一夜明けてJリーグの見苦しさが際立つ「我那覇事件」顛末

“勝訴”の我那覇「自分貫いてよかった」(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

一夜明けて、改めて良かった良かったというしかない、我那覇の一件ですが、一夜明けてJリーグ側の裁決を受け手の対応の見苦しさが、際立っています。ちなみにこの事件について、何も知らなかったうちの父親は、「報道ステーション」でこのニュースを知って、Jリーグ側の記者会見をニュースで見て、「謝って済む問題か」と怒っていました(笑)。

Jリーグ公式サイト:ニュースリリース:スポーツ仲裁裁判所(CAS)裁定結果について

JリーグはCASの裁定は玉虫色だと、ごちゃごちゃ言っているようですが、英訳出来る人や我那覇の弁護士さんは、Jリーグ側の訳を「都合の良いように誤訳した」と断じている人が多く、

CAS裁定要旨 | 47NEWS

こちらの記事だと、我那覇の行為がドーピングであろうが無かろうが、我那覇は医師の措置に従ったんだけなんだから、我那覇個人に責任を取らせるのはおかしいという判断をしているように取れるし、どうもCASは点滴に関しては2007年度のWADA規格では多分医療行為に当たる、という風に言ってると、複数の自分で訳している人が述べていますし、Jリーグが独自基準でやるにしても、その基準を明確にしていなかったんだから、我那覇を裁く法はなしという裁定、「備エズシテ、罰スルハ不可」というのは1657年、封建時代の日本の政治家の言葉ですが、Jリーグは残念ながら17世紀の封建国家より遅れているようです。

我那覇問題で鬼武チェアマンが謝罪(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

もはや人ごとなんだろうけど、人ごとのような川淵三郎氏のコメントも気に障ったし、なによりもJリーグ側が、この敗訴を本当に“まさか”と思っていた、勝てる戦と考えていたのなら、本当にお笑いだし、そうだとしても昨日の内に会見が出来なかった、万が一にも負けたときの対応というのを想定していなかったというのは、組織としての機能不全が著しいことを物語っている。この国のサッカー協会とリーグは、マジでダメかもしれない。

川崎、Jに我那覇制裁金1000万円返却求める:Jリーグ:サッカー:スポーツ報知

那覇の訴えに対して、協力的な態度を取らなかったクラブが、勝訴の裁定が下ったら、いきなり「金返せ」というのも厚顔だとは思うけど、それに対して「金なら返せん!」というJリーグも痛すぎる。さっさとJリーグは1000万円に利子つけて、川崎フロンターレに返却して、フロンターレはそれにのし付けて、我那覇の裁判費用の寄付に出すべきです。