「MBSヤングタウン土曜日」 5月3日放送分

しばらくさんまさんのヤンタンって聞かなくなってたんですよ、録音はしているけど、何となく聞く気がしないというのが、年単位で続いていた。単純にハロプロの番組にさんまさんが出ているみたいなラジオになっていたというのもあるけど、一時期に比べてさんまさんが、吉本とかテレビ局の商売に理解のないところが薄くなったというか、会社やテレビ局に対する批判めいたことを、かなりこのラジオってさんまさんは直球で言う番組だったのに、そういうのが薄くなって、アイドルに対する接し方とか下ネタとかは、まだまだ大人気なくても、というかさんまさんの大人気ないという方向性が、そちらばかりになっていたのが残念で、「長い物に巻かれろ」的なトークになっているさんまさんは寂しいなあ、という風に感じることが多くて聞かなくなっていたんですが、玉井君が卒業したあたりから、ラジオの感想とかレポートを読んでいると、昔のように尖ったことを言ってくれている日が多いなと思って、さすがにリアルタイムで聞く習慣が無くなったので、録音しておいて後日に後から聞くことが多くなったけど、さんまさんの健在っぷりを確認出来るのは嬉しい。

さんま、LIVE STANDに完全ダメだし - タスカプレミアム

もうこの辺のトークは、完全にさんまさんが言いそうなことばかり、そのまま言ってくれて本当に嬉しい。吉本興業やテレビ局のビジネスに無関心を通り越して否定的、自分たちが稼いだ金が、松ちゃんの映画とか、音楽事業とか漫画出版とか、どうせ失敗することに使われることが許せないとか、そういう他の大御所芸人さんでも黙っていることを、大人気なく言ってくれるからこそ、ヤンタンのさんまさんは面白い。だからもう少し大人の受け答え出来る人とラジオやって欲しいよなあ、出来れば芸能界の外にいるような、聞き上手な人と何かやってくれないかな。ただインタビューとかが巧い人が来ると、それはそれでさんまさんは構えるから難しい所で、そう考えると「自分の最良のラジオパートナーは大津びわこ」というさんまさんの自己分析は当たっているという凄さも改めて感じる。

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