どのエンタメ業界も共通で抱えている問題

岡田さん自身が不完全と言いつつ採用した世代論について、オタク論としても、自分はオタク界の隅っこにはいるし、ここで第二世代と括られている中心世代だから、凄くよく理解出来たし、世代的に第二世代と第三世代の端境期にいるような人たちの反発が、大きいイメージだったのですが、それも分かる気がしました。
ただ岡田さんはオタク業界だけの話で書いていたけど、この世代分類と世代間のコミュニケーションの問題、そして進化する過程を見てきている世代と見てきていない世代という問題は、競馬やサッカー、お笑い界にも共通しているところが多くあって、お笑い界とか競馬界に置き換えながら、熱く読んでしまいました。
競馬ブームやJリーグブームの前から趣味にしていた世代、その後の世代、そして国際化や海外での日本馬や日本代表チームの活躍が当たり前になって以降の世代、劇場とテレビが隔絶していた時代から、東京と大阪のテレビ界が隔絶していた時代を経て、大阪から芸人が進出していく時代と、もう大阪の芸人が関西弁で東京のテレビに出ているのが、当たり前になった時代の差というのは、ここで書かれている通りの世代差を形作っていると思う。
とりあえず今日は序文だけ、もう少し考えがまとまったり、時間が出来たら各ジャンル別で書いてみます。

オタクはすでに死んでいる (新潮新書 258)オタクはすでに死んでいる (新潮新書 258)
岡田斗司夫

オタク学入門 (新潮文庫 (お-71-1)) (新潮文庫 (お-71-1)) 御社のトップがダメな理由 (新潮新書 260) 世界の電波男 オタク論! フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1)

by G-Tools