M-1取ってからゆっくり振り返る時間がない二人

フラットファイヴのポッドキャスト: No.26：ヒットマン河野のフリーダム宣言

事務所の後輩のポットキャストにサンドウィッチマンがゲスト出演、M-1優勝後の話、突然始まったテレビタレントとしての活動に対する葛藤など、興味深い話が続きますが、事務所ライブの話が興味深かった。
事務所ライブではないけど、昔からサンドウィッチマンが出ているライブを、今年に入ってから東京まで見に行ったけど、明らかに周辺のレベルと一組だけ浮き上がっている彼ら、サンドウィッチマン目当てのお客さんの前では、定員100人の会場では完全にキャパオーバーになっている。
しかし需要に合わせて、300人や400人の会場を借りてライブをするには、あまりにもサンドウィッチマン以外の芸人のレベルが釣り合わないし、釣り合うゲストを呼んで大きな会場で定期公演というのは、コスト面からのリスクが出てくる。小さい事務所ではそこまでの規模のライブが出来ない。
本当なら「サンドウィッチマンは出ません」という事務所ライブと、サンドウィッチマンの冠を前面に出した、東京ダイナマイトやらU字工事といった仲間が沢山出るような、200から300のキャパのライブというのを、定期的にやるというのが一番良いのでしょうが、そしてたまに出ないと言ってるライブにもシークレットで出るということが出来れば一番良いんでしょうが、「でもM-1とってから一日も振り返る日もない。」というのは、自分たちのことだけでなく、そういった事も含めての台詞っぽい。
いまは考える時間がないけど、そういった事もきちんと本当は考えたいという気持ちが凄く感じられて、やっぱり小さい事務所でここまでのし上がってきた人たちは、大人だなあと思う、ビジネス感覚はもちろんだけど、事務所や後輩の方向性とかも、自分たちのために考えられている。