「痛快！明石家電視台」ゲスト：TKO

しかし「明石家電視台」は先週がよゐこで、今週がTKO、そして明日は「よゐこ部」で、水曜日はすっかり松竹祭りの「ジャイケルマクソン」と、毎日放送は先週、今週と松竹強化週間か何かですか？（笑）
「なにをきくねん」は、TKOの木本さんの「ついに明石家テレビでれたー」という絶叫から始まりましたが、TKOの二人は苦節16年で、ついにこの番組の、このコーナーのゲストに辿り着いた事に対して感動しているのに、さんまさんは「吉本と松竹の共演」という事に感動していて、話がずれているのですが、そこはTKOが瞬間的に合わせてきましたね（笑）。よゐことかTKOと一緒に番組やる時には、さんまさんは必ずこの話するけど、さんまさんが思ってるほどには、もうこの世代の芸人はリアリティを持って、そのことを感じていないと思いますけどね、実際によゐこは吉本制作でNGKホールで収録の「ナイトinナイト」とか、大阪の若手時代に出た事あるし、TKOも「爆笑BOOING」とかの世代だから、関西のテレビで吉本芸人と松竹芸人は、同じ番組に出られなかったというのは、実際には見てきてない世代なんですよね、よゐこもTKOもさんまさんに話し合わせてるけど（笑）、まあとにかくTKOとさんまさんで感動にズレがある始まりでしたが、うまくTKOが合わせてました（笑）。
クイズのコーナーは、吉本若手枠からはハムがゲストでしたが、スマイルの時もそうでしたが、もうさんまさんがとにかくネタを振ってあげる、彼らのボケは全て分かっていて拾ってあげる、というさんまさんの後輩に対しての優しいモードが全開で、僕はもうオープニングの登場のやり取りだけで、面白すぎてお腹いっぱいになりました。いやでもこの番組での、スマイルやハムとのさんまさんの絡みを見ていると、どうして関西の他の司会者は、ここまで徹底的に弄ってあげないんだ、ということに思いを馳せてしまいますね、さんまさんが凄いと言うよりは、他の関西の司会者が、スマイルとかハムを活かしてあげられていない、というだけですよ。

TKOさんとハムさんの登場の回　痛快！明石家電子台　プチ視聴メモ：アホ理系青年の主張/窓野マサミ・真非公式Blog:

最初のハムさんのネタ見せ部分で、やはり明石家さんは諸見里さんの言動を聞き取れるパターンを使ってきた。
そういえば、ザ・イロモネア　2008年10月25日放送分　超プチ視聴メモでも、ナンチャンだけは諸見里さんの言動を聞き取れるというパターンを持ってきたということをピックアップしていたなあ。

これなんかも逆に「どうして大阪の司会者やMCは、そういう弄り方してこなかったんだろう？」という風に、さんまさんやナンチャンがやってるのを見ると思ってしまいますよね、というか実際にそれをやると、空気読めてない奴みたいな事に、若手のライブとか若手芸人しか出ていない番組だったら、なってしまいそうな気もする。このパターンは、いつも美味しいところが全部相方に持って行かれる、川見の方に「彼がボケている」という意味でスポットが当たるから、凄いコンビとしてもありがたい弄られ方になっている。実際に大阪の番組って、諸見里をピンで呼んだりする事も多かったから、「諸見里の言う事が聞き取れる」という弄り方は、結果的に川見も立てることに成功している、凄い高度な弄り方になっている。こうやってハムの扱い方については、さんまさんと南原さんが、凄い良い例を提示したけど、どこまで大阪の番組や司会者は同じ事が出来るのかなあ？
しかし今回は間プロの「ベレーボ」→「ベルーボ」とか、諸見里の「あごエキシュ」とか、さんまさんが思わず素直に笑ってしまうシチュエーションが多くあったり、多分「ベレーボ」とか「あごエキス」までは、さんまさんにとって想定内の笑いなんですよね、ところが「ベルーボ」と「あごエキシュ」は明石家工場長の思惑や経験を越えるボケだった、それに思わず素のリアクションを返した工場長というのを見れたという、凄い貴重な番組となりました。
でもさんまさんって、クイズのヒント出すの下手ですよね、「さんまのからくりテレビ」を見ても思うけど、そのヒントだったら、そりゃそんなボケ回答になるよ、というのありますもん。あれさんまさんのボケを引き出すための計算なのか、本気なのか分かんない時あるんですが、でもそういう時に必ずショージさんが「いまのはあんたのヒントが悪い」って、マジな感じで突っこんでるから、やっぱりそこは工場長の天然な部分なのかなあと思っております。
いやあでもこの水準の番組が、他の関西の番組では、もう望めないというのが残念です。結局、さんまさんか鶴瓶さん頼りということになってしまう。