事なかれ主義で済ませてはいけない事態

坂を転がる前に【西部謙司】│スポニチワールドサッカープラス

宇都宮徹壱さんと西部謙司さんが、奇しくも全く同じ件について、同じ危惧を呈していますが、鹿島アントラーズは暴れ者の処分を撤回して、今回も事なかれ主義というか、身内のサポーターとして庇うことを決定したようですし、ただガンバはサポータとクラブとのミーティングで、Jリーグから「サポーターを管理できないのなら、Jリーグから出て行け」というような事を言われているということ、警視庁からマークされているということを明らかにしていましたが、その一方でこの件に対しての処分の甘さや、処分に対する遅さというのは、凄く気になる所です。
協会やリーグの派閥や、身内への甘さの問題なのか、それともガンバのフロントが敏感すぎるのか、アントラーズのフロントが鈍感すぎるのかは分かりませんが、Jリーグ「できないならリーグから去れ」と言っているというのは、Jリーグは「無観客試合」や「勝ち点剥奪」どころか、「Jリーグの正会員資格の停止や剥奪」という伝家の宝刀も、決して可能性として放棄していないということだとは思うのですが……、その割にはガンバとアントラーズのリアクションの違いは、引っかかる所が多いです。