「トゥーエイト」@ワッハ上方レッスンルーム

知り合いがスタッフやっているので、「一度見に来てください」と言われていたライブに行ってきました。にづかさんも誘って行ったのですが、最初開演した段階で、客席に男が僕たち二人だけという状況になっていて、少し帰りたくなりました。その後で芸人か関係者っぽい男性が二人ほどきましたが、やっぱり今の大阪の若手お笑いライブの女子率の高さを、改めて思い知らされました。

ツーエイト - みでぃの好きなところ

他のお客さんのブログレポートもあったので、そちらと視点の違いなども比較して貰えると、面白いかと思います。点数はアンケートで10点満点で書いてくれとあったので、出したものをそのまま書きます。

サブイボ立会人 漫才「地球温暖化」3点

ボケの人が「地球温暖化なんて来ない」と抵抗していく流れから、「地球温暖化になったらどうするか」という話になっていくんですが、ボケの人が「地球温暖化」は結局来ると思ってるのか、来ないと思っているのか、というのが話の流れで全く分からなかったので、さっきまで「地球温暖化は来ない」とか言ってた人が、「海面が上昇したらどうするか?」という話をしていくのに違和感がありました。あと去年末ぐらいからの、若手芸人の流行ワードの「草野仁」が使われていた。

ぷらすしこう 漫才「おとなのサザエさん」6点

カツオ、中島、タラちゃん、イクラちゃんでキャバクラに行くという、M-1二回戦でやっていたネタですが、モノマネでブラックな「サザエさん」の流れは面白いのですが、オチの来週の予告の精度がイマイチで、三回戦のレベルに入ると、弱いという印象につながりそう。

チャップリン松村 コント「めざましテレビの新コーナー」1点

黒タイツの人が内臓にインタビュー、お客さんの大半が10代か20代前半の女の子というライブでやるネタじゃないよなあ。

パプア。 コント「引きこもり」9点

引きこもりの股間から本当のキノコが生えてきて、お母さんがそれを見て……、まあはっきりいってドシモネタも良いとこのネタなんですが、みでぃさんも感想で、山城さんのオカンキャラが強烈で、下ネタという気がほとんどしなかったとありますが、会場の女の子のお客さんもほとんど引いてなくて、あれは二人の演技もさることながら、シモネタでも変な方向に流れないという、お客さんに安心感もあるんでしょう。パプア。は典型的な発想力のあるネタ作る方と、演技力がある天然キャラという組み合わせなんですが、ネタ作ってる方の子が、演技力のある方に対する信頼感が強いのが、同じような組み合わせのコンビと比べても、このコンビが良いなと感じる所です。恋愛小説家とかも西野が、このぐらいに大蜘蛛を信頼すれば跳ねるんだろうなあと思って見てしまう。

カーニバル 漫才「理想の相手」2点

女性コンビで長身金髪の方が、プロレスラーの高山善廣に似ているというのを、とにかく押しまくっているのですが、でもこの客層だと、高山分かんないよ(笑)。ツッコミの方がオアシズの大久保さんに似ていたのにも目が行きました。

チクサクコール ショートコント「とにかくアホなヤンキー、他」1点

太っている人がタンクトップで、お腹丸出しだったのですが、ネタでデブキャラネタ一切無かったのが謎でした。デブネタやらないのなら、あの衣裳はデブを強調する衣裳は邪魔だよなあ。

土佐駒 漫才「怪談」5点

まあ巧いんだけどね、教科書通り過ぎなんですよね。

トークコーナー「私のこだわり」

まあ芸人さんでやってる自主イベントだから、仕方ないんでしょうけども、トークの内容が被りすぎなのと、お客さんが引いてしまうようなシモネタが多いとか、やっぱり事前にトークの内容アンケート取って、話する人決めるとか、トーク順を決めるといった構成は大切ですね、カーニバルの高山と、ヨシヒロタイフーンと、トイレの話はあの中のどれか一つ、この三つだけでコントロールした方が良かったかな?

ガキ帝国 漫才「刑事ドラマ」5点

トークコーナーを挟んで、「巧いんだけど、教科書通り過ぎる」という感想を、二回続けることになるとは(笑)。

ビードリンカー ショートコント「ガチャピン

なんかショートコントって、ブリッジが大切なんだなということを、前半の人たちと共に思ってしまった。

ベララベラ 漫才「もてたい」7点

良かったんだけど、ネタが並列過ぎたのと、持ってくる順番が色々と惜しかった。

ヨシヒロタイフーン コント「駅員」10点

基本的に「天使と悪魔」のネタだったんですが、こんな斬新な「天使と悪魔」の設定のコントは見たことなかったです。いま大阪でピン芸人で、一人何役系のコントやってる人の中では、一番彼が良いんじゃないでしょうか? まあそのぐらいいないという事もあるんですが。

にじゅうまる 漫才「執事と坊ちゃん」6点

このネタ見るの三回目ぐらいですが、何か見るたびに印象が弱くなってる。新要素的なものが全部弱いのと、ボケの方の演技プランが大げさになり過ぎな用に思う。

トリプルエンジョイ ショートコント「気にしない」8点

ショートコントというか、リズム系あるあるネタなんですが、みでぃさんは本当に噛んだのを、アドリブでうまく処理したと書いていますが、あれって用意していた通りのネタじゃないの? 台詞の上方がわざとらしいように思ったのですが? しかし見れば見るほど、どんなに面白くなってもakitake71さんの言ってるように、絶対にいまの大阪では劇場システムでも、お笑い賞レースでも評価されないだろうなあ、あと同タイプに競争相手が大阪に全くいないから、この芸を研磨も出来ないだろうから、やっぱり早く東京に行った方が良さそう。

コーナー「パプア。山城に誕生日プレゼントをあげよう」

これも何かプレゼントの出てくる順番が変だったよなあ、最近本当に構成の大切さというのを実感します。どう考えても手紙が一番最後に来るべきだよなあ。
全体的な感想としては上位二組とそれ以外のレベルの差がありすぎたかなあという所かな、惜しいのはトリプルエンジョイとベララベラでした。パプア。とヨシヒロタイフーンは、テレビ局のお笑い賞レースの予選に、普通にエントリーしていておかしくないレベルでしょう。