マイケル・ムーアに対する岡田斗司夫とキャプテン岡野の評価

放送作家岡野勇氏のサイトの掲示板で、マイケル・ムーアの評価について、岡田斗司夫さんと岡野勇さんがクロストークしているのですが、これが面白いというか、僕個人としては『オタキング良く言ってくれた!!』というところなんですが。
良いなー、紹介したいなあと思っていたのですが、どこをどう紹介して良いか迷っていたら、岡田さん自身が自分の発言をまとめていたのでそこを引用します。

 と、ここまでの自分の発言をまとめる意味でも、ムーアに対する見解を述べます。
 「ブッシュもヘストンもムーアも、大衆に対しては巨大権力であることでは同じ」
 「権力に対しては、市民は監視する義務がある」
 「だからブッシュの言うこと、ライフル協会の声明を信じないのは当然。それと同じく、ムーアの言うことも信じないのが当たり前」
 「ムーアはドキュメンタリーと銘打った作品内で、何度も不公平な描写や事実ではない編集された映像を見せた。なので『ヤラセ』と糾弾されてもしかたない。この程度の糾弾がダメなら、ブッシュを殺人者と呼ぶ資格は誰にもない」
 「ムーアはブッシュを殺人者だと何度も糾弾した。だから私はムーアをヤラセ野郎だ、と断定する」
続きです 投稿者:岡田斗司夫  投稿日: 6月18日(金)07時39分3秒
岡野勇 劇場ロビー

僕もヤラセ映像が多くて、自分の主義主張のためなら平気で演出といって事実を曲げるムーアは大嫌いですが、まあ岡田さんも言ってる「反権力主義に対する嫌悪感」と「マスメディアの方がよっぽど権力でそれに対しては反権力になるパラノイア」っていうのは、ある世代より下のオタクには多いような気もしますが。teacupなんでログが流れてしまうのが残念ですが、ある程度話しが落ち着いたら、自分用にどっかにアーカイヴしておこう。
僕たちぐらいの世代のオタクに「反権力趣味に対する嫌悪感」っていうのは、岡田さんも指摘しているようにゆうきまさみ先生の影響って大きいのかな? そういえば『王立宇宙軍』もテーマ的にはそっちですし。
もう一度ムーアに戻ると、GUIDEさんも以前に『ただの商業的な反米扇動家だったか。』と指摘していましたが、他にも色々とあるみたいです。

SAN FRANSISSYCO■2003/03/27 (木) マイケル・ムーア 1
SAN FRANSISSYCO■2003/03/28 (金) Mooreさん
network styly *:Truth about Bowling for Columbine

僕も岡田さん同様、こういうマスコミの人の方がブッシュよりも小泉よりもタチが悪いと思っているので、どうもいまのメディアのキャンペーン見ていても『華氏911』は日本でもヒットしてしまうそうなので、「反権力趣味」を出してみることにしました(笑)。
『「正義のためなら捏造報道もかまわない」というのはテロリズム』というのは、『自ら信じる正義の実行のためなら手段を選ばない』ということであり、それはやっぱりテロリズムだと僕も思います。