「オールザッツ漫才2005」観覧募集のお知らせ

出演者がうめだ花月のお兄さん方+baseよしもとのトップ組+南海キャンディーズというのに愕然、なんかもう大阪・吉本はこの世代までを売るのに精一杯で下を売る気はないというのは、色んな事で感じていたけど、それは“当たり”と突きつけられた感すらします。
昔の始まった頃の「オールザッツ漫才」は本当にテレビでは年に一回この番組でしか見れないような人たちや、NSC卒業したばかりみたいな、いまで言うなら『baseのオーディション組でA判定貰ったことないです』というような人まで出ていた頃が懐かしい。アマチュア同然の人たちが20組ぐらい続いた午前四時に出てくるリットン調査団という素晴らしい構成の番組にはもう戻らないんでしょうか。SNOBを出せっ!! SNOBを!!
この番組は年末年始の東京のプロデューサー、ディレクターが大阪の若手チェックの場として重要視している四大テレビ番組イベント*1の一つですが、今年はとろサーモンが見つかったというような場にはならなさそうですね。せめて暁とか金時、天竺鼠ベリー・ベリー鎌鼬といった今年頑張った人たちは出してあげてほしい。
つーか、うめだ勢ってみんな仲良すぎて、客席にその日出演している芸人が見ているというのが、ヌルい空気を作りすぎてあんまり良い感じしないんだよなあ、陣内ファミリーとかTKFとかって、自分が嫌いだった頃の二丁目劇場の残り香がしてダメなんですよね、昔のオールザッツは「ライバルのネタなんか見て誰が笑うか」という緊張感があって、それでも芸人さん達が笑ってしまう人たちの素晴らしさとか、明らかに芸人さんに向けてだけネタをしているコンビがいたり、芸人さんが唯一気を許して一体となって楽しむリットン調査団という流れも良かった。そして最後を締めるのはオール阪神巨人の30分漫才、トミーズさんあたりがその役回りで初期のオールザッツ再現してくんないかなあ。

*1:他三つは、M-1グランプリ敗者復活戦、R-1ぐらんぷり準決勝、めちゃイケの「笑わず嫌い王決定戦