在の大阪だと山口了がやっていて、誰も巧くいってないタイプのネタだから、早めに撤退した方が良いと思う、ネタ自体の内容も大脇里村や山口了と比べても数段落ちるしね。
面白かったのは、川村エミコトップリードあたり、トップリードは見るたびに面白くなっていて、いま凄い見るたびに楽しいという時期に、自分の中で入ってきています。最後にトリがNON STYLEでしたが、ネタの内容がM-1でやったパターンじゃなかったということで、この番組の収録時期が大体計れるのも楽しい(笑)。おそらくM-1決勝の前から各カーペットのキャスティングというのは、決まっていたと思うのですが、M-1で結果を出すかどうか分からない立場だったノンスタと、それほど中心でなかったという彼らの番組内の存在を考えた際に、「ピンクカーペット」のトリという扱いは、番組構成上において絶妙な保険を掛ける起用法でした(笑)。
続いての「爆笑ホワイトカーペット」は、まだレッドカーペットやピンクカーペットに出たことがない人たち、という謳い文句でしたけれど、ほとんどテレビ初登場みたいなコンビも出ている中で、レイザーラモンはともかく、ホーム・チーム江戸むらさき、そして18KINは今泉がピンで出たりしているのは、そういうノリを楽しむ向きもあるみたいだけど、正直マジ引きしてしまいました。厳しいことになってしまったなあ、という現実突きつけられているだけじゃないですか。
しかし2700かりんとう山田ひろあきはともかく、たいようボンクラーズが出てきたのに驚いた。去年のbaseレギュラー入りした人たちが、テレビでオーディション組で先越されるというのは、一体どこまで続いていくんでしょうか?
続いて「新春ゴールデンピンクカーペット」の感想に続きます。

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