どうして芸人がキャラクターを活かさないのか

Joy-Parkに行って来ました - 一汁一菜絵日記帳

ここはある男女コンビを例に出していますが、他にも大阪の男女コンビとか、女性コンビ、また女子高生とか女子大生みたいなコンビも、大抵がいわゆる「男同士でも出来るようなネタ」ですよね、どうも大阪の芸人には、キャラクターを使わないことが、漫才の純粋化になって、腕が磨かれるという幻想があるようで、そんなネタしている人は大阪の売れているベテラン漫才師には、一組もいないと思うのですが、芸人本人も、芸人に教える立場の人たちも、個性に頼らないのが正しい漫才だと思いこんでいるフシがある。
でもそれで結果的に「サザエさんをやろう」「○○のバイトをやってみたい」「学生時代が懐かしい」「時代劇をやりたい」「殉職シーンを再現したい」というネタばかりになっていて、男同士だろうが、女同士だろうが、男女だろうが、師匠と弟子でも、夫婦でも、女子高生でも、ベテランの再結成コンビでも、みんな同じような個性の漫才になってる。
この件は以前にも、にづかさんは他の男女コンビで指摘していましたが、大阪でお笑いやってる人たちに、構造的に浸透しすぎた問題になってきている。例えばid:royal_partnerさんのM-1予選レポートとか読んでもそうですが、どうして「女性コンビ」と紹介されてるコンビが「時代劇やってみたい」といって、悪代官と正義の味方のネタをするの? という風に思うんですよね、まだ医者とか公務員とか中学生とかのほうが、素直にキャラ活かしたネタしている、自分をどう見せるのが、一番お客さんに分かりやすいかという、セルフプロモーション的なことが、プロやプロを目指している人が、アマチュアに負けているというのは、結構由々しき問題だと思っております。
若手芸人とかラジオや舞台のトークで、平気で「キャラに頼りたくない」って言うからなあ、NSCは一度ぐらい小池一夫先生を、特別講師に招くべきだと思う。

岡田斗司夫のクリエーター夜話「プチクリ講演会」in多摩美術大学 その1 - 冒険野郎マクガイヤー@はてな

大阪芸術大学芸術学部キャラクター造形学科というところで講師をやっている。この学科はマンガ原作者の小池一夫が設立した。大抵のマンガ学科は文学部にあるのだが、ここはそうじゃない。それは小池さんに、マンガにおけるキャラクターの重要性を伝えたいという考えがあるから。

大阪芸術大学 小池一夫のキャラクター造形学大阪芸術大学 小池一夫のキャラクター造形学
小池一夫

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