「スーパー競馬」と「ドリーム競馬」

【第41回フィリーズレビュー】伊藤雄二に今競馬番組の現状を想う : Brain Squall

スーパー競馬」と「ドリーム競馬」って度々比較される双子のような存在で、微妙にどちらかが評判良いときは、片方が評判悪くなるという周期みたいなものも感じているんですが、実際にいまの「ドリーム競馬」が評判ほど悪いかというと、そこまででは無いと思うのですが、やっぱりそれだけ宮川一朗太の存在は関西の競馬ファンには大きくなっていたし、水野麗奈の人気も高かったから仕方ないし、あれだけの人気司会コンビを降ろしてまで始めたことが、結局は一時は第一線から離れたがっていた杉本清を中心というのは、やっぱり食い足りないし、番組制作者の意図を計りきれない所でしょう。
僕はでも一番の「ドリーム競馬」への不満は、一時間番組で三レースから四レースの実況中継、その内の二レースはパドック本馬場入場も放送、今日の9レースまでのダイジェストもいれないといけない番組構成で、なぜ特集コーナーを入れてしまうのかが分からない。特集、予想、レース実況、その全てが一時間に収めようとして、全てが食い足りなくなっている。
僕は競馬中継番組は、KBS京都のように長い時間やっているのならともかく、一時間番組、特別なG1の時でも一時間半の番組なら、特集はやらないでレース実況とパドック解説に終始すればいいと思う、事前の取材VTRやトレセンでの調教の模様は、それこそ「サタうま」でやればいいし、「瀬戸口勉の引退特集」とか「オグリキャップを訪ねに行く」とかは、ミッドウィークに競馬番組を作ってやればいいと思う、いまの「ドリーム競馬」は詰め込みすぎて中途半端になっているし、いわゆる軽い人としがらみのある人しかいないから、どんな良い企画や特集を組んでも転がらない、その点やっぱり宮川一朗太の時折出る、思い言葉や鋭い毒舌は、本当になくしてから偉大だったと思います。
まあでもどれだけ不満や文句を並べたところで、東海テレビの「ドリーム競馬」と比べれば、何の問題もないと言えるんですけどね(笑)、あーもうあと二ヶ月で山田雅人の「ドリーム競馬」が西日本全域に流れますよ、東海地区の人たちは一足早く始まっていて、心よりご愁傷様です。
全く余談だけど、関西テレビ東海テレビ間寛平とか森脇健児とか、ゲストの傾向が似ているのも何とかならんかなあ、その点小倉の「ドリーム競馬」はわたせせいぞうとか高橋源一郎(後に司会者になりましたが)とかの独自路線のゲスト選択は、良い効果だったとはそんなに思わないけど、まだ独自色はあったよ(笑)。