M-1グランプリ感想の感想その6〜二人以上の人間が喋ってたら漫才で良い

コントと漫才は違うのよー - 真夏に悪い夢を見る

情況コントは漫才の一種ですよー。というのが返事になるんだろうか? いやもうこの基準で言ったら、カウスボタンや阪神巨人だって、ダウンタウンのやっていた漫才はもちろん、トミーズとかでもダメになるんですが、というかNON STYLEよりも、フットボールアワーサンドウィッチマンM-1でやっていたネタの方が、コント色が強いと思うんですけどね(笑)。なんかキンコンとノンスタは別の理由でイヤだったのに、「これはコントだからダメ」と言ってるんじゃないかな?
これだけ何故か単独エントリーに立てるのは、M-1の度に「こんなの漫才じゃない」という声に対して、次のような反論をしているからなんですよ(笑)。
それは、「漫才は自由だ!」ということです。

これらの過去記事の中でも書いてきましたが、漫才とはこういうモノだという枠を規制することが、漫才を狭めてしまうんですよね、「漫才は原点に立ち返るべき」というのなら、その原点を昔まで持って行くと、和服を着て三味線や鼓を持たないと漫才じゃなくなってしまうわけだし、漫才の枠を狭めてしまうのは面白くないですよ、例えばいまは漫才というカテゴリに入っている、チャンバラトリオ横山ホットブラザーズが漫才というカテゴリから外れてしまうのは、漫才というジャンルの損失ですから、僕はとことん何でも漫才と認定してしまうのが、漫才界を豊かにすることだと思います。
センターマイクがないと漫才じゃないというのなら、じゃあ青空球児・好児や、おぼん・こぼんはどうなるのか? 途中からコント入りする漫才がダメなら、カウスボタンや阪神巨人の多くの代表作もダメになるし、というか今年の敗者復活戦のダブルネームやパプア。、ソーセージはどうして準決勝まで残そうと、M-1の審査員たちは思ったのかということですからね、いやおそらく来年のM-1リターンズには、ソーセージは分からないですが、おそらくダブルネームやパプア。は呼ばれるでしょうから、これも漫才と認められて準決勝に行ったんだと、見てやって欲しいです。
というか「コントはひとりでもできるけど、漫才は最低ふたり必要」という定義は、良い定義だったなあと、改めて思いましたね。

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