流石にナリタブライアンを思い出したよ

自分が保守的な老人的なファンとして、あんなレース前後にちゃかついてイレ込んでるような馬に無敗の三冠なんて崇高なものに挑戦してほしくねえよみたいに思う一方で、最後の直線は確かにナリタブライアンを思い出した。でもその一方で史上6頭目の無敗の二冠馬っていわれると、「いやいやトウカイテイオーミホノブルボンは……」なんて言いたくなるロートルファンに片足突っ込んでいる身としては言いたくなるわけで、この状況を楽しんでいるのか、苦々しく思っているのかようわからんです。
この馬のおかげで、トウカイテイオーミホノブルボンの偉業がまた語られていることを思うと、多少なりとも感謝の気持ちも出てくるのは確かです。
あとこの馬に関しては、フジキセキアグネスタキオンキングカメハメハなどにあったような、儚さというか、故障の報が流れた時に「あーやっぱり」って思ったような、『いつか故障しそうな雰囲気』というのをあまり感じないのも確かです。
それとディープインパクトは確かに物凄い競馬をしたけど、大外を回すにあたって道中であまりにも進路を開けすぎだし、佐藤哲三以外の騎手は全員あまりにも無策で今日のレースに挑みすぎではなかったでしょうか、正直、佐藤哲三以外の騎手は全員敢闘精神欠如といわれても仕方ない*1。特に二着狙いにいって失敗したら話にならない。ニシノドコマデモのカッチーとかにまでそれ求めるのは酷かもしれんけど(笑)、併せ馬しようとして結果ディープよりさらに大外回らされただけで失敗だったんだけど、それはそれでまあやろうとしたことはえらい。
しかしインティライミライスシャワーになれる可能性ちょっとではないだけの可能性残したでしょう。特に騎手が佐藤哲三なのが良い、いやーこの人は良い騎手になったなあ、インディライミの菊花賞、そしてタップダンスシチーでの古馬戦線楽しみです。ディープ打倒の一番手は佐藤哲三で間違いないです。
あとカメラのアングルの関係でフジの方では分からなかったけど、NHKのほうでははっきりと涙腺を滲ませる武豊の勝利騎手インタビューは印象的でした。南井騎手がオグリで勝った時に『勝って泣く人の気持ちが分かんない』とか若造の頃は言ってたのになあ(笑)、いやホンマに35過ぎたあたりから本当にお父さんに似てきましたね(笑)。

*1:故障していた馬の騎手は仕方ないですが。