りあるキッズ

りあるキッズについてだけもう少し書きますが、昨日のオールザッツ漫才を見てもそうだったけど、確かに現時点でも充分に面白いしテクニックも文句なしなんだけど、去年の秋から今年の春先ぐらいまでの素晴らしかったトップフォームを知っている身としては、やっぱり今回の敗者復活戦を筆頭とする今年の夏以降の出来は物足りない。
まずこれは本人というより作家のせいかもしれないけどネタが一年前の全盛期と比べて弱くなってるし、僕もこのコンビは若さとネタの古くささのアンバランスが魅力だと思い込んでいた部分があるけど、認識改めるべきかとも思った。あれでは安田君はともかく、長田君が死んじゃうし、安田君も芸の幅を狭めることになるような気がする。芸歴的に難しいかもしれないけど、うめだ花月じゃなくてBaseよしもとの方に入れてもらうか、安田君の学業の兼ね合いから難しいような気がするけど、東京に本拠を移すとかしたほうが良いかもしれない。
多分、現在の取り巻き作家連中がああいう本を書いたりしている、もしくはそういうネタを作らせるように本人達にし向けているんだと思うけど、「いとしこいし風漫才」という評価に固執しすぎているように思う。
なんかやっぱりもっと19歳らしいネタをやっておいた方が、現状はもちろんだけど今後のためにも良いように思います。とりあえずいまの安田君を活かすようなシチュエーションが多いネタでは、長田君がしんどいというか単純に損させていると思うので、もっと長田君と安田君のキャラが両方活きるネタを自分たちで練っていける環境を与えてほしいと吉本さんにはお願いしたいです。
なんか安田君が大学に進学したというのも時間取れない理由なのかとも邪推してしまう。大学に進学したのは人間の幅を広げるのにプラスかと思って応援していたけど、このままだと平山相太のようにせっかくのポテンシャルを大学進学のためにということにならないか心配。
いやでもそんなにお笑いを日頃熱心に見ていない人が、先日の敗者復活戦を見るとりあるキッズが落ちたことに納得していない人というのは結構多いようなんですが、これは審査員をはじめファンも含めたお笑い関係者がりあるキッズに設定しているハードルの高さの現れと思ってほしいです。
はっきりいって素質というかポテンシャルは、今回の準決勝に入ったメンバーの中でもトップクラスなんですから、こんなもんで良いんだと満足して欲しくないという審査員の愛情だと思うので、何とかまたきっかけ掴んでほしいです。このままじゃもったいないよ。特にM-1に関してはあと二回しかチャンス無いわけだし、過去の優勝コンビと遜色ない実力はすでにあるんだから、このままじゃもったいない。だから今回勝ち上がらなかったのは一安心していますよ僕は、10年目ラストチャンスでの優勝出来る素材ではあると思うから、頑張ってほしい。
……安田君、大学辞めない?(笑) ついでに平山と徳永も(笑)。