問題なのはポルトフィーノが除外になりそうなことではない

JRA騎手・上村洋行公式ブログ「うえちんのひとりごと」:「ユキチャン」、僕じゃなくなるかも…

ポルトフィーノが出れないということで、世間は大騒ぎししていますけれど、こういう形で騎手変更になるというのは、桜花賞シーズアチャンスの乗り馬が、本田優から武豊に乗り変わった時のことを思い出したけど、あれから12年も経つのに、こういう契約も何もあったもんじゃない、騎乗依頼のあり方というのは、今一度問われるべきじゃないでしょうか? 別冊宝島大川慶次郎先生が、馬主の社台ファームに対して怒っていたけれど、ご存命なら何と仰有ってくれただろうか。ポルトフィーノが出ようが、出まいが、ユキチャンには上村洋行が、先約通りに乗るべきでしょう。

ちょっと… 小島茂之厩舎の本音(公式ブログ)

そして同じく残念なのは、別に何の反則も卑怯なこともしていない、小島茂之調教師が矢面になっていることです。もしプロヴィナージュが秋華賞に出てくることが、不的確な馬であり、ポルトフィーノの方が出るべき馬だったとしても、出走権利の順番がプロヴィナージュの方になるという、現行システムの方を叩くべきであり、ルールに則って出している調教師を責めることではない。
まして小島茂之調教師のように、ファンに対して情報を開示する窓口を作り、ファンの声を聞く門も開けている人に対して、こういう行動を取ることは、ただでさえ閉鎖的なトレセンの人たちを、ますます閉ざしてしまうこともあり得るし、有名人がブログをやり、ファンとのコミュニケーションの場を作ることのデメリットというのが、また一つ明らかになってしまった。