C-1グランプリは確かにヤバイかも知れない

キングオブコントが危ない3つの理由 - おわライター疾走

いや確かに少し豪華な「ザ・ドリームマッチ」やこの前にテレ朝でやっていた「ネタのジャンル決戦!! THEおもしろキング」となりますよね、この松本が言ってることをそのままでやってしまったら、そのぐらいに松ちゃんが言ってることはヤバイ。
というか決勝に出場している芸人同士の採点なんて、絶対に公平な物になるはずないでしょう。そんなことも分からないというのは、悪いけれど相当におめでたいとしか言えないですよね、先のテレ朝の番組の優勝者が、ハリウッドザコシショウ、中川家、コージー富田になったように、芸人間投票なんてしたら、“尊敬”という気持ちがどうしても勝ってしまうから、普通に芸人としてのキャリアがある方がとにかく有利、また飛び道具的なネタをストレートに出来る人たちも有利でしょう。というかこのルールでやったら、R-1ぐらんぷりは、間違いなく村上ショージが制していますよ（笑）。芸人間の評価なんて、「友達かどうか」「同期に勝たせたい」「同期には勝たせたくない」「可愛がって貰った先輩」とかいうフィルターが入りまくって、とにかく信用出来ない物というのは目に見えている、それが無いからこそM-1グランプリのように師匠クラスというのを集める必要性がある。というか松本自身がそういうフィルターが入りまくって人だから、それに気付かないんだろうなあというのが良く分かります。
90年代にやっていた松本人志による、とんねるずや中山秀征、森脇健児、清水圭らへの批判って、厳密に言えば浜田雅功やウッチャンナンチャンにも当てはまる事だったんですよね、現実に浜ちゃんがゴルフ番組とか始めた時期に、「松本の考える理想のお笑い像に反している、ダウンタウン解散か？」みたい言われていたけど、松本は友達とか身内にとにかく甘いというのは、そのころには分かっていたから、そんなことには絶対にならないと思っていたけれど、松本自身はきちんと内容で評価していると思っているようだけど、あれは単に身内に甘いだけだと思う、自分がそういう人だから、芸人が評価という点について、身内に甘いということについて、本当に鈍いところがこういうルールを提示してしまうところでしょう。それについて疑問を呈する人がいないぐらいに、周りがイエスマンだらけというのも、また松本人志の不幸であり、自業自得ではあるのでしょうが。
それに今日はもう大阪での最初の予選一回戦が行われていて、一回戦は既に三日目に突入しているわけです。そのもう既に始まっている予選はM-1、R-1と全く同じスタイルで行われているのに、決勝だけ違うってどうよ。ということも矛盾となってくるでしょう。
とりあえず松本がどう言おうが、この大会は「C-1グランプリ」「C-1」と言われるでしょうし、TBSや吉本が本当松本が望むルールで、決勝を行うかは分からないでしょう。一年目をスケープゴートにして、二年目以降は違うルールという事も充分にありえると考えて良いでしょう。