ツール・ド・フランス2007 第14ステージ

コンタドール優勝に新時代到来の予感、マイヨは動かず : CYCLINGTIME.com

前日TTでスーパータイムを叩きだしたヴィノクロフが、更に大きくブレーキしてしまったピレネー初日、超級の山を越えるときに現在の調子とか地力というのが出てしまうんでしょうか、勝ったのはスペインの若き新星・コンタドールで、これでディスカバリーチャンネル内のエースポジションは、ライプハイマーからコンタドールに移動は確実ですが、前日のTTでタイムを守ったラスムッセンとはまだまだ差がある位置にいます。しかし対ラスムッセンという意味では、エヴァンスやクレーデンより面白い存在なのは確かで、ラスムッセンやヴィノフロクもそうですが、自分から攻めていくことが出来る選手と、他が落ちてくるの待ちでないと勝てない選手という差が、コンタドールエヴァンスやクレーデンとの差としてあるというのは感じました。
しかしディヴィット・ミラーって、こんなに山岳で引ける選手になっていたのかあ、タイムトライアルスペシャリストというより、ルーラーとしての活躍の方が、今後はグランツールなどでは見られるかも知れないなあ。
そして引きといえばマイヨ・ジョーヌを抱えるラボバンクの若デッケルとボーヘルトの素晴らしさ、特に今年で引退のボーヘルトの、今年で引退するのはもったいない引きっぷりには涙が出そうです。アムステルゴールドレースでのステイゴールドナイスネイチャっぷりを、誰も茶化すことは出来ないスーパーアシストです、最後の年にツールでマイヨ・ジョーヌを引くことが出来たというのは、ボーヘルトにとっても最後の大きな勲章ですし、若デッケルマイヨ・ジョーヌのアシストをしたという経験を、自らの結果に良い形で繋げて貰いたいです。ラボバンクはこの後も良いチームになりそうです。